
2022年3月4日にヤフー株式会社(以下、ヤフー)主催でPayPayモール、Yahoo!ショッピングの中から年間のベストストアを決定する「ベストストアアワード2021」が開催されました。本記事では当日の開催の様子について、式典の内容や雰囲気などをお伝えしていきます。
この記事の目次
ベストストアアワードとは?
ベストストアアワードとは、「PayPayモール」、「Yahoo!ショッピング」に出店している全出店者を対象に、優れたストアが表彰される制度です。1年間(2021年1月~12月)で取扱高・成長率・顧客評価などの視点から総合的に評価されます。
2021年の年間ベストストアは多くのストアが軒を連ねる中から、全181ストアが選出されました。「ベストストアアワード2021」では全30部門からそれぞれ3店舗に贈られる「部門賞」を始め、「新人賞」、「カスタマーケア賞」などの「特別賞」が「PayPayモール」と「Yahoo!ショッピング」からそれぞれ選ばれています。
また、総合賞は「PayPayモール」と「Yahoo!ショッピング」からそれぞれ上位5ストアに贈られ、総合賞とは別に「PayPayモール」から、2021年を代表するストアとして「PayPayモール大賞」が選出されます。
「ベストストアアワード2021」の受賞特典は?
ベストストアに選ばれることは非常に名誉あることであると同時に、お客様からは安心感や信頼のあるストアとして認識されるものです。ベストストアアワードではこのような栄誉ある賞の授与に加えて、受賞ストアには特典が与えられます。
特典内容は盾やトロフィー以外に、日々の運営に直接影響するものもあります。具体的な特典は受賞ストアにのみ公開されるため、この場ではお伝えできませんが、ベストストアアワードを受賞することで更に売上を伸ばせる環境が提供されるでしょう。名誉ある賞に加え、特典が付与されることは、今出店しているECモールの中でのリソース配分が変わるきっかけにもなるのではないでしょうか。
「ベストストアアワード2021」開催の様子
開催当日の進行
昨年に続き、新型コロナウイルスの影響で表彰式の開催はオンラインで行われました。「PayPayモール」と「Yahoo!ショッピング」それぞれの表彰式は同時並行で行われます。式中は専用のチャットが画面上に表示され、オンラインであってもお祝いのコメントで盛り上がりを感じられる仕掛けが施されていました。

表彰式に臨むにあたって、式を楽しむための心遣いとして受賞ストアには事前にヤフーから参加記念品が贈られていました。カメラに写ったときにリアクションを取りやすくするためのプロップス、乾杯をしたり、式中に飲食できるようにアルコールが入っていないシャンパンとポップコーンは大変好評だったようです。

また、表彰式中にクイズが用意され、全問正解したストアの中から抽選で景品が贈られるとのことです。クイズの内容は「PayPayモール」と「Yahoo!ショッピング」にちなんだもので、日頃ヤフーで活躍しているストアの方が楽しめるエンターテイメントといえるでしょう。
小澤隆生さんによるメッセージ

まずは、ヤフーの現取締役専務執行役員COOであり、4月1日より代表取締役社長CEOに就任予定の小澤隆生さんからメッセージがありました。メッセージの中で「私の経歴はYahoo!ショッピングと共に歩んできました。ここまで来たのは、ストアの皆様方のおかげです。事業を通して、この恩返しをするために、4月以降ますますeコマースとヤフーを頑張っていきます」と宣言していました。
2021年に実施したZホールディングスとヤフー、LINE、そしてPayPayとの連携によって生まれたECのお話や、今後のビジョンについて話されています。その中で、多くのユーザーを抱えるLINEとの連携を加速していき、「PayPayモール」と「Yahoo!ショッピング」をLINEのユーザーにさらに使ってもらうための取り組みに注力すると力強く決意表明されていました。
受賞ストアの発表へ

執行役員ショッピング統括本部長である畑中基さんの乾杯の音頭により受賞ストアの発表が始まります。音頭では受賞ストアへのお祝いのコメントや日頃の店舗運営への感謝の言葉が添えられていました。
受賞ストアの発表が始めると受賞ストアが次々に映し出され、歓びの表情を浮かべていました。在宅勤務で自宅から参加されている方もいれば、オフィスから担当者の方が1名で参加されていたり、会議室や広いスペースで関係者が集まって参加されていたりなど参加形態も様々です。
自社のストア名が呼ばれると喜びをプロップで表現していたり、同僚とハイタッチをしていたり、ストア様ごとに画面を通して様々な形で感情を表現していました。
総合賞の発表

同時開催されていた「PayPayモール」と「Yahoo!ショッピング」それぞれの特別賞・部門賞の発表が終わると、ここからは全ストアが合流し、総合賞、大賞の発表になります。まずはYahoo!ショッピングの総合賞の発表です。ノミネートされた5ストアはそれぞれ総合賞1位に向けた意気込みを発表していました。
Yahoo!ショッピング総合グランプリ

Yahoo!ショッピングの総合グランプリは2年連続で「家電と住設のイークローバー」様が受賞されました。受賞後のコメントとして、ご愛顧いただいているお客様、ヤフーの担当営業、コロナ禍で健康管理をした社員への感謝の気持ちを示していました。
PayPayモール総合グランプリ

PayPayモールでは3年連続で「コジマPayPayモール店」がグランプリを獲得しました。お客様とヤフーの担当営業への感謝の言葉に加え、「1年を通してコロナや東京オリンピックによる市場の変化があった中で、より便利に、より楽しく、ネットならではのサービスを提供してコジマのファンを増やしていけた」とお話していました。
発表を行ったヤフーの畑中さんは「配送が早い点、後払い(ゆっくり払い)やLINEを活用してお客様との接点を増やすなど、接客的に新しい施策に取り組んだ点が結果に結びついたのではないかと思います」と述べていました。
全ストアから1社が選ばれるPayPayモール大賞
多くのストアが商いをしている「PayPayモール」と「Yahoo!ショッピング」から、たった1社が選ばれるPayPayモール大賞ですが、2021年度は「FANCL公式ショップPayPayモール店」が受賞しています。受賞のタイミングは非常に驚いている様子で「言葉が見つかりません」とコメントしていました。

また、「FANCL公式ショップPayPayモール店」の前担当営業である永田さんからメッセージが送られています。担当当時の思い出からは永田さんと「FANCL公式ショップPayPayモール店」との密な関係性が伺えるお話が多く、視聴者は一同目を離せなくなるような内容でした。
最後に、畑中さんの総括で式は締めくくられました。冒頭の挨拶で小澤さんが言及していたLINEとPayPayの連携について、畑中さんも同様に触れていたため、今後の展開が気になるばかりです。
最後に:「ベストストアアワード2021」に参加して
選ばれたストアのみが参加できるベストストアアワードですが、オンラインでありながら非常に高い熱量を感じられる式でした。他のECモールの表彰式でよくお見かけする面々から、ヤフーならでのストアまで幅広い層から選ばれているように思います。
今後、新型コロナウイルスが落ち着けば、実際の会場で式が行われる可能性もあるでしょう。出店ストアもますます充実しているので、ベストストアアワードはもちろん、「PayPayモール」「Yahoo!ショッピング」はますます盛り上がるのではないでしょうか。一朝一夕でたどり着ける場所ではありませんが、ぜひ受賞ストアのサイト設計や施策を自社の運営に活かしていただければと思います。
「PayPayモール」と「Yahoo!ショッピング」それぞれのベストストアアワード受賞ストアについては下記よりご覧ください。
▼ベストストアアワード受賞ストア
https://shopping.yahoo.co.jp/promotion/event/beststores/shp/shop_year/
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