AI検索時代の購買行動調査、AI利用者の57.2%が「AIの回答がきっかけで購入経験あり」株式会社TaTapが発表

SNSマーケティング支援事業を展開する株式会社TaTap(東京都千代田区、代表取締役:富田龍介)が、全国の20歳から49歳までの男女321名を対象として「AI検索時代の購買行動調査」を実施し、その結果を公表しました。生成AIやAI検索サービスの利用が日常生活に浸透する中、AIによる回答が実際の商品購入にどのような影響を与えているのか、そしてAIで知った商品について消費者がどこで情報を「確認」しているのかを調査しています。

調査結果の主なポイント

  • 生成AI・AI検索サービスの利用経験者は77.9%に達し、「ほぼ毎日利用」と回答した割合は36.4%(20代では54.5%)となっています。
  • AI利用経験者のうち57.2%が「AIの回答をきっかけに購入・申込・来店した経験がある」と回答しています。
  • 一方で、「調べずにAIの回答だけで判断する」という回答はわずか2.4%にとどまり、大多数の消費者は購入前にSNSや検索エンジンで情報の裏付けを取っていることが明らかになっています。
  • 情報の裏付けを取る先としては、Google等の検索エンジンが41.2%で最多となり、それに続いてXが34.0%、Instagramが28.4%、YouTubeが25.6%となっています。SNSと動画プラットフォームの延べ選択数はGoogleの約2.5倍に達しています。
  • AIに推奨された商品についてSNS上の口コミがほとんど見つからない場合、62.0%が不安を感じ、34.4%は「購入をやめることがある」と回答しています。
  • AIの回答において企業のSNS投稿や動画コンテンツが引用元として表示されると、59.6%が「信頼性が上がる」と回答しています。

調査実施の背景

ChatGPTをはじめ、GoogleのAI Overviewといった生成AIサービスを起点として商品やサービスを知る機会が急速に拡大しています。企業のマーケティング活動においても「AIの回答結果に自社の情報を表示させる」LLMO(AI検索最適化)への関心が高まっている状況です。しかしながら、AIの回答がその後の購買行動にどのように影響を及ぼしているかについて、定量的なデータで示した調査は多くありませんでした。そこで同社は、AI検索とSNSの関係性を消費者データで明確にするため、本調査を実施したとのことです。

詳細な調査結果

AI利用者の57.2%が「AIの回答がきっかけで購入経験あり」

AI利用経験者(n=250)を対象に調査したところ、AIの回答がきっかけとなって商品・サービスを購入(申込・来店を含む)した経験が「何度もある」と回答した割合は27.2%、「1〜2回ある」と回答した割合は30.0%となり、合計で57.2%が購入経験ありと答えています。特に20代においては「何度もある」という回答だけで44.2%に上り、AIがすでに購買の入口として重要な役割を果たしていることが示されています。

AIの回答がきっかけの購入経験
【図3】AIの回答がきっかけの購入経験(AI利用者 n=250/単一回答)

「AIの回答だけで判断する」は2.4%のみ、情報の裏付け先としてSNSが上位に

AIで初めて知った商品について、購入前にどこで情報を調べるかを複数回答形式で質問したところ、Google等の検索エンジンが41.2%で最も多く、続いてXが34.0%、ECサイトのレビューが28.8%、Instagramが28.4%、YouTubeが25.6%という結果になっています。「調べずにAIの回答だけで判断する」という回答は2.4%(250人中6人)にとどまっており、消費者にとってAIの回答は最終的な"答え"ではなく、あくまで"候補の提示"として受け止められていることが分かりました。X・Instagram・YouTube・TikTokの延べ選択数は259件で、Google(103件)の約2.5倍となっています。

AIで知った商品を購入前に調べる場所
【図4】AIで知った商品を購入前に調べる場所(AI利用者 n=250/複数回答)

SNS上に口コミがないと62.0%が不安を感じ、34.4%は「購入をやめることがある」

AIによって推奨された商品を調べた際、SNS上に投稿や口コミがほとんど見つからなかった場合について質問したところ、「不安になり、購入をやめることがある」が34.4%、「少し不安になるが、購入はする」が27.6%となり、合計62.0%が不安を感じると回答しています。AIに取り上げられた商品であっても、SNS上に情報が存在しなければ3人に1人が購入を取りやめる可能性があり、SNS上の情報量そのものが購買の前提条件になりつつあることが明らかになりました。

AIですすめられた商品にSNSの口コミがなかった場合
【図6】AIですすめられた商品にSNSの口コミがなかった場合(AI利用者 n=250/単一回答)

AIの回答への「引用元表示」で59.6%の信頼性が向上

AIの回答において企業のSNS投稿やYouTube動画が引用元として表示された場合、59.6%が「信頼性が上がる」と回答しています(「引用元があると信頼が上がる」28.4%+「内容によっては上がる」31.2%)。AI経由での認知とSNS上のコンテンツの品質は、切り離すことができない密接な関係にあることが示されています。

このほか、情報探索の起点(生成AIが16.5%でSNS単独12.1%を上回り第2位)、AIとSNSの信頼度の比較、消費者が企業に求める発信形式など、全11点のグラフを含む詳細な分析結果が公開されています。

調査の概要

  • 調査名称:AI検索時代の購買行動調査(TaTap SNS調査 第1回)
  • 調査主体:株式会社TaTap(自社調査)
  • 調査手法:インターネットリサーチ(外部モニターパネルを利用したセルフ型調査)
  • 調査対象:全国の20歳から49歳までの男女
  • 有効回答数:321名(20代112名/30代105名/40代104名、男性168名・女性153名)
  • 調査期間:2026年7月30日から8月1日まで

株式会社TaTapについて

株式会社TaTapは、Instagram・TikTok・YouTube・Xを中心としたSNSマーケティング支援事業およびインフルエンサーマーケティングサービスを提供する企業です。SNS運用代行、インフルエンサーのキャスティング、ギフティング施策、ECやD2Cブランドの売上成長支援、AI検索対策(LLMO)コンサルティングまで、一気通貫でサービスを提供しています。「TaTap SNS調査」は、消費者のSNSやAI利用実態を継続的に把握するために定期的に実施している自社調査プロジェクトです。

  • 会社名:株式会社TaTap
  • 所在地:〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町1-3-4 アルファビル3階
  • 代表者:代表取締役 富田竜介
  • 事業内容:SNSマーケティング支援、インフルエンサーマーケティング、EC支援ほか

出典元:株式会社TaTap プレスリリース

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