シニア層のサプリメント利用実態調査、半数超が日常的に摂取も「相談できない不安」が課題に

シニア専門のマーケティングプラットフォームを展開するコスモラボ(運営会社:コスモヘルス株式会社、本社:東京都港区、代表取締役社長 小塚 崇史)が、シニア層における「サプリメント」に関するアンケート調査レポートを発表しました。

今回の調査は、50歳以上のシニア層を対象として、サプリメントの摂取状況、関心のある種類、身体の悩み、選択時に重視するポイント、通販利用への不安、継続意向などについて実施されました。調査の結果、サプリメントがすでに生活習慣の一部として定着しつつある現状が明らかになった一方で、選択方法や安全性に対する不安が利用拡大の障壁となっている実態が浮き彫りになったということです。

調査の主なポイント

サプリメントは身近な生活習慣として定着

「毎日飲んでいる」と回答したシニアが41.0%と最も多く、「たまに飲んでいる」(9.4%)、「週に数回飲んでいる」(3.6%)を加えると、半数を超えるシニアが現在サプリメントを取り入れていることが分かりました。また、「以前は飲んでいたが、今は飲んでいない」という回答も24.9%に上り、利用経験者が幅広い層に広がっていることが明らかになっています。

日々の不調と加齢への不安が関心の中心

身体で気になる悩みとしては「血圧・血糖値・コレステロール」(49.5%)、「ひざ・腰・関節の違和感」(46.2%)、「目のかすみ・疲れ・見えにくさ」(42.6%)が上位を占めました。サプリメントを飲む目的については「今の健康を維持したい」(55.7%)、「できるだけ長く元気に過ごしたい」(50.3%)が高い数値を示しており、病気の治療というよりも"年齢とともに増える不安への日常的な備え"として捉えられていることが分かります。

安心感が選択の決め手、相談のしやすさが不足

サプリメント選びで重視される点としては「安全性・信頼できる会社」(69.6%)、「続けやすい価格」(57.0%)、「効果・成分が分かりやすい」(47.8%)という結果になりました。一方で、通販での不安要素では「相談できないのが不安」(63.2%)が突出して高く、商品の魅力だけではなく、納得して選べる導線への需要が強いことが浮き彫りになりました。

調査結果の詳細

現在のサプリメント摂取状況について(有効回答者数:1211名)

健康のためのサプリメント摂取頻度を確認したところ、「毎日飲んでいる」(41.0%)が最も高く、「以前は飲んでいたが、今は飲んでいない」(24.9%)、「飲んだことはない」(21.1%)が続きました。「たまに飲んでいる」(9.4%)、「週に数回飲んでいる」(3.6%)を含めると、現在利用している層もかなり厚いことが確認できます。

サプリメントは一部の健康意識が高い人だけのものではなく、シニア層にとってかなり身近な選択肢となっています。同時に、中断経験者も少なくないことから、始めること以上に"続ける価値を感じられるか"が重要なテーマであるといえるでしょう。

サプリメント摂取状況グラフ

現在飲んでいる方が興味のあるサプリメントの種類(複数回答可/有効回答者数:654名)

現在飲んでいる方が興味を持っている種類では「腸内環境・乳酸菌系」(46.5%)が最も高く、「関節・ひざ・腰ケア系」(35.3%)、「血液・生活習慣サポート系」(33.5%)、「目の健康サポート系」(32.1%)が続きました。

すでに利用している方ほど、より具体的な悩みや体感に近いカテゴリへ関心が向いています。単なる健康維持から一歩進んで、"自分の不調に合うものを選びたい"という意識が強まっていると考えられます。

現在飲んでいる方の興味のあるサプリメント種類グラフ

現在飲んでいない方が興味のあるサプリメントの種類(複数回答可/有効回答者数:1211名)

非飲用層が関心のあるサプリメントは「関節・ひざ・腰ケア系」(31.9%)、「目の健康サポート系」(28.1%)、「腸内環境・乳酸菌系」(27.5%)が上位でした。一方で「まだ特に決めていない」(23.9%)も一定数存在します。

関心はあるものの、具体的に何を選べばよいかまでは定まっていない方が多いことが分かります。だからこそ、"悩み別に分かりやすく整理された提案"があるかどうかが、利用の後押しになりやすい領域であるといえます。

現在飲んでいない方の興味のあるサプリメント種類グラフ

自身の身体で特に気になっていること(複数回答可/有効回答者数:1211名)

自身の身体で気になることでは「血圧・血糖値・コレステロール」(49.5%)が最も高く、「ひざ・腰・関節の違和感」(46.2%)、「目のかすみ・疲れ・見えにくさ」(42.6%)が続きました。「免疫力UP・風邪予防」(26.8%)や「骨・カルシウム不足」(20.3%)も一定数確認されています。

サプリメントへの関心は、抽象的な健康志向というよりも、加齢とともに増える具体的な不調や将来不安に結びついています。悩みの種類が広いため、ひとつの訴求だけではなく、目的別の導線設計が重要になると考えられます。

身体で気になることグラフ

サプリメントを飲む主な目的(複数回答可/有効回答者数:1211名)

サプリメントを飲む目的は「今の健康を維持したい」(55.7%)が最多で、「できるだけ長く元気に過ごしたい」(50.3%)、「年齢による衰えを感じている」(35.5%)、「将来の健康が心配」(25.7%)が続きました。

サプリメントは"症状が出てから使う対策"というよりも、"先回りして備えるもの"として受け止められています。今すぐ治したい悩みだけでなく、今後の衰えや生活の質の低下を穏やかに防ぎたいという意識が背景にあるようです。

サプリメントを飲む目的グラフ

サプリメントを選ぶときに特に重視する点(複数回答可/有効回答者数:1211名)

サプリメントを飲む際に重視する点は「安全性・信頼できる会社」(69.6%)が突出し、「続けやすい価格」(57.0%)、「効果・成分が分かりやすい」(47.8%)、「国産・品質への安心感」(41.0%)が続きました。

シニア層にとってのサプリメント選びは、流行や話題性よりも"安心して継続できるか"が中心です。成分の強さだけでなく、会社への信頼、価格、説明の分かりやすさが総合的な判断材料になっていることが分かります。

サプリメント選びで重視する点グラフ

通販でサプリメントを購入することについての感じ方(有効回答者数:1211名)

通販でのサプリメント購入は「利用したことがない」(25.7%)が最も高い一方で、「よく利用している」(21.6%)、「たまに利用する」(20.7%)、「以前は利用していたが、今は利用していない」(20.5%)もほぼ並びました。「あまり利用しない」(11.5%)は少数です。

通販への接点はかなり広がっていますが、利用経験の濃さには差があります。日常的に使う層と距離を置く層が混在しており、通販そのものへの慣れが商品選択や継続率にも影響している可能性があります。

通販購入についての感じ方グラフ

通販で不安に感じる点(複数回答可/有効回答者数:698名)

通販での購入に関する不安点は「相談できないのが不安」(63.2%)が突出し、「支払いが不安」(25.9%)、「操作が難しそう」(19.6%)、「本当に届くか心配」(17.0%)が続きました。

最大の壁は物流や価格よりも、"人に確認できないこと"です。自分に合うのか、どれを選べばいいのか、何かあったときに相談できるのかが曖昧なままでは、通販は便利でも安心な買い方とは感じにくいようです。

通販で不安に感じる点グラフ

サプリメントをどのくらいの期間続けたいか(有効回答者数:698名)

サプリメントを飲み続けたい期間は「効果を見ながら決めたい」(69.3%)が圧倒的で、「1年以上続けたい」(9.2%)、「半年くらい」(8.6%)、「2〜3か月」(8.3%)が続きました。「1か月程度」(4.6%)は少数です。

シニア層は最初から長期継続を前提にしているわけではなく、まずは効果実感を確かめたいと考えています。導入時には定期購入の強さよりも、"試しながら判断できる柔軟さ"が受け入れられやすいと考えられます。

サプリメント継続希望期間グラフ

1か月あたりサプリメントに使ってもよい金額(有効回答者数:698名)

1か月あたりのサプリメントの予算(価格帯)は「1,000〜2,999円」(41.4%)が最多で、「3,000〜4,999円」(30.2%)、「1,000円未満」(18.8%)が続きました。月5,000円未満で考える方が大半を占めています。

価格への感度は高く、継続前提の商品であるほど月額負担は重要です。高額でも魅力があれば売れるというよりも、"無理なく続けられる価格"であることが、安心して始める前提条件になっているといえます。

サプリメント月額予算グラフ

サプリメントを飲む上で不安に思うこと(複数回答可/有効回答者数:698名)

サプリメントを飲むことでの不安は「本当に自分に合うか」(60.2%)が最も高く、「効果を感じられるか」(55.6%)、「飲み続けて安全か」(55.4%)、「薬と一緒に飲んでよいか」(35.1%)が続きました。「特に不安はない」(4.0%)はごく少数です。

ここから見えるのは、サプリメントへの関心が高いほど、自己判断への不安も強いということです。特にシニア層では服薬との関係や長期安全性が重要であり、"分かりやすい案内"の価値は非常に高いと考えられます。

サプリメントへの不安グラフ

自分の悩みに合ったサプリメントを分かりやすく案内してもらえるとしたら(有効回答者数:698名)

「自分の悩みに合ったサプリメントを紹介してもらえたら?」の質問に関しては、「内容によっては利用したい」(41.5%)が最多で、「どちらとも言えない」(31.4%)、「あまり必要ない」(20.3%)が続きました。「ぜひ利用したい」(6.7%)は多くありませんが、一定のニーズがあります。

積極的に案内を求める方ばかりではないものの、条件が合えば使いたいという受け止め方は十分にあります。押しつけ感のある訴求よりも、自分の悩みに合わせて選べる納得感のある案内が、利用意向を高める鍵になると考えられます。

サプリメント案内希望グラフ

調査結果の総評

今回の調査から、サプリメントはシニア層にとってかなり身近な健康習慣になっていることが分かりました。「毎日飲んでいる」(41.0%)を中心に現在利用層は厚く、「以前は飲んでいたが、今は飲んでいない」(24.9%)も多いことから、利用経験は非常に広い範囲に及んでいます。

関心の背景には、「血圧・血糖値・コレステロール」(49.5%)、「ひざ・腰・関節の違和感」(46.2%)、「目のかすみ・疲れ・見えにくさ」(42.6%)といった加齢に伴う具体的な悩みがありました。目的も「今の健康を維持したい」(55.7%)、「できるだけ長く元気に過ごしたい」(50.3%)が中心で、サプリメントは将来不安への備えとして選ばれています。

一方で、選ぶときに最重視されるのは「安全性・信頼できる会社」(69.6%)であり、価格や成分の分かりやすさも重要視されています。つまり、興味があっても"良さそうだから買う"のではなく、"安心して続けられるか"を総合的に見て判断していることが分かります。

通販では「相談できないのが不安」(63.2%)が最大の壁で、飲用時の不安でも「本当に自分に合うか」(60.2%)、「効果を感じられるか」(55.6%)、「飲み続けて安全か」(55.4%)が高く出ました。便利さは理解されていても、納得しながら選べる環境がまだ不足しているといえます。

総じて、シニア層のサプリメント市場では"関心がない"のではなく、"選び方に確信が持てない"ことが最大の障壁です。安全性、価格、効果、服薬との相性まで含めて分かりやすく説明し、個々の悩みに沿った提案ができるかどうかが、今後の利用拡大と継続率向上の鍵になると考えられます。

コスモラボについて

コスモラボは、シニアに特化したマーケティングサービス全般を提供しています。主に60歳以上の約30万人のシニア会員を対象に、広告、アンケートリサーチ、インタビュー調査、ホームユーステストなど、多彩な調査手法で企業のマーケティング活動を支援しています。

調査概要

調査方法:ネットリサーチ
調査地域:全国
対象者:「コスモラボ」のアンケートモニター
回答総数:1211名
調査対象期間:2026年2月25日

会社概要

社名:コスモヘルス株式会社
代表者:代表取締役社長 小塚 崇史
本社:東京都港区新橋1-12-9-10F
設立:1984年7月1日
資本金:1億円

出典元:コスモヘルス株式会社 PR TIMES

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