ジグザグ、越境EC「WorldShopping」で医薬部外品の取り扱い開始から4ヶ月の購入傾向を発表
株式会社ジグザグ(東京都渋谷区、代表取締役CEO:仲里一義、代表取締役COO:鈴木賢)が、同社が提供する越境EC支援サービス「WorldShopping BIZ」と海外カスタマー向けの購入代行サービス「WorldShopping」において、2026年5月から医薬部外品の取り扱いをスタートしたことを発表しました。これに伴い、日本独自の制度である「医薬部外品」の特徴と、取り扱い開始から約4ヶ月間における購入傾向に関するデータが公開されました。
医薬部外品とは——世界に類を見ない日本独自の制度
「医薬部外品」は、日本の薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に基づいた独自の分類であり、海外には同等の制度が存在しない日本特有のカテゴリとなっています。
医薬部外品(化粧品含む)の国内市場は1兆円を超える規模の巨大マーケットとされています。Mordor Intelligenceによる分析では、医薬部外品スキンケアに限定したグローバル市場においても、2026年に252.8億米ドル、2031年には414.1億米ドルに到達すると見込まれており、2026年から2031年にかけての年平均成長率(CAGR)は10.35%と予測される成長市場です。
日本における「医薬部外品」は、医薬品ほどの強力な効果効能は謳えないものの、化粧品と比較してより具体的な効能効果(美白、育毛、殺菌・消毒、制汗など)を表示することが可能な、日本の薬機法上における独自の区分となっています。
これらの商品は、同じ製品カテゴリであっても国によって取り扱いが異なっています。例を挙げると、日本国内において医薬部外品として扱われている制汗剤は、EUでは化粧品として分類されており、日本国内で化粧品として扱われている日焼け止めは、アメリカでは医薬品として分類されています。
「医薬部外品」が越境ECで注目される理由
2025年11月から施行された薬機法改正により、要指導医薬品のEC販売解禁が進行しており、OTC医薬品・医薬部外品のEC市場全体が制度的な追い風を受けています。
また、2026年7月の訪日外客数は344.2万人となり、7月として過去最高を更新しました。中国が前年比56.1%減という大幅な減少を記録した一方で、韓国(+31.9%)、台湾(+26.4%、単月初の70万人超)、香港(+54.8%)が大きく伸長しています。
医薬部外品は、元々中国人観光客による「爆買い」の象徴的な商品でしたが、現在では韓国・台湾・香港を中心とした定番の土産として、リピーター消費へと構造が変化しつつあります。
さらに、円安基調が継続していることから、訪日中の「旅ナカ」での購入に加えて、帰国後の「旅アト」においても割安な日本製品を購入し続けたいというニーズが高まっています。
※日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2026年7月推計値)」(2026年8月19日発表)
提供の背景
のど飴や、目薬・液体絆創膏・冷却シート・制汗剤といった医薬部外品は、中国語圏において「神薬」と称され、訪日中の代表的な購入品として長年にわたり親しまれてきました。近年においては、SNSやクチコミを通じて、韓国語・繁体字圏の旅行者の間においても認知が広がりつつあります。
一方で、これらの商品の多くは大型商品ではなく、日常的に消費・使い切るタイプの商品であるため、帰国後に「また購入したい」と思っても、購入できる手段が限られているという課題が存在していました。
同社は、訪日中(旅ナカ)に生まれたブランド体験を、帰国後(旅アト)においても購買として継続できる環境を整備することを目的として、越境EC購入代行サービス「WorldShopping」における医薬部外品の取り扱いを開始しました。あわせて、2025年11月より段階的に施行されている改正薬機法により、OTC医薬品・医薬部外品を取り巻くEC環境の整備が進んでいることも、今回の取り扱い開始を後押ししています。
WorldShoppingにおける医薬部外品取り扱いの状況
取り扱い開始から約4ヶ月で購入実績の多い国・地域としては、米国が最も多く、マレーシア、シンガポールがこれに続き、計9か国・地域から購入されています。
人気商品としては、生理用ナプキン、薬用ホワイトニング歯みがき、薬用スキンケア(クリーム・美容液)等が上位を占めています。(※2026年8月末時点、WorldShopping調べ)
今後の展開
同社は今後、医薬部外品に加えて取り扱いカテゴリ・ブランド数の拡大等を進めるとともに、「WorldShopping BIZ」を通じて、国内事業者がこうした需要を取りこぼすことなく越境ECで販売できる体制の構築を支援していくとのことです。また、訪日中の購買体験と帰国後の購買を接続する「インバウンド導線支援モデル」の拡充により、旅ナカ・旅アトを通じた一気通貫の海外販売支援を推進し、越境EC・インバウンド市場における取り組みをさらに強化していく方針です。
サービス概要
WorldShopping BIZ:概要
「WorldShopping BIZ」は、海外販売を開始したいすべての国内EC事業者に対して、海外決済・海外配送・多言語カスタマーサポートまでを一体で支援する越境EC対応サービスです。国内ECサイトへ専用タグを設置することで、228の国と地域への海外販売に対応します。国内外で16件の特許を取得した仕組みにより、国内EC事業者の安心・安全な海外販売を支援しています。
インバウンドシリーズ:概要
「インバウンド導線支援モデル」は、訪日外国人観光客の来店から購買までの導線を最適化する取り組みです。「インバウンドナビ」「インバウンドスワイプ」等のサービスを通じて、店頭での購買体験を帰国後の継続購入へとつなげる仕組みを提供しています。
企業情報
会社名:株式会社ジグザグ(zig-zag, Inc.)
上場区分:東京証券取引所グロース市場(証券コード:340A)
代表者:代表取締役CEO 仲里一義、代表取締役COO 鈴木賢
設立:2015年6月24日
所在地:東京都渋谷区桜丘町14-1
事業内容:
・WorldShopping BIZ:EC事業者向け海外販売支援サービスの開発・提供
・WorldShopping:海外カスタマー向け購入代行サービスの開発・提供
・インバウンド導線支援モデル:訪日インバウンド顧客の来店〜購買までの導線最適化支援(インバウンドナビ・インバウンドスワイプ等を提供)
出典元:PR TIMES
