Lメンバーズカードにスポットモード追加、複数拠点を巡回するデジタルスタンプラリー機能を提供開始

合同会社Oblivionが運営するLINEデジタル会員証システム「Lメンバーズカード」において、2026年4月17日からスタンプカード機能の新たなオプションとして「スポットモード」の提供が開始されました。

この新機能は、商店街や観光エリア、多店舗展開するチェーン店、商業施設、イベント会場といった複数の場所を訪問してもらう体験を促進したい事業者に向けて開発されたデジタルスタンプラリーの仕組みとなっています。

各スポット(訪問場所)ごとに専用のQRコードが自動的に生成され、来訪するたびにスタンプが付与される仕組みです。アプリケーション上ですべてが完結するため、従来の紙ベースのスタンプラリー運営で必要だった配布作業、回収作業、集計作業にかかるコストを大幅に削減することができます。

スポットモード

開発に至った経緯

これまでのデジタルスタンプカードは、「1つの店舗で何度でも押印可能」という来店頻度を重視したタイプが中心でした。しかしながら、次のようなニーズが高まってきているとのことです。

商店街や観光協会においては「加盟している店舗や名所をすべて回ってほしい」という要望があります。多店舗を展開するチェーン店では「全店舗制覇キャンペーンを実施したい」という希望があります。商業施設においては「特定のフロアやテナントへ顧客を誘導したい」といった課題があります。

これらはいずれも「回遊」や「周遊」を目的としたニーズです。

紙を使用したスタンプラリーの場合、制作から配布、集計まで多くの手間とコストが発生します。さらに、利用者の立場からも紙を持ち歩く負担や紛失してしまうリスクが課題となっていました。

今回の「スポットモード」は、こうした課題をLINEミニアプリ上で完結させる形で解決し、事業者側と利用者側の双方の負担を大きく軽減しながら、回遊型のキャンペーンを実現するものとなっています。

スポットモードの主要な特徴

スポットモードの特徴

スポットごとのQRコード自動発行

スポット名を登録するだけで、各拠点専用のQRコードが自動的に生成されます。印刷して店頭や施設に掲示するだけで、すぐに運用を開始することができます。

同じスポットでの重複押印を自動的に防止

1サイクルにつき同じスポットでは1回だけ押印が可能となっています。「すべての拠点を巡らなければゴールできない」という、スタンプラリー本来の体験を実現しています。

ゴールに必要なスタンプ数の自動連動

登録されたスポット数に応じて、ゴール条件が自動的に設定されます。設定ミスや矛盾を防止し、運用を担当する方の負担を軽減します。

スポットごとの画像と名称のカスタマイズ

各スポットに名前と画像を設定することができます。利用者は「どこを訪問済みで、どこがまだ未訪問か」を一目で確認でき、訪問体験を視覚的に把握することが可能です。

想定される活用シーン

ユースケース

業界や業態ごとに、以下のような活用が想定されています。

商店街や横丁では、加盟店全店舗をめぐる「商店街スタンプラリー」を実施できます。地域全体の集客力向上と滞在時間の延長を実現します。

観光協会や自治体においては、観光名所、寺社仏閣、道の駅などをめぐる「観光周遊キャンペーン」に活用できます。インバウンド需要や国内旅行需要に対応することが可能です。

多店舗を展開するチェーンでは、全店制覇キャンペーンや新店舗のオープン記念ラリーを実施できます。既存の顧客を新しい店舗に誘導し、ブランド体験を強化することができます。

商業施設やショッピングモールでは、フロアやテナントの周遊キャンペーンを展開できます。普段あまり足を運ばないフロアへの送客や、新規テナントの認知度向上に貢献します。

イベントやフェスティバルにおいては、会場内のブース周遊スタンプラリーを実施できます。出展者間の回遊性を高め、会期中の体験価値を最大化することが可能です。

事業者向けの利用フロー

利用の流れは以下の通りです。

まず、管理画面で「スポットスタンプモード」をオンにします。次に、スポット名と画像を登録すると、自動的にゴール数も連動します。自動発行されたスポット別のQRコードを印刷し、各拠点に掲示します。利用者が各拠点でQRコードをスキャンすると、スタンプを獲得できます。すべてのスポットを制覇することでゴールを達成し、特典が付与されます。

今後の展開について

今後は以下のような拡張機能を順次リリースする予定となっています。

位置情報(GPS)との連携によるなりすまし防止機能、スポットの到達順序を指定する機能(順路付きラリー)、スポット別報酬のカスタマイズ拡張(途中報酬やコンプリートボーナス)、他社の観光アプリや自治体DXプラットフォームとのAPI連携などが予定されています。

同社によると、Lメンバーズカードは今後も、店舗、地域、施設のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速する機能を継続的に提供していくとしています。

サービス概要

Lメンバーズカードは、LINEミニアプリ上で利用できるデジタル会員証システムです。ポイントの付与、来店履歴の確認、予約受付、クーポンの配信など、店舗や団体のリピーター施策を支援する多機能なツールとして、多くの現場で導入が進められています。

サービス名はLメンバーズカードで、サービス開始日は2021年11月となっています。

出典元:合同会社Oblivion

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