
株式会社電通デジタル(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:瀧本恒)は、SNSや商品レビューなどの公開データをAI技術で解析することで、海外進出を検討する企業の市場調査や顧客インサイトに基づいた戦略策定を支援する新サービス「LOCAL ZOOM(ローカルズーム)」の提供を開始しました。
この記事の目次
海外市場調査における課題と新サービスの背景
近年、国内市場の縮小や企業による積極的なグローバル展開を背景として、進出先における商習慣の理解や、多様化が進む消費者ニーズを素早く正確に掴むことの重要性が増しています。しかしながら、これまでの海外における市場調査では、多額のコストと長い期間が必要となるだけでなく、現地での生活様式や細かな課題点などを十分に捉えられないという問題がありました。こうした状況において、企業が国際的な競争力を向上させるには、大量の公開データから市場の特性や動向を迅速に見極め、現地に適合した戦略をデータに基づいて策定することが必要とされています。
LOCAL ZOOMの特徴とサービス内容
同サービスは、電通デジタルがこれまでグローバルプロジェクトで培ってきた豊富な実績や海外市場に関する専門知識、そして高度なAI解析技術を活用し、海外進出や事業拡大を目指す企業に向けて、ターゲットの選定からポジショニングの構築、ペルソナの精緻化に至るまでを一貫してサポートします。現地への渡航を必要とせずに、その土地でのライフスタイルや消費者のインサイトを把握することができ、最適な市場の特定や本格的な調査実施前の候補市場の絞り込みなど、戦略のローカライズを可能にします。
サービスの主なポイント
商品市場分析:AIによる大規模な商品レビュー解析と市場差別化要因の特定
企業が参入を希望する製品カテゴリーにおいて、グローバル規模および現地のECサイトから大規模な商品レビューデータをAI技術で収集し高速解析を行います。独自に開発されたレビュー解析モデルを使用することで、自社および競合他社の強みを可視化します。これによって、数値データのみでは把握しづらい地域固有のニーズや、既存製品に対するインサイトを特定し、市場参入時の差別化戦略の策定を支援します。
顧客分析:AIによるSNS画像・投稿分析から生活者ペルソナの精緻化
SNS上に投稿された画像やテキストをAI技術で分析することで、現地の消費者の傾向を可視化します。該当商品の利用シーン、ターゲットとなるユーザーのファッション傾向、住環境、併用されているアイテムなどを横断的に抽出します。アプローチすべき潜在的な顧客のペルソナを具体的に描き出し、クリエイティブやコミュニケーション戦略への活用を実現します。
専門家監修とデータ比較による市場優先度の策定支援
現地市場に関する深い知識を持つ社内組織「Dentsu Digital Global Center」のメンバーが、これまで蓄積してきた豊富な知見に基づき分析結果を精査することで、解釈の妥当性を保証します。また、市場規模や競争環境を候補国間で簡単に比較分析できるフレームワークを提供することにより、直感に依存しない優先市場の選定と、各市場における最適なポジショニング構築を加速させます。

AI For Growthの推進
国内電通グループでは、「人間の知(Intelligence)」と「AIの知」を掛け合わせることによって、顧客や社会の成長に貢献していく独自のAI戦略「AI For Growth」を推進しています。
今後の展望
電通デジタルは今後も、独自のAIソリューション開発を通じて業務の効率化と高度化を支援するとともに、国境を越えた深い顧客理解に基づいた戦略立案をサポートし、クライアント企業のグローバル市場における持続的な事業成長に貢献していくとしています。
電通デジタルについて
電通デジタルは、国内最大規模の総合デジタルファームです。「人の心を動かし、価値を創造し、世界のあり方を変える。」をパーパスに掲げ、生活者に寄り添うクリエイティビティとテクノロジーを統合的に活用することで、あらゆるトランスフォーメーションを実現しています。クライアントの事業成長パートナーとして、共に新たな価値を創造することで、経済そして社会の「変革と成長」を目指しています。
※取得可能なデータは、商品カテゴリーや市場により異なります。
※Dentsu Digital Global Centerは2024年1月18日に新設されたデジタル×グローバルのスペシャリスト集団です。
出典元:株式会社電通デジタル













