コマースファクトリー、鹿児島情報高等学校と連携しTikTok Shopを活用した実践型授業を開始

株式会社コマースファクトリー(本社:東京都港区、代表取締役:岡本駿平)は、鹿児島県鹿児島市に所在する「鹿児島情報高等学校」との協働により、TikTok Shopを用いた実践型の授業プログラム「Discovery Kagoshima Project」をスタートさせることを発表しました。

この授業プログラムは、鹿児島県内の高校生たちが自分たちの手で地域産品を発掘し、TikTok Shopというプラットフォームを通じて販売活動を行う、地域と密接に連動した「SNS販売・実践型カリキュラム」となっています。単に知識を習得するだけにとどまらず、実際に商品を「販売する」というリアルなビジネス経験を積むことにより、次世代を担うデジタル人材の育成と地域経済の活性化を同時に達成することを目標としているとのことです。

プロジェクト立ち上げの経緯

鹿児島県は、農業産出額において全国第2位、漁業生産額で全国第5位という実績を誇っており、農林水産業の特化係数は4.8と、全国でも有数の一次産業が盛んな地域として知られています。

※出典:令和5年度 県民経済計算結果の概要

しかしながら、食料品製造業における実質成長率は△16.6%という低い水準にとどまっており、「優れた商品は存在するものの、十分に販売できていない」という構造的な課題を抱えている状況です。また、県が実施した県民アンケート(令和5年度 第7回県政モニター調査結果)においても、県産品の品質について「良い」という評価をする声が全体の8割以上を占める一方で、「よく購入する」と回答した層はわずか約1割にとどまっており、購入しない理由の51%が「店頭で見かけない」という結果となっています。

このような課題に対する解決策として、現在注目を集めているのがTikTok Shopです。

従来型のEC(電子商取引)が「検索ニーズ=欲しい商品を探して購入する」という構造であったのに対し、TikTok Shopはショート動画やライブ配信という手法を通じて「偶発的な出会い=欲しくなるきっかけを作る」という新しい購買体験を生み出し、需要そのものを創出するという革新的なECモデルとして成長を続けています。

一方で、同社ではこれまでのEC支援の実務を通じて、「商品そのものの魅力は十分に高いにもかかわらず、適切に伝達できていないために販売につながっていない」という課題を多くの事業者が抱えていることを実感してきたそうです。実際の支援現場においても、「何を販売するか」だけではなく「どのように伝えるか」が売上に大きな影響を与える事例が数多く見られているとのことです。

そこで、今回の授業では、高校生ならではの感性と情報発信力を最大限に活かし、鹿児島の魅力を全国に届けていく実践的な取り組みを通じて、このような課題解決に取り組んでいく方針です。

プロジェクト説明の様子

プロジェクト内容を先生方・生徒向けにプレゼン中の岡本氏。

授業プログラムの特徴

今回の授業は、2026年5月13日(水)からスタートし、毎週13:35~15:25(50分×2コマ)の時間帯で、全13回にわたって実施される予定です。座学を中心とした従来型の授業ではなく、実践を主軸として設計されているのが大きな特徴です。

参加する生徒たちは4~5人のチームに分かれて活動し、以下のような業務プロセスを自ら実行していきます。

  • 販売する商品の選定(セラー開拓)
  • TikTokコンテンツの企画・制作(動画/ライブ配信)
  • 商品登録・販売オペレーション
  • 数値分析と改善(PDCA)

これらの商品を「販売する」ための全てのプロセスを、生徒たち自身の手で実行することになります。

講師陣の紹介

今回の授業では、コマースファクトリーの所属メンバーが講師として参加します。

岡本駿平

岡本駿平氏(株式会社コマースファクトリー代表取締役)

岡本駿平氏は、大学を卒業後、現楽天グループ株式会社に入社しました。ECコンサルタントとして幅広い事業者の支援に携わった後、株式会社コマースジャパンの取締役に就任しました。楽天Shop of the Year初受賞、出店1年で月商1億円突破といった数多くの実績を残し、一部上場企業のモール展開も手がけてきました。その後、同社取締役を退任し、「Update E-Commerce」をビジョンとする株式会社コマースファクトリーの代表取締役に就任しました。現在は、EC支援事業と日本一オタクなECコミュニティ「ECオタク」を中心に、EC業界をアップデートするために活動を続けています。

三角星矢

三角星矢氏(株式会社コマースファクトリー執行役員)

三角星矢氏は、価格優位性のない「型番商品」を取り扱うEC事業部をゼロから立ち上げ、独自の戦略によって6年間で年商10億円規模へと成長させた実績を持っています。現在は、その圧倒的な突破力を武器として、新規事業の推進責任者として活動しています。「型にとらわれない攻めの姿勢」で、市場の常識を覆すビジネスモデルの構築を得意としています。

ふかまる

ふかまる氏(現役TikTokクリエイター)

ふかまる氏は、大学卒業後、現レバレジーズ株式会社に入社し、人材コンサルタントとして幅広い事業者の採用支援に従事しました。その後、株式会社キャリーにてInstagramを活用した就活メディアを運用しました。その後、TikTokLIVEのエージェンシーを設立し、自身がプロデュースしたライブ配信イベントを年商1.5億円規模まで成長させた実績があります。2023年に鹿児島県に移住し、現在はSNS運用支援事業と自身のメディア「ふかまるぼっち飯」を中心に、地方の企業の集客や採用、販促など幅広い業務の数値改善に貢献するために活動しています。

すくお

すくお氏(現役TikTokクリエイター)

すくお氏は、現役のTikTok Shopクリエイターとして活動しています。TikTok Shopをスタートして3ヶ月で経由売上100万円および収益10万円を達成しました。講師としても、収益化クリエイターを多数輩出しています。売れる商品を見極めるデータ分析や購入率を高める台本作成が得意で、過去に数100名以上の相談に対応してきた指導力を活かして、TikTok Shopクリエイターだけでなく、講師活動も行っています。

戦略設計からコンテンツ制作、販売実績まで、現場で培われた実践的なノウハウを直接学ぶことができる、極めて実践的な教育体制となっています。

鹿児島情報高等学校 新納武彦 校長補佐のコメント

同校における学びの柱の一つは「地域に評価される学校になる」「鹿児島に貢献する」ということです。

この授業を通して、生徒たちには「鹿児島を知って」「鹿児島を好きになって」「鹿児島を誇りに思う」機会にしてほしいと考えています。地域貢献の基礎を理解してほしいと思います。

さらに、最前線で活躍されている講師陣の方々から知識や技能を学ぶことで、「今のビジネスを知る」「課題解決の方法を知る」ことができると確信しています。この授業を通して、生徒たちの「主体性」や「自己肯定力」の向上を期待しています。なにより、鹿児島を支えるデジタル人材が育ってくれることを願っています。

【学校概要】

名称:学校法人 原田学園 鹿児島情報高等学校

所在地:〒891-0141 鹿児島県鹿児島市谷山中央2-4118

開校:昭和34年10月20日

課程:普通科系3学科/工業科系4学科/商業科系1学科

コマースファクトリー代表 岡本駿平氏のコメント

本プロジェクトは、「優れた商品は存在するが、十分に販売できていない」という地方の構造的な課題に対して、教育というアプローチで取り組む試みです。

TikTok Shopは、単に商品を販売するためのツールではなく、「人の心を動かし、需要そのものを生み出す」プラットフォームであると捉えています。その特性は、鹿児島のように魅力的な産品が豊富にある地域と非常に高い親和性があると考えています。

今回、学生の皆さんが自ら商品を見つけ、伝え方を考え、実際に販売まで行うことで、「売るとは何か」「価値とは何か」を実体験として学んでいただけると考えています。

本取り組みが、鹿児島の新たな可能性の創出と、次世代のデジタル人材の育成につながることを期待しています。

今後の展望について

本プロジェクトは、単なる授業にとどまらず、「地方×デジタル×教育」の新たなモデルケースとなることを目指しています。

地域に埋もれている価値ある商品を、デジタルの力で全国へ届けると同時に、学生が主体的に価値を生み出す経験を積むことで、将来的な地域人材の育成にも貢献します。

株式会社コマースファクトリーは、今後も本取り組みを通じて、地方の可能性を最大化し、次世代のEC人材・デジタル人材の創出に貢献していく方針です。

コマースファクトリーについて

会社名:株式会社コマースファクトリー

所在地:東京都港区

代表者:代表取締役 岡本駿平

事業内容:ECモール支援事業・クリエイティブ&自社EC支援事業・ECオタク・TikTok事業 など

株式会社コマースファクトリーは、EC領域に特化したコンサルティングおよび運用支援を行う企業です。

ECモール(楽天市場・Yahoo!ショッピング)や自社ECの運用に加え、制作・開発領域まで幅広く対応しています。さらに、これまでに培ったEC運用ノウハウを活かし、新たなチャネルとして注目されるTikTok Shopの支援にも力を入れています。

また、日本唯一のEC特化型コミュニティ「ECオタク」を運営し、ECに関わるすべての人がつながり、学び合い、成長し続けられる環境づくりにも力を注いでいます。

出典元:株式会社コマースファクトリー

Amazon Payを取り巻くEC決済の動向と実態