
福岡県北九州市に本社を置く株式会社Tradiは、代表取締役の甲木陽一郎氏のもと、ハラール認証食品とムスリムフレンドリー食品に特化したBtoB向けECサイト「HALAL ICHIBA(ハラルイチバ)」を2025年4月17日に正式にローンチしたことを発表しました。このサービスは、飲食店やレストラン、小売店、スーパーマーケットなどの事業者向けに、ハラール認証を取得した調味料、精肉、乳製品、茶飲料、加工食品など約220品目を単一のプラットフォームでまとめて仕入れることができる、国内最大級のBtoB専門ECサービスとなっています。
この記事の目次
サービス開始の背景
拡大するハラール市場と国内流通インフラの課題
世界におけるムスリム(イスラム教徒)人口は約20億人に達しており、2030年には世界人口の約3割を占めるまでに成長すると見込まれています。日本国内においても、訪日ムスリム観光客の増加や在日ムスリム人口の拡大によって、ハラール対応食品に対する需要は年々増加傾向にあります。
しかしながら、現在のハラール食品の国内BtoB流通には、いくつかの大きな課題が存在しています。具体的には、ハラール認証を取得した食品がどこで、どのメーカーから仕入れることができるのかという情報が体系的に整理されておらず、情報源がほとんど存在しないという点が挙げられます。また、既存の流通チャネルではハラール食品の取扱品目が限定されているため、事業者が多様なメニュー構成や商品棚を実現することが困難な状況にあります。さらに、ハラール認証とムスリムフレンドリーの違いが曖昧なまま流通するケースがあり、事業者が正確な判断を行いにくいという問題も指摘されています。
HALAL ICHIBAは、こうした課題を解決し、ハラール認証食品およびムスリムフレンドリー食品の国内BtoB流通量の拡大を目指して開発されたサービスです。
HALAL ICHIBAのサービス概要
HALAL ICHIBA(ハラルイチバ)は、BtoB EC(事業者向けオンライン仕入れサイト)として、飲食店、レストラン、小売店、スーパーマーケットなどの食品事業者を対象にサービスを提供しています。2025年4月時点での取扱品目数は約220品目で、取引メーカー数は12社以上となっています。
主な取扱カテゴリとしては、調味料、ソース、醤油、味噌、食酢、精肉(ハラール和牛、鶏肉)、加工肉、乳製品(チーズ)、お茶、コンブチャ、アイスクリーム、調理済み食品、豆腐、ゆば製品、キャビアなど、幅広い商品群をラインナップしています。サービスは2025年4月17日にローンチされ、株式会社Tradiが運営しています。
HALAL ICHIBAの主な特長
1. ハラール認証食品に特化した国内最大級のBtoB ECプラットフォーム
同サービスでは、ハラール認証を取得した食品のみを厳選して掲載しています。これにより、事業者は認証の有無を個別に確認する手間を省くことができ、安心して仕入れを行うことが可能になります。
2. 和の食材からグローバル食材まで、約220品目の豊富な品揃え
キッコーマンのハラール醤油、麻生醤油の蔵元醤油、ハラール近江牛や伊賀牛、南薩食鳥のハラールチキン加工品、つぼ市製茶本舗のJAPANESE CRAFT KOMBUCHA、新見フレッシュキャビア、比叡ゆばなど、日本全国から厳選されたハラール認証食品を幅広く取り揃えています。
3. 小ロット仕入れとケース仕入れの両方に対応
飲食店がトライアル購入を行う際の小ロット仕入れから、小売店がケース単位で大量に仕入れる場合まで、事業規模に応じた柔軟な発注に対応しています。
4. ハラールに関する情報発信
サイト内の「ニュース・コラム」コーナーでは、ハラール認証の取得方法やハラールの基本知識など、事業者がハラール対応を進める上で役立つ情報を積極的に発信しています。
事業責任者のコメント
株式会社TradiのHALAL ICHIBA事業担当である服部鉄平氏は次のようにコメントしています。
ハラール食品を仕入れたいと考える飲食店や小売店の方々が、「どこで、何を、どう仕入れればよいのか」がわからないという状況が、日本のハラール食品流通における最大の課題であると考えているとのことです。ハラール市場はインバウンド需要や輸出入の拡大により大きな成長可能性を持っているにもかかわらず、正確な情報や信頼できる仕入れ先へのアクセスが限られているのが現状だと指摘しています。
HALAL ICHIBAは、ハラール認証食品とムスリムフレンドリー食品を一つのプラットフォームに集約することで、事業者の仕入れの課題を解消し、ハラール食品の国内流通量を拡大していきたいと考えているとのことです。日本の優れた食品がムスリムの方々にも届く、そのような架け橋となるサービスを目指していくと述べています。
今後の展望
株式会社Tradiは、HALAL ICHIBAの今後の展開として、以下のような計画を明らかにしています。
まず取扱品目の拡大については、現在の約220品目から、1年以内に1,000SKUへの拡充を目指すとしています。水産物、菓子、冷凍食品などの新カテゴリの追加を順次進めていく予定です。
次に英語対応についてですが、訪日外国人が運営する飲食店や、海外バイヤーからの利用ニーズに応えるため、サイトの多言語化(英語対応)を実施する予定となっています。
さらに機能拡充として、定期発注機能、お気に入りリスト、サンプル請求機能など、BtoB利用に最適化した機能の開発を進めていく方針です。
株式会社Tradiの会社概要
株式会社Tradiは、福岡県北九州市小倉北区浅野三丁目8-1のアジア太平洋インポートマートビル6Fに本社を構えており、東京事務所は東京都港区白金三丁目10-9の豊月ハウスⅠに所在しています。代表取締役は甲木陽一郎氏が務めており、事業内容は食品輸出入事業、ハラール食品BtoB EC事業(HALAL ICHIBA)、プロダクトコンサルティング事業、デザイン事業を展開しています。
出典元:PR TIMES













