「背徳グルメ」を楽しむギルティ消費の実態調査、経験率52.8%で若年層ほど高頻度に|マクロミル調べ

株式会社マクロミルが運営するMacromill News事務局は、「ギルティ消費」をテーマにしたアンケート調査を実施し、その結果を発表しました。本調査では、健康やダイエットのために控えるべきと理解しながらも、あえて高カロリー・高脂質・高糖質な食品を意識的に楽しむ「背徳グルメ」の消費行動について、生活者の心理や求めているものを明らかにしています。

ギルティ消費の経験率は半数超、5人に1人が週1回以上実施

調査によると、背徳グルメと呼ばれるギルティ消費を意識的に経験したことがある人は全体の52.8%に達したとのことです。さらに注目すべき点として、20.8%の人が「週に1回以上」という高い頻度でギルティ消費を行っていることが明らかになりました。つまり、5人に1人が週1回以上の頻度で背徳グルメを楽しんでいるという結果になっています。

性年代別の分析では、若い世代ほどギルティ消費の頻度が高い傾向が見られたということです。特に10代では、男女ともに約15~18%が「週に複数回」という非常に高い頻度でギルティ消費を実施しています。また、若年層だけでなく、健康が気になる年齢層である40~60代においても約30~40%の人が「月に1回以上」の頻度でギルティ消費を行っており、特に女性の方が高頻度である傾向が確認されました。

ギルティ消費を意識的に行っている頻度(性年代別)

【図表2】ギルティ消費を意識的に行っている頻度(性年代別)

自分への言い訳、最多は「たまには息抜きも必要」

意識的にギルティ消費を行う際、自分にどのような言い訳をしているのかを調査したところ、1位は「たまには息抜きも必要だ」で53.3%となりました。2位は「今日(今週)はこれだけ頑張ったから」で36.2%、3位は「今日は特別な日だから」で27.4%という結果でした。自分へのご褒美や息抜きとして、ギルティ消費を正当化している様子が伺えます。

ギルティ消費を行う際の言い訳

【図表3】ギルティ消費を行う際の言い訳(複数回答)

予算は3,000円未満が7割超、圧倒的ボリュームとひとり時間でストレス発散

ギルティ消費における1回あたりの平均金額については、「1,000円未満」が38.8%、「1,000~3,000円未満」が35.4%となり、7割以上の人が3,000円未満の予算に収めていることが判明しました。比較的手軽な価格帯でギルティ消費を楽しんでいる実態が明らかになっています。

また、ギルティ消費において重要視する点については、「圧倒的なボリューム」が54.7%でトップとなりました。続いて「自分だけがこっそり楽しんでいるという『秘め事』感」が44.9%で2位に入っています。

背徳グルメに何を期待しているのかという質問では、「ストレスを発散したい」が59.9%でダントツの1位となり、2位以降と大きなスコア差が見られました。これらの結果から、ギルティ消費は高級品を大勢で楽しむものではなく、手頃な価格で規格外のボリュームを味わったり、ひとりで楽しむ背徳感を得たりすることで、現代人のストレス発散手段として機能していることがわかります。

ギルティ消費、1回あたりの平均金額

【図表4】ギルティ消費、1回あたりの平均金額

ギルティ消費の重視点

【図表5】ギルティ消費の重視点(複数回答)

ギルティ消費の際に求めること・期待

【図表6】ギルティ消費の際に求めること・期待(複数回答)

我慢の限界と休前日が引き金に、飯テロはテレビ・YouTube・Instagramが上位

ギルティ消費という行動のスイッチが入る瞬間について調査したところ、1位は「ずっと我慢してきたから、たまにはいいだろうと気が緩んだ時」で43.2%でした。2位は「金曜日や休前日の夜など、明日は休みだと緊張の糸が切れた時」で36.6%、3位は「極限まで疲れ切った時」で32.7%という結果になりました。日常生活における節約やタイパ重視の生活による我慢の限界が、ギルティ消費の引き金になっている様子が見て取れます。

さらに、7位に挙がった「SNSやテレビで美味しそうな画像・動画を見た時」(17.5%)について、具体的にどの媒体を見ているのか尋ねたところ、「テレビ」が66.0%、「YouTube」が57.6%と高い割合を占め、「Instagram」が48.7%で続きました。いわゆる飯テロと呼ばれる誘惑に影響を受けている実態が明らかになっています。

ギルティ消費への意欲が高まるタイミング

【図表7】ギルティ消費への意欲が高まるタイミング(上位10/複数回答)

ギルティな食事への意欲が高まるタイミングで見ている媒体

【図表8】ギルティな食事への意欲が高まるタイミングで見ている媒体(複数回答)

罪悪感より期待感が上回る、明日への活力を見出す消費行動

ギルティ消費という名称には罪悪感(Guilty)というネガティブな言葉が含まれていますが、実際に食べるときの感情を調査したところ、興味深い結果が得られました。「罪悪感」を感じる人は44.5%、「後悔」を感じる人は36.7%にとどまったということです。

一方で、「期待感・ワクワク感」を感じる人は73.6%、「リフレッシュ感」を感じる人は71.8%に達し、さらに「明日への活力」を感じる人も60.2%と、ポジティブに捉えている人の方が圧倒的に多い結果となっています。

背徳グルメを意識的に楽しんでいるギルティ消費者にとって、この行動は単なる暴飲暴食ではなく、有意義な自己投資として位置づけられていることが示されました。

ギルティ消費行動の工程における、各感情の度合い

【図表9】ギルティ消費行動の工程における、各感情の度合い

調査概要

本調査は、マクロミルが主体となって実施されました。調査方法はインターネットリサーチで、全国の15~69歳の男女2,068人を対象としています。割付方法は令和2年国勢調査の性年代別人口比率に基づく人口構成比割付が採用されました。調査期間は2026年4月6日(月)から2026年4月7日(火)にかけて実施されています。

なお、本調査内容は、マクロミルが提供するデータプラットフォーム「Coreka」が運営する会員向けメディア編集部による調査・分析となっています。

出典元:株式会社マクロミル プレスリリース(PR TIMES)

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ