二子玉川ライズ・ショッピングセンター、2025年度売上高457億円で3年連続過去最高更新

東急田園都市線・大井町線二子玉川駅に直結している大型複合商業施設の二子玉川ライズ・ショッピングセンター(東京都世田谷区、総支配人:大木さゆみ)が、2025年度(2025年4月~2026年3月)の業績を発表しました。全館売上高は457億5,600万円(前年度比105.2%)を記録し、3年連続で過去最高売上を更新したことが明らかになりました。また、来館者数についても2,923万人(前年度比101.5%)となり、好調な結果となっています。

二子玉川ライズ外観
施設内の様子

持続的な成長を支える取り組み

同施設は、2021年に開業10周年を迎えた際、次の10年を見据えて二子玉川エリアの「コミュニティ・プラットフォーム」としての役割を強化してきました。2025年度においても、施設コンセプトである「上質な日常」を来館者に提供するとともに、「ここにしかない価値の提供」や「人と人とがつながるきっかけを創るイベント、コミュニティー活動などのコンテンツ開発」に注力してきたということです。

これらの取り組みの成果として、アウトドア・スポーツカテゴリや体験型コンテンツが好調に推移し、来館目的の多様化と滞在時間の向上が実現されています。さらに、駅直結という立地の強みを活かした日常の寄り道需要の促進、年間約200件のイベント開催、新店舗オープン・リニューアルによる回遊性向上などが売上増加を後押ししています。また、顧客満足度向上への取り組みが評価され、「第28回テナントが選んだディベロッパー大賞」CS賞を受賞しました。

2025年度の業績概要

2025年度の具体的な業績数値は以下の通りです。

売上高は457億5,600万円(前年度比105.2%)を達成し、過去最高売上高である2024年度の434億7,300万円を更新しました。来館者数は2,923万人(前年度比101.5%)となり、イベント開催数は年間約200件に達しています。

売上・来館者数増加を牽引した5つの要因

2025年度の好調な業績を支えた主要因として、以下の5つが挙げられています。

1つ目は、新店舗オープン・リニューアルによる回遊性向上です。2つ目は、アウトドア・体験型コンテンツの好調により、来館目的の多様化と滞在時間向上に寄与したことです。3つ目は、駅直結利用を活かした日常の寄り道需要を促進したことです。4つ目は、年間約200件のイベント開催により、来街者数増伸に貢献したことです。そして5つ目は、接客・サービス品質の向上を軸とした顧客満足度向上の取り組みです。

新店舗オープン・リニューアルによる回遊性向上

2025年度は話題性の高いブランドの新規出店や既存店の刷新が実施され、来店層の広がりとフロア内の回遊性向上につながりました。新たなブランド導入により施設全体の鮮度が高まり、同一フロア内での買い回り促進にも貢献しています。

ラコステ店舗

タウンフロント3階にオープンしたラコステは、地域での高いブランド認知を背景に、外資ブランドの新規出店後、来店者数が増加し、若年層やオフィスワーカーなど客層の広がりにつながっています。プロパー商品の販売も好調に推移し、リピーターも堅調に増加しています。さらに、同フロアの既存店舗との親和性の高さから買い回りも生まれ、フロア全体の売上拡大に寄与しています。

マンハッタンポーテージ店舗

同じくタウンフロント3階にオープンしたマンハッタンポーテージは、トレンド感のあるブランドイメージや商品ラインアップ、そして店舗内装や商品構成を新規モデル中心としている点において顧客から支持を集め、来店の後押しとなっています。商品面では、女性客やファミリー、ワーカー層を中心にデイリーユースに適したバックパックが好調に推移しています。加えて、ハイエンドラインであるブラックレーベルの売上も伸長し、店舗全体の売上拡大にもつながっています。

アウトドア・体験型コンテンツの好調により、来館目的の多様化と滞在時間向上に寄与

ENJOY ACTIVEイベント

アウトドア・スポーツカテゴリおよび体験型コンテンツ関連が好調に推移し、売上の伸長につながりました。スポーツ・アウトドアカテゴリはテックウェア需要の拡大を背景に、関連店舗の売上が伸長しています。また、スポーツ・アウトドア関連店舗の認知向上と館内のにぎわい創出を目的に、2024年度より「ENJOY ACTIVE」イベントを実施しています。

2025年度は、アークテリクス、サロモン ストア、およびオッシュマンズの3店舗を主軸に、ランイベントや人気シューズの試し履き、親子向けワークショップを展開しました。さらに、6店舗横断のスタンプラリーを実施し、店舗間の相互送客と売上促進にもつながりました。

スポーツ・アウトドアカテゴリ店舗

スポーツ・アウトドアカテゴリでは、アークテリクス、サロモン ストア、およびオッシュマンズが商品力に加え、イベントや売り場刷新を通じた顧客接点の強化により売上を伸長させています。アークテリクスでは在庫の安定確保を背景に支持が広がり、サロモン ストアではシューズを中心に国内顧客からの支持を獲得しました。

オッシュマンズでは、オープン14年目を機に2025年3月に全面改装を実施し、カテゴリー別レイアウトへの刷新や幅広い品揃えにより"選ぶ楽しみ"を強化しています。さらに、カリフォルニア発アクティブウェア『VUORI』の日本初となるショップインショップの導入など話題性の高い取り組みにより、来店動機の創出と新規顧客の来店につながっています。また、各店舗においてランイベントや店内施策などを継続的に実施し、ブランドの世界観を体感できる機会を提供することで、来店動機の創出や継続的な利用につながっています。

体験型店舗

体験型店舗であるPLAY!PARK ERIC CARLEおよび109シネマズ二子玉川では、体験価値の提供を通じて来館動機の創出につながっています。PLAY!PARK ERIC CARLEでは季節に応じたイベントやワークショップの展開により、施設内で過ごす時間の価値を高め、来場者数が好調に推移しました。一方、109シネマズ二子玉川では話題作の上映が好評を博し、年間を通じて安定した集客を維持しています。両施設ともに、買い物に加えた"体験"を目的とした来館の増加に寄与し、滞在時間の向上や館内回遊の活性化につながっています。

駅直結利用を活かした日常の寄り道需要を促進

物価高が続く中でも、日常生活に欠かせない食品分野は堅調に推移しました。駅改札に近いステーションマーケットの食品フロアでは、日常使いの拡大により日常来館が安定的に推移し、施設全体の売上基盤を支えています。加えて、再販企画の展開や売り場の工夫により、通年で安定した売上を維持しています。

東急ストア

地下1階の東急ストアは、通年で売上前年度比104~108%と好調を維持し、12月には過去最高売上を更新しました。客数が前年度比103~108%と増加したことに加え、青果や夕刻以降の惣菜カテゴリが好調に推移し、売上の伸長につながりました。

東急フードショー

同じく地下1階の東急フードショーは、2025年10月に一部売り場を改装しました。11月は創業祭や「いい肉の日」などの販売促進企画の実施により前年度比106.8%、12月はクリスマス商戦の好調により前年度比103.8%と伸長し、過去最高売上を更新しました。また、毎月25日にポイントアップを実施する「フタコの日」などの東急カード会員向け施策も売上増加につながりました。

年間約200件のイベント開催により、来街者数増伸に貢献

2025年4月~2026年3月の期間に、二子玉川ライズ ガレリア・中央広場・ルーフガーデンなどの共用空間やスタジオ & ホールを活用し、約200件のイベントを開催しました。自主イベントや地域密着型イベント、外部イベントなど、年間を通じた継続的な展開により、来館動機の創出と来館頻度の向上につながりました。ガレリアでは自主イベントや外部主催イベントを実施するなど、多様なコンテンツを通じて幅広い層の来館機会を創出しました。

PREMIUM BEER TERRACE 2025

「PREMIUM BEER TERRACE 2025 -HAWAIIAN GRILL-」は、2025年4月17日~7月27日の102日間、ハワイをテーマに2年連続で開催されました。シェアして楽しめるフードやアルコールの強さを選べるオリジナルドリンクを提供し、南国をイメージした空間を演出しました。来場者数は20,500組以上、来館者数は平日・土日祝日ともに前年を上回る結果となりました。

太陽と星空のサーカス

「太陽と星空のサーカス」は、2025年8月9日~17日の9日間開催され、開催13年目を迎えた本イベントを初めて夏休み期間に実施しました。ガレリアとスタジオ & ホールの2会場で体験型コンテンツを展開し、館内店舗との連動施策も行いました。来場者数は合計約14,000人、来館者数は平日112.2%(対前年期間比)となりました。

二子玉川ハロウィンパーティー2025

「二子玉川ハロウィンパーティー2025」は、2025年10月25日・26日の2日間、「親子で一日中楽しめるハロウィン」をテーマに開催されました。今年度はキッズディスコを初実施し、参加型企画を拡充しました。来場者数は約8,000人となりました。

HEARTLIGHT HOLIDAY With MOOMIN

「HEARTLIGHT HOLIDAY With MOOMIN」は、2025年11月8日~12月25日の48日間開催されました。ムーミンとのコラボレーションによる大型装飾を展開し、ガレリアには高さ約9mのツリーを設置しました。連動施策として、二子玉川ライズ S.C.館内でも装飾やムーミンの名言スタンプラリーを実施しました。期間中の来館者数は約3,829,000人を突破しました。

接客・サービス品質の向上を軸とした顧客満足度向上の取り組み

顧客満足度向上に関する取り組みが評価され、「第28回テナントが選んだディベロッパー大賞」 CS賞を受賞しました。接客品質や施設運営に関する取り組みが評価された結果の一つです。館内では接客力の向上と働く環境の整備を両軸に、継続的な取り組みを行っています。

ロールプレイングコンテスト

接客力向上に向けたロールプレイングコンテストを実施し、接客力とスタッフのモチベーション向上を図っています。館内大会には26名が出場し、上位3名が東京支部大会へ進出しました。館内大会実施前の研修は新人従業員も参加できる内容に刷新し、配属後研修としても活用できるよう改善しました。接客品質の底上げと参加の裾野拡大につなげています。

レストスペース

「休憩ができるスペースが欲しい」との顧客の声から、館内10カ所にレストスペースを新設しました。エコフレンドリーな素材を使用した大きなソファと温かみのあるペンダントライトにより、居心地の良いひとときを提供することで、来店時の満足度向上につながる取り組みを行っています。

飲食のサービスアップ調査については、継続的に同一の委託先による調査を実施し、過去実績と比較したフィードバックを各店舗へ共有しています。単発評価にとどまらず、課題の可視化と改善につなげることで、店舗間の連携強化とサービス品質の向上に寄与しています。

休憩室

快適な環境整備による従業員パフォーマンス向上の取り組みとして、多様なリフレッシュニーズに対応するため休憩室を全面改装しました。一人席の増設に加え、リラクゼーションスペースと会話可能なエリアを分けて配置しました。静かに休みたい方と交流を重視する方双方が快適に過ごせる環境を整備し、勤務中のパフォーマンス向上にもつながっています。

開業15周年を機に、駅直結フロアを刷新

ステーションマーケット

二子玉川ライズ S.C.は開業15周年を迎えるにあたり、2026年3月にステーションマーケットフロアのリニューアルを実施しました。ステーションマーケットは東急線改札直結という立地特性を強みとし、通勤・通学動線上などの日常の寄り道需要に応えるフロアとして、多様な客層が日常的に立ち寄る拠点となっています。今回のリニューアルでは、その強みを活かしながら、駅での待ち合わせや移動の合間にも立ち寄りやすいフロア構成とし、食物販やアクセサリー業態などを新たに導入しています。

今後も駅直結立地の強みを最大化しながら、地域に根差したコンテンツ展開と店舗や商品ラインアップの充実を図り、持続的な成長を目指すとしています。また、二子玉川エリアの「コミュニティ・プラットフォーム」として、来館者一人ひとりのライフスタイルに寄り添い、愛される施設づくりを推進していくということです。

二子玉川ライズ・ショッピングセンター施設概要

二子玉川ライズ・ショッピングセンターは、2011年に開業した「タウンフロント」「リバーフロント」「ステーションマーケット」と、2015年に開業した「テラスマーケット」から構成される、東急田園都市線・大井町線「二子玉川」駅直結の大型複合商業施設です。ファッション、雑貨、サービス、レストラン&カフェなど、約170店舗を擁し、一人ひとりのライフスタイルに合わせた店舗構成を実現しています。

施設名称は二子玉川ライズ・ショッピングセンター、所在地は東京都世田谷区玉川2-21-1です。開業日は第1期事業が2011年3月19日、第2期事業が2015年4月24日で、営業面積は約55,000㎡、テナント数は約170店舗となっています。アクセスは東急田園都市線・大井町線二子玉川駅直結です。

※本記事は二子玉川ライズ・ショッピングセンターの発表内容に基づいて作成しています。

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