2026年夏の暑さに関する意識調査、西日本エリアで8割超が「例年より暑い」と回答 マクロミル調べ

株式会社マクロミルが運営するMacromill News事務局は、2026年の夏の暑さに関する全国規模のアンケート調査を実施し、その結果を公開しました。調査は全国18歳から79歳までの男女3,000人を対象に、8月5日から8月7日の期間で行われました。

近年の日本では、夏の極端な暑さが深刻化しており、気象庁も「猛暑日」や「酷暑日」といった予報用語を導入するなど、警戒が強まっています。こうした暑さが恒常化する中で、消費者のライフスタイルや購買行動にどのような影響が出ているのか、リアルな生活防衛意識と行動の変化が明らかになりました。

西日本エリアで暑さへの警戒感が特に高まっています

今年の夏の暑さについて「例年より暑い」と感じている人の割合は、全国平均で66.2%となりました。地域別に見ると、近畿・中国・四国・九州地方といった西日本エリアでは8割を超える結果となり、東日本エリアと比較して暑さへの警戒感が顕著に高まっていることがわかりました。

特に、令和8年熊本地震により避難生活を余儀なくされている方も多い九州地方では、「例年よりとても暑いと感じる」が52.8%、「例年より暑いと感じる」が21.7%、「例年よりやや暑いと感じる」が13.2%で、合計87.7%の方が例年より暑いと回答しています。

外出を控える判断基準は「36℃」がボーダーラインとなっています

暑さによる熱中症は命に関わる危険な状態を引き起こす可能性があります。そこで、天気予報の最高気温が何度を超えたら外出を控えたり予定を変更したりするのか、その判断基準について調査が行われました。

全国平均では「36℃」という結果になり、性別や年代による大きな差は見られませんでした。日本人の平熱とされる「36℃」が、外出を控えたり予定を変更したりする、暑さから身を守るための安全確保のボーダーラインになっている実態が浮き彫りになりました。

外出を控える・予定を変更する基準となる天気予報の最高気温

さらに、地域別に今年8月の最高気温と、先ほどのボーダーラインを比較したところ、興味深い傾向が見られました。北海道、東北、中部の日本海側を除く多くの地域において、最高気温がボーダーラインを超過しており、生活者の許容範囲を超える過酷な気象条件となっていた実態が明らかになりました。

2026年8月の最高気温と外出を控える基準の比較

外出を控える代わりに「巣ごもり消費」が増加しています

暑さを避けるために外出を控えた、あるいは控える可能性がある人に対して、その代わりに増えた・増えそうな行動について尋ねたところ、最も多かったのは「食料品や日用品の買いだめ・まとめ買い」で31.6%、次いで「冷涼アイテムの購入・ストック」が26.1%となり、普段の買い物のまとめ買いやストック行動がトップ2を占める結果となりました。

性年代別に分析すると、「食料品や日用品の買いだめ・まとめ買い」は女性50代から70代で4割に達し、主なけん引層となっています。一方で、「冷涼アイテムの購入・ストック」については、男性18歳から29歳と50代で3割を超え、女性よりも高い割合を示しました。

また、「ECサイトでのショッピング(実店舗の代わり)」は男性18歳から29歳が最も多く、次いで女性60代が高い結果となり、シニア世代でも5人に1人が暑さ対策としてネットショッピングを活用している実態が明らかになりました。

「動画定額配信サービス」「オンラインゲーム・スマホアプリ」「電子書籍・漫画アプリ」といったデジタルコンテンツについては、若年層ほど利用率や利用意向が高く、いずれも男性が女性を上回る傾向が確認されました。

さらに「フードデリバリー」についても若年層ほど利用率が高く、サービス対象エリアが限定されているものの、男女18歳から29歳では2割を超えています。

暑さで外出を控える代わりに増えた行動

買い出しや運動の時間帯をシフトする傾向が見られます

日常生活において、暑さを避けるために行動がどのように変化したのかについても調査が行われました。

数年前と比較して、行動のタイミングを「早朝」「夜間」「涼しい時間帯」にシフトしたという回答では、1位が「食料品・日用品の買い出し」で30.2%、次いで「庭の手入れ・外掃除」が25.7%、「散歩・ランニングなどの運動」が19.7%という結果になりました。

一方で、行動そのものを「やめた」という回答では、「散歩・ランニングなどの運動」が14.7%で1位となりました。いずれも早朝や夜間など、涼しい時間帯にシフトさせている実態が浮き彫りになりました。

数年前と比較した暑さを避けるための行動変化

夜間の暑さが睡眠に与える影響、女性は温度設定に悩む傾向です

夜間の暑さによる睡眠の悩みや不調についても調査が実施されました。

全体で最も多かったのは、「夜中に何度も目が覚める」で21.5%となりました。また、「睡眠時間はとれているが、朝起きても疲れが取れていない」については、女性40代から50代が全体平均と比べて5から10ポイント程度高い結果となっています。

男女差が特に大きかった項目は「冷房の設定温度」に関するものでした。女性50代以下では「寝心地が良い設定温度がわからない」が20%を超える結果となりました。冷房による身体の冷えと暑さ対策との間で板挟みとなり、適切な温度管理の難しさに直面している実態がうかがえます。

夏の睡眠に関する悩みや不調

暑さ対策グッズは「日傘」が最多、男性の所有率も上昇しています

最後に、暑さを乗り切るためのお助けグッズについて調査が行われました。

「現在持っているもの」の1位は「日傘」で45.6%となりました。昨今では男性の所有率も上昇しており、所有率は19.9%で、5人に1人に相当します。2位は「ハンディファン・携帯扇風機」で28.1%となり、こちらは30代以下の若い世代で高い傾向が見られました。

また、「今年初めて購入したもの」の1位も「日傘」で6.5%となり、男女、年代を問わず幅広い層が購入しています。強い日差しから身を守る対策グッズとして、日傘が広く浸透している様子がうかがえます。

暑さ対策グッズの所有率と今年初めて買った人の割合

調査概要

今回の調査は、マクロミルが主体となってインターネットリサーチの手法で実施されました。調査対象は全国18歳から79歳までの男女3,000人で、令和2年国勢調査の性年代別人口比率に基づく人口構成比割付が行われました。調査期間は2026年8月5日水曜日から2026年8月7日金曜日までです。

なお、本文の数値は小数点第2位で四捨五入されているため、合計が100%とならない場合があります。また、「例年より暑い」計は、「例年よりとても暑いと感じる」「例年より暑いと感じる」「例年よりやや暑いと感じる」の合計を示しています。2026年8月の最高気温については、気象庁の過去の気象データ検索より2026年8月の暫定値(期間:8月1日から18日)が出典となっています。

出典元:株式会社マクロミル Macromill News事務局

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