
エッジクラウドプラットフォームを世界的に展開するFastly, Inc.(NASDAQ: FSLY)と、AIエージェント向けアイデンティティおよび決済インフラを提供するエージェンティック コマース プラットフォームのSkyfireが、エッジ環境における信頼性の高いエージェンティック コマースを実現するための新たな協業を発表しました。
今回の提携により、Skyfireはアイデンティティと決済に裏付けられた認証情報をFastlyのプログラマブルなエッジクラウド プラットフォームに組み込みます。これにより、企業は既存のインフラストラクチャを再構築する必要なく、AIエージェントを安全に識別・検証し、リアルタイムかつグローバル規模での取引を実現できるようになります。
この記事の目次
AIエージェント取引における課題と解決策
現在、AIエージェントが自律的にブラウジングや交渉、取引の完了を実施するケースが急増しています。このような状況下で、企業は何十億もの取引の中から収益を生み出す信頼できるエージェントと悪意のあるボットをリアルタイムに判別するという大きな課題に直面しています。
FastlyとSkyfireの協業により、AIエージェントによるトラフィックを潜在的なセキュリティリスクから「身元が保証された、収益化可能なチャネル」へと変革することが可能になります。この先進的なソリューションは高度なインテリジェンスを活用してAIエージェントを検証するため、顧客の開発時間を大幅に削減するとともに、信頼すべきエージェントと阻止すべきエージェントを自動的に識別します。
Skyfireのプラットフォームの特徴
Skyfireは、人間以外の有効なリクエストに対してアイデンティティと決済能力を検証しながら、グローバル規模かつリアルタイムで意思決定とポリシー適用を行う、レジリエンスと安全性に優れた高性能プラットフォームを提供しています。
開発者向けのプログラマブルなアーキテクチャを採用することで、企業はビジネスニーズに応じて適応可能な柔軟性の高いインフラを確保することができます。さらに、AIエージェント専用に設計されたオープン プロトコルと決済インフラを提供し、Fastly AIボット管理とアプリケーション セキュリティソリューションを補完する役割を果たします。
Skyfire CEOのコメント
SkyfireのCEOであるAmir Sarhangi氏は次のようにコメントしています。「AIエージェントは、API、コンテンツ、コマースを自律的に消費する存在へと急速に進化を遂げています。多くの企業にとっての課題は、エージェントが現れるかどうかではなく、エージェントを正しく識別し、それを軸とした持続可能なビジネスモデルを構築できるかどうかです。Fastlyとの共通のミッションは、検証済みのエージェント アイデンティティと決済裏付けのある認証情報をエッジに直接組み込み、匿名の自動化トラフィックを責任のある経済活動へと変革することです」
統合によって実現される利点
Skyfireのプロトコル アイデンティティおよび決済の裏付けのある認証情報と、Fastlyのグローバルに分散されたエッジ ネットワークを組み合わせることにより、アイデンティティの検証と決済の承認をエッジでミリ秒単位で実行できるようになり、より高速で信頼性が高く安全なソリューションが実現されます。
このインテリジェントなアーキテクチャによって、企業は以下のメリットを享受できます。
- リアルタイムの意思決定:検証およびトークン化されたKYC(Know Your Customer)認証情報により、すべてのエージェント リクエストを識別することができます
- バックエンドの再設計が不要なプログラマブル制御:エージェントの行動を動的に制御し、アイデンティティに基づくポリシー、制限、価格設定を動的に適用することが可能です
- グローバルな拡張性とレジリエンス:高い同時実効性を伴う大量のエージェント トラフィックに対しても、優れた拡張性とレジリエンスを維持します
- シームレスな互換性:既存のAPI、認証システム、決済フローとの互換性を確保します
Fastly担当者のコメント
Fastlyのグローバル パートナー エコシステム担当バイス プレジデントであるJeff Alpen氏は次のように述べています。「Fastlyのネットワークを利用している多くの企業は、すでに自律型エージェントの存在を確認しています。そして今、優位に立ちつつあるのは、そのトラフィックを単なるセキュリティ イベントとしてではなく、経済的な機会として捉えている企業です。Skyfireのアイデンティティおよび決済機能といった重要なエコシステムを統合することで、実用的で即効性のある価値を提供できます。Fastly AIボット管理とアプリケーション セキュリティソリューションと組み合わせることで、お客様は既存のアーキテクチャを一切変更することなく、エージェント リクエストの背景にいる主体を検証し、そこに実際の商業的価値を付加できるようになります」
Fastlyについて
Fastlyのパワフルでプログラマブルなエッジクラウドプラットフォームは、Webパフォーマンスの向上、セキュリティ強化、そしてグローバル規模でのイノベーションを促進するエッジコンピュート、デリバリー、セキュリティ、オブザーバビリティの提供を通じて、世界のトップ企業による高速で安全かつ魅力的なオンラインエクスペリエンスの実現を支援しています。
Fastlyの強力かつ最先端のプラットフォームアーキテクチャにより、開発者は安全なWebサイトやアプリケーションの市場投入までの期間を短縮し、業界トップレベルのコスト削減を実現することができます。国内では日本経済新聞社、ぐるなび、サイバーエージェント、海外ではReddit、Universal Music Groupなど、世界的に著名な企業がFastlyのサービスを通じてインターネット体験を向上させています。
Skyfireについて
SkyfireはAIエージェントおよびビジネスのための包括的なエージェンティック コマース プラットフォームです。このプラットフォームは、トークン化されたKYA(Know Your Agent)アイデンティティ、プログラマブル決済、ステーブルコイン ウォレット、トークン化されたクレジットカードなど、エージェントがWebサイト、API、デジタル サービスを安全に利用し、取引や決済を行うために必要なあらゆる機能を提供しています。
Skyfireにより、企業はAIエージェントを匿名の自動化システムからデジタル経済の信頼できる参加者へと変革し、セキュリティとコンプライアンスを維持しながら新たな収益源を開拓することができます。
出典元:Fastly, Inc. / Skyfire












