Checkout.comが2025年度に決済取扱高3,000億ドル超を達成、通期でEBITDA黒字化を実現

英国ロンドンに本社を置くデジタル決済プラットフォーム提供企業のCheckout.com(チェックアウト・ドットコム、創業者兼CEO:ギヨーム・プセ)は、2025年度の年次報告書(Annual Letter)を発表しました。同社は2025年の総決済取扱高が3,000億米ドルを超えたことを明らかにしています。さらに、通期でEBITDA黒字化を達成し、収益性の回復を実現したことも公表されました。同社は今後も、長期的な成長への投資と財務規律を両立させていく方針を示しています。

同社は、AIエージェントが人間に代わって購買を行う「エージェンティックコマース」の普及を見据え、ネットワークやプロトコルをまたいだ接続性を強化する相互運用性と、安全に利用できる信頼性およびセキュリティを中心として、決済基盤の強化を推進しています。


2025年度の主要な業績ハイライト

同社が発表した2025年度の主な実績は以下の通りです。

  • 通期でEBITDAベースの黒字化を達成しました。2025年の決済取扱高は3,000億米ドルを超え、前年比で64%増という大幅な成長を記録しています。
  • Uber、eBay、Spotify、Temu、Pinterest、HelloFresh、ASOS、Vintedをはじめとする1,000社を超えるエンタープライズ加盟店との提携を実現しています。また、年間10億米ドル以上を処理する加盟店は63社に達しています。
  • 純収益については2年連続で30%を超える成長を達成しています。

収益性の回復と成長の両立を実現

Checkout.comは、中核となる決済プラットフォームの強化、運用面での最適化、そして成長市場への重点的な投資を継続的に行ってきました。2025年度はこれらの取り組みが結実し、総決済取扱高が過去最高を更新するとともに、通期での収益性回復という成果を上げています。今後においても、エンタープライズ企業が求める「承認率」「安定性」「セキュリティ」を高いレベルで実現し、決済を通じた成長を支援する基盤の構築を進めていく計画です。

エージェンティックコマース時代に向けた決済基盤の強化

AIエージェントが購買を担う新しい時代においては、利便性だけではなく、取引の正当性、本人確認、透明性、不正への耐性といった「信頼の設計」がより一層重要になってきます。Checkout.comは、こうした環境の変化を先取りし、エージェント経由での取引においても安心して利用できるように、相互運用性の確保とセキュリティを中核とした決済基盤の整備を推進しています。同社はすでに、GoogleのUniversal Commerce Protocolへの対応を進めているほか、Visa Intelligent CommerceおよびMastercard Agentpayフレームワークをサポートしています。

また、エージェンティックコマースへの対応にとどまらず、Checkout.comは事業における摩擦を取り除くため、コア業務のあらゆる層にAIを組み込んでいます。AIを活用したポリシーレビューの導入により、デューデリジェンスに要する時間を83%短縮することに成功しました。さらに、従来は手作業で行っていた拒否取引の振り分けについては、現在100%の自動化を実現しています。運用効率の向上に加えて、技術面でも生産性が加速しており、AI生成コードは月あたり270万行に達しています。

積極的な投資と事業拡大の状況

同社は2025年度において、以下のような投資と事業拡大を実施しています。

  • 組織の拡大:従業員数を15%増の2,000人規模へと拡大しました。また、サンフランシスコ、アトランタ、サンパウロに新たな拠点を開設しています。
  • 北米市場での展開:ジョージア州におけるMALPBライセンスの申請が承認され、米国でのダイレクトアクワイアリングに向けた重要なステップを踏み出しました。
  • カード発行事業:2025年第4四半期時点で年換算50億米ドルのランレートを達成しています。2026年には米国およびUAEでの拡大を計画しています。
  • 決済手段の拡充:2025年は、クレジットカード以外の決済手段(APM/ウォレット等)の取扱高が前年比で104%増と大幅に伸長し、対応する決済手段も50種類を超えるまでに拡大しました。Apple Pay、Google Payに加えて、Tabby、TWINT、Swishなどの主要なローカル決済手段にも順次対応しています。

CEOギヨーム・プセ氏のコメント

Checkout.com最高経営責任者(CEO)兼創業者のギヨーム・プセ(Guillaume Pousaz)氏は次のようにコメントしています。

「2025年は、私たちが長期的な視点で築いてきた決済基盤が、成長と収益性の両面において成果を示した一年となりました。エンタープライズ加盟店のビジネスを支える"高性能な決済"をさらに磨き込みながら、エージェントコマースという新しい購買チャネルの拡大にも備え、相互運用性と信頼性を備えたインフラを強化していきます。」

Checkout.comについて

Checkout.comは、デジタル経済を支える数千の企業に対して決済サービスを提供している企業です。同社のデジタル決済ネットワークは145以上の通貨に対応しており、世界中で年間数十億件にのぼる取引を処理しています。

柔軟性と拡張性に優れたテクノロジーにより、決済成功率の向上、処理コストの削減、不正対策の支援を行い、決済を企業の収益性向上につなげています。ロンドンに本社を置き、世界19拠点にオフィスを構える同社は、ソニー、Alibaba、Docusign、Uber Eats、GEヘルスケア、Wise、Remitly、Sainsbury's、Financial Timesといった世界トップクラスの企業と取引を行っています。

出典元:Checkout.com

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