
株式会社Kalowave Japanが運営するKalodata Japanが、2月16日から2月22日までの日本におけるTikTok Shop市場の最新データを公開しました。この期間の流通総額(GMV)は9.95億円となり、前週と比べて1%増加という横ばいの状況が続いているとのことです。
今回の調査では、主要な事業者の活動が低下したことや配送の遅れに対する不安から販売数が減少する一方で、平均販売単価が上昇したことが明らかになりました。この高単価商品の成長が市場規模の維持に貢献する結果となっています。
カテゴリー別に見ると、高単価な商品を取り扱う事業者や国内での配送体制を整備したショップが安定した売上を記録しており、商品の企画設計や運営体制の差が売上実績に大きく影響していることが浮き彫りになりました。
この記事の目次
今週の主要指標
2月16日から2月22日にかけての主要な数値は以下の通りとなっています。
- 流通総額(GMV):9.95億円(前週比1%増)
- 平均販売価格:1,993円(前週比5%増)
- 動画投稿本数:36.3万本(前週比1%減)
- ライブルーム数:6,393件(前週比10%減)
- 稼働ショップ数:8,777件(前週比11%減)※全ショップに対する稼働率は8.6%
これらの数値はKalodataによる独自の集計データに基づいています。

週次レポートの詳細分析
Kalodata Japan編集部の総評によると、2月16日から2月22日の日本におけるTikTok Shop市場は、GMV9.95億円で前週比1%増という横ばいの動きを見せたとのことです。
中国系の事業者における活動が低下したことにより、上位のショップやクリエイターの売上は前週と比較して30%から50%の大幅な減少となりました。配送遅延への懸念から購買行動も抑制され、稼働しているショップの数は低い水準に留まっているということです。
その一方で、平均販売単価は5%上昇しており、高単価商品の伸びが販売件数の減少を補完する形となっています。

直近4週間の推移
直近4週間における売上高、販売件数、平均販売価格の推移は次のようになっています。
- 1月26日週:売上高14.7億円、販売件数60.2万件、平均販売価格2,444円
- 2月2日週:売上高11.2億円、販売件数54.0万件、平均販売価格2,066円
- 2月9日週:売上高9.85億円、販売件数51.9万件、平均販売価格1,899円
- 2月16日週:売上高9.95億円、販売件数49.9万件、平均販売価格1,993円
この推移から、売上高と販売件数は減少傾向にある一方で、平均販売価格が回復してきていることが確認できます。

カテゴリー別売上高トップ10
今週のカテゴリー別売上高のトップ10は以下の通りです。
- 美容・パーソナルケア:1.9億円
- 食品・飲料:1.5億円
- レディースウェア・インナー:1.5億円
- スマートフォン・エレクトロニクス:7,345万円
- ジュエリーアクセサリー・デリバティブ:6,011万円
- おもちゃ・趣味:5,247万円
- 旅行かばん・バッグ:4,998万円
- 健康:3,735万円
- 自動車・バイク:2,925万円
- メンズウェア・下着:2,755万円
美容・パーソナルケアカテゴリーが引き続き首位を維持し、食品・飲料、レディースウェア・インナーが続いています。

商品・コンテンツ関連指標
商品やコンテンツに関連する指標の前週比は以下のようになっています。
- 新商品数:28,868件(41%減)
- 売上商品数:29,369件(8%減)
- 動画本数:36.3万本(1%減)
- ライブルーム数:6,393件(10%減)
先週における1ショップあたりの平均値は、新商品0.28件、売上商品0.29件、動画3.55本、ライブ0.06件でした。また、1稼働ショップあたりの平均値は、新商品3.29件、売上商品3.35件、動画41.39本、ライブ0.73件となっています。

市場・投資関連指標
市場と投資に関連する指標の前週比は次の通りです。
- 全ショップ数:102,228件(変動なし)
- 広告予算:1,116万円(6%増)
- 新規ファン数:318万人(23%減)
先週の1ショップあたりの平均広告予算は108円、1稼働ショップあたりの平均広告予算は1,327円となっています。

カテゴリー別トレンド分析
先週は特に高単価カテゴリーの成長が目立つ結果となりました。
売上を維持できた事業者には、いくつかの共通する特徴が見られました。まず、日本国内に在庫を持ち国内から発送することで配送遅延の影響を受けない体制を整えていること。次に、高単価商品を扱うことで件数減少をカバーできる単価設定をしていること。さらに、美容や健康など特定分野に特化した専門性の高い商品を取り扱っていること。そして、ライブコマースではなくショート動画を主体とすることで配信スケジュールの影響を受けにくい運営をしていることです。
これらの共通点から、運用体制と商品設計の違いが成果に明確に表れていることが分かります。


データについて
本レポートは、TikTok Shopに関連するデータをもとに、Kalodata(カロデータ)が独自に収集し分析した情報に基づいて作成されています。
Kalodataについて

Kalodataは、TikTok Shopに特化したデータ分析プラットフォームです。カテゴリー、ショップ、クリエイター、商品、動画や広告、ライブなどを横断的に可視化し、セラー、ブランド、クリエイター、アフィリエイターのデータドリブンな意思決定を支援しています。
出典元:PR TIMES(株式会社Kalowave Japan)












