男性の肌悩み1位は「毛穴の開き・黒ずみ」43.7%、アイシークリニックが美容意識調査を実施

調査結果のポイント

今回実施された調査によると、男性の最も多い肌に関する悩みは「毛穴の開き・黒ずみ」および「テカリ・皮脂」であり、それぞれ4割を超える男性が悩んでいることが明らかになりました。男性のスキンケアにおいて重要となるのは、皮脂をコントロールすることと保湿をバランス良く行うことです。美容皮膚科は男性の受診も可能であり、近年では男性の患者比率が上昇傾向にあり、ニキビや毛穴に関する治療で訪れるケースが増えているとのことです。

スキンケアに毎月5,000円以上を使う男性は、3年前の18.7%から39.3%へと2.1倍に増えています。

男性の肌に関する悩みの第1位は「毛穴の開き・黒ずみ」で43.7%、第2位は「テカリ・皮脂」で41.3%となっています。

20代から30代の男性の47.3%が「美容医療に興味がある」と答えており、男性における美容への意識が急激に高まっていることがわかります。

用語の解説

男性型皮脂分泌について

男性型皮脂分泌は、男性ホルモンであるテストステロンの作用によって皮脂腺が活性化され、女性のおよそ2倍から3倍の皮脂が分泌される現象を指します。思春期から30代後半にかけて活発に続き、毛穴の開きやニキビ、テカリの要因となっています。

美容皮膚科について

美容皮膚科は、皮膚科学の知識をベースとして、肌の美しさや若々しさを維持・改善することを目的とした医療を提供する診療科です。ニキビの治療、シミ・くすみの改善、毛穴治療、肌質改善など、保険診療と自由診療の両方を取り扱っています。

ケミカルピーリングについて

ケミカルピーリングは、酸性の薬剤を皮膚に塗って、古くなった角質を化学的に取り除くことで肌のターンオーバーを促す治療法です。ニキビ、毛穴の開き、くすみなどの改善に使用され、日本皮膚科学会のニキビ治療ガイドラインにおいても推奨されています。

男性の毛穴・ニキビ治療法の比較表

比較項目 セルフケア(市販品) 美容皮膚科治療
費用目安(月額) 2,000円から10,000円 5,000円から30,000円
効果実感までの期間 2カ月から3カ月 1週間から4週間
毛穴への効果 軽度の改善 中度から重度まで対応可能
ニキビ跡への対応 限定的 レーザー等で改善可能
医師の診断 なし あり(原因特定が可能)
継続の必要性 毎日のケアが必要 月1回から2回の通院

※一般的な目安となり、個人差があります。

調査の背景

医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)では、ホワイトデーを前に、全国の20代から50代の男性300名を対象として「男性の美容意識とスキンケアに関する調査」を実施しました。近年、男性の美容に対する関心が急速に高まっており、スキンケア市場や美容医療における男性患者の増加が注目を集めています。今回の調査では、男性のスキンケア投資額の変化、肌の悩みの実態、美容医療への関心度などを詳しく分析されました。

2020年代に入り、男性向けのスキンケア市場は急速な成長を見せています。リモートワークの普及によるビデオ会議での「自分の顔を見る機会」の増加、SNSでの自撮り文化の浸透、そしてジェンダーレスな美容観の広がりにより、男性のスキンケアや美容医療への関心が高まっています。同クリニックでも男性患者の来院が増加傾向にあり、その実態を把握するため本調査を実施したとのことです。ホワイトデーという「男性が主役」となるタイミングで、男性の美容意識の現状を明らかにしています。

調査の概要

調査対象は全国の20代から50代の男性で、日常的にスキンケアを行っている方となります。

調査期間は2026年2月16日から2月25日です。

調査方法はインターネット調査となります。

調査対象人数は300名です。

調査結果の詳細

月5,000円以上かける男性が39.3%、3年前の2.1倍に急増

設問として「現在、スキンケア(化粧水・乳液・洗顔料など)に月額いくらかけていますか?」と質問されました。

月5,000円以上をスキンケアに投資している男性が39.3%に達し、3年前の同様の調査(18.7%)と比較して2.1倍に増加したことが明らかになりました。特に10,000円以上を使う層が13.0%存在しており、男性のスキンケアへの投資意欲が大幅に高まっていることがわかります。

「毛穴の開き・黒ずみ」が43.7%でトップ、「テカリ」も4割超え

設問として「現在、最も気になっている肌の悩みは何ですか?(複数回答可・上位3つまで)」と質問されました。

調査結果グラフ

男性の肌の悩みの第1位は「毛穴の開き・黒ずみ」で43.7%、第2位は「テカリ・皮脂過多」で41.3%でした。これは男性ホルモンの影響により皮脂分泌が多いという生理学的特徴を反映しています。第3位の「ニキビ・吹き出物」(35.0%)も含め、皮脂に関連する悩みが上位を占めています。

47.3%が「興味あり」、20代から30代では過半数が美容医療に前向き

設問として「美容皮膚科や美容クリニックでの治療に興味はありますか?」と質問されました。

美容医療への関心

「とても興味がある」「やや興味がある」を合わせると47.3%の男性が美容医療に関心を示しています。特に20代から30代に限定すると「興味あり」の割合は56.8%に上昇し、若年層ほど美容医療への心理的ハードルが低いことがわかります。

「自分の肌が気になった」が52.3%、「パートナーの影響」は27.0%

設問として「スキンケアを始めた(または強化した)きっかけは何ですか?」と質問されました。

スキンケアのきっかけ

スキンケアを始めたきっかけとして最も多かったのは「自分の肌状態が気になった」で52.3%でした。一方で「パートナー・家族の影響」が27.0%、「SNS・YouTubeの影響」が24.3%と、周囲やメディアの影響も無視できない要因となっています。

「費用が高そう」が58.7%で最多、「男性が行っていいのか」も36.3%

設問として「美容皮膚科を受診することに対して、どのような不安がありますか?(複数回答可)」と質問されました。

美容皮膚科への不安

美容皮膚科への不安として「費用が高そう」が58.7%と最も多く、費用面がハードルとなっています。また「男性が行っても良いのかわからない」が36.3%あり、男性にとって美容医療がまだ馴染みの薄い領域であることがうかがえます。

調査のまとめ

今回の調査により、男性の美容に対する意識が急速に高まっていることが明らかになりました。スキンケアへの月額投資額が5,000円以上の層が3年で2.1倍に増加し、約半数の男性が美容医療に興味を持っています。肌の悩みとしては「毛穴」「テカリ」「ニキビ」といった皮脂に関連する悩みが上位を占め、これは男性特有の皮脂分泌量の多さが背景にあります。美容皮膚科への関心は高いものの、費用面や「男性でも受診できるのか」という心理的ハードルが課題として残っています。男性の美容ニーズに応える医療サービスの重要性が増していると言えるでしょう。

医師コメント アイシークリニック 髙桑康太医師

皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、男性の肌は女性と比べて皮脂分泌が2倍から3倍多く、毛穴やテカリの悩みが多いのは生理学的に当然のことです。重要なのは、男性特有の肌質を理解した上で適切なケアを行うことです。

男性の皮脂分泌量が多い原因は、男性ホルモンであるテストステロンが皮脂腺を活性化させるためです。特に10代後半から30代後半にかけてホルモン分泌が活発なため、この年代で毛穴やニキビの悩みが多くなります。

日本皮膚科学会の「尋常性ざ瘡(ニキビ)治療ガイドライン」では、ニキビの治療において外用薬(アダパレン、過酸化ベンゾイルなど)を第一選択として推奨しています。市販のスキンケアだけでは改善しない場合は、皮膚科での適切な診断と治療が有効です。

美容皮膚科では、ケミカルピーリングやレーザー治療など、セルフケアでは得られない効果を期待できる治療法があります。特に毛穴の開きやニキビ跡は、専門的な治療で大きく改善するケースが多いです。同クリニックでも男性患者の割合は年々増加しており、「もっと早く来れば良かった」という声を多くいただいているとのことです。

男性がスキンケアや美容医療に関心を持つことは、清潔感の向上やビジネスシーンでの印象改善にもつながります。肌の悩みは放置せず、気になったタイミングで専門家に相談することをお勧めします。

日本皮膚科学会の「尋常性ざ瘡治療ガイドライン2017」では、ニキビ治療においてアダパレン外用薬が面皰(白ニキビ・黒ニキビ)治療の推奨度Aとされています。また、ケミカルピーリングは推奨度B(炎症性皮疹に対して)として位置づけられており、医療機関での治療が科学的根拠に基づいて推奨されています。

男性のスキンケアで重要な3つのポイント

洗顔は1日2回まで、洗いすぎは皮脂の過剰分泌を招きます。

化粧水だけでなく乳液やクリームで保湿を行い、インナードライを防ぐことが大切です。

紫外線対策(日焼け止め)は男性も必須、シミ・老化予防に効果的です。

美容皮膚科を受診すべきサイン

市販のスキンケアを3カ月続けても改善しない場合。

ニキビが繰り返しできる、または跡が残っている場合。

毛穴の開きが目立ち、化粧水などでは改善しない場合。

髙桑 康太(たかくわ こうた)医師のプロフィール

皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当しています。

専門分野は皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科です。

ミラドライ認定医の資格を持っています。

臨床実績(2024年時点、累計)は以下の通りです。

皮膚腫瘍・皮膚外科手術は30,000件以上。

腋臭症治療は2,000件以上。

酒さ・赤ら顔治療は1,000件以上。

略歴は、2009年に東京大学医学部医学科を卒業、2009年に東京逓信病院で初期研修、2012年に東京警察病院皮膚科、2012年に東京大学医学部附属病院皮膚科、2019年にアイシークリニック治療責任者となっています。

監修領域は皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報です。

よくある質問

Q1. 男性でも美容皮膚科に行っていいのですか?

A. もちろん男性も美容皮膚科を受診できます。近年は男性患者の割合が増加しています。

今回の調査でも36.3%の男性が「男性が行っても良いのかわからない」と不安を感じていましたが、美容皮膚科は性別を問わず受診できます。同クリニックでも男性患者は増加傾向にあり、毛穴治療やニキビ治療、シミ取りなどで来院されるケースが多いとのことです。男性専用の待合室を設けているクリニックもありますので、気軽に相談してみてください。

Q2. 男性のニキビ治療にはどんな方法がありますか?

A. 外用薬治療、内服薬治療、ケミカルピーリング、レーザー治療など、症状に応じた複数の治療法があります。

日本皮膚科学会のガイドラインでは、アダパレンや過酸化ベンゾイルなどの外用薬が第一選択として推奨されています。炎症が強い場合は抗生物質の内服、繰り返すニキビにはケミカルピーリングが有効です。ニキビ跡にはレーザー治療が効果的で、今回の調査では35.0%の男性がニキビに悩んでいることがわかりました。まずは皮膚科で原因を特定することが重要です。

Q3. 毛穴の開きは治療できますか?

A. 毛穴の開きは美容皮膚科での治療で改善が期待できます。

今回の調査で43.7%の男性が悩んでいる毛穴の開きは、ケミカルピーリング、レーザー治療、ダーマペンなどで改善が期待できます。毛穴が開く原因は皮脂の過剰分泌や加齢によるたるみなど様々で、原因に応じた治療法を選択することが重要です。市販のスキンケアでは限界がある場合、皮膚科での治療が効果的です。

Q4. 男性のスキンケアで最低限やるべきことは何ですか?

A. 最低限「洗顔」「保湿」「紫外線対策」の3ステップを行うことが重要です。

今回の調査では52.3%の男性が「自分の肌状態が気になった」ことをきっかけにスキンケアを始めています。まず洗顔で余分な皮脂を落とし、化粧水と乳液で保湿、そして日焼け止めで紫外線対策を行いましょう。男性は皮脂が多いため保湿を怠りがちですが、保湿不足はかえって皮脂分泌を促進します。シンプルなケアを継続することが大切です。

Q5. 美容皮膚科の費用はどのくらいかかりますか?

A. ニキビ治療は保険適用で月1,000円から3,000円程度、自由診療は治療内容により5,000円から30,000円程度です。

今回の調査で58.7%の男性が「費用が高そう」と不安を感じていましたが、ニキビや湿疹などの疾患治療は保険適用となり、比較的安価に受けられます。ケミカルピーリングやレーザー治療などの美容目的の治療は自由診療となりますが、1回5,000円から30,000円程度が目安です。初回はカウンセリングで費用の説明を受けてから治療を決めることができます。

放置のリスク

ニキビを放置すると炎症が深刻化し、凹凸のあるニキビ跡(クレーター)が残る可能性があります。

毛穴の詰まりを放置すると炎症性ニキビに発展し、治療が長期化する場合があります。

誤ったセルフケア(過度な洗顔や毛穴パックの多用)により、肌バリア機能が低下し悪化するケースがあります。

こんな方は相談してください 受診の目安

市販のスキンケアを2カ月から3カ月継続しても改善が見られない場合。

ニキビが同じ場所に繰り返しできる、または広範囲にできている場合。

ニキビ跡やシミが気になり、セルフケアでは改善しない場合。

肌の赤みやかゆみが続く場合(皮膚疾患の可能性)。

出典元: 医療法人社団鉄結会 アイシークリニック

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