
カルビー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO:江原 信)は、中国国内において『フルグラ®』の現地OEM生産を実施し、2026年5月末から順次販売をスタートすることを発表しました。
事業現地化推進の背景と狙い
同社は2035年に向けたビジョンとして、「日本のスナック菓子メーカー」から「世界の"SNACKING COMPANY"」への進化という挑戦を掲げており、この実現に向けて変革を加速させるため、成長戦略「Accelerate the Future」を打ち出しています。この戦略の中で中国市場については、変化の激しい市場環境に対応するべく、輸入への依存度を引き下げるとともに、外部パートナーとの連携も含めた事業の現地化を進める方針を明確にしています。
中国における地産地消の取り組みは2023年5月からスタートしており、第一弾としてじゃがいも畑を所有するスナック菓子メーカーと業務委託契約を結び、「Jagabee」の現地OEM生産および販売を実現させました。さらに、2025年11月下旬にはドライフルーツを加えず、素材本来の味わいを楽しめるグラノーラ「マイグラ®」を発売しており、今回の『フルグラ®』の現地OEM生産・販売開始により、現地市場に適した価格設定と安定した品質を両立させ、事業の現地化を一段と推進していく計画です。
『フルグラ®』の商品特徴と市場での位置づけ
『フルグラ®』は、オーツ麦を主原料として、複数種類の穀物を香ばしく焼き上げたザクザクとした食感が特徴のグラノーラに、フルーツの酸味と甘みを組み合わせたシリアル商品です。1991年に「フルーツグラノーラ」として発売されて以来、2012年3月期以降の日本国内シリアル市場の拡大を牽引してきた主力商品となっています。
中国市場においては、日本への旅行者の増加を背景として『フルグラ®』への関心が高まり、2017年7月には越境Eコマースを通じた正式な輸出・販売を開始し、現地で多くの顧客から支持を獲得してきた実績があります。
現地OEM生産による新たな展開
今後は地産地消という方針のもと、現地パートナーとの連携によるOEM生産を推進することで、従来以上に短いリードタイムで、現地のニーズにより適合した価格帯で顧客に商品を届けていく方針です。
現地でのOEM生産にあたっては、日本国内とは異なる原料や設備条件という環境下で加工条件の調整を繰り返し行い、味わいや食感の再現に取り組んできました。生産は2026年4月末に開始される予定で、2026年5月末から順次、店頭での発売が始まります。なお、中国国内で製造される『フルグラ®』は300gの容量となります。
1949年の創立以来、カルビーグループは自然の恵みを大切に活かし、おいしさと楽しさを創造することで、人々の健やかな暮らしへの貢献を実践してきました。変わらない企業理念のもと、100年を超えてなお挑戦を続ける企業となるべく、さまざまな社会課題の解決に積極的に取り組んでいます。
同社の中国市場での『フルグラ®』現地生産は、グローバル展開における重要なマイルストーンとなり、今後の事業拡大の加速が期待されます。地産地消の推進により、現地市場のニーズに迅速に対応できる体制を整えることで、より多くの消費者に高品質な商品を提供していく体制が構築されることになります。
出典元:カルビー株式会社












