
株式会社Asobicaが提供する顧客のホンネデータを収集・分析するプラットフォーム「coorum(コーラム)」が、UCC上島珈琲株式会社に導入されました。このプラットフォームを活用したファンコミュニティ「UCCラボ」では、コミュニティへの参加により会員の年間購入金額が約1.9倍に増加するといった購買行動の変容や、参加者の84%でブランドに対する好意度が向上するという効果が実証されたということです。
この記事の目次
コミュニティ開設に至った経緯
昨今、物価高騰を背景とする消費者の節約志向の高まりとともに、国内では少子高齢化による新規顧客の減少が進んでいます。このような状況において、「なぜ商品やサービスが選ばれるのか」「どのようなときに購入・利用するのか」といった、消費者の行動の背景にある顧客インサイトの重要性が多くの企業で注目されています。
このような背景のもと、UCC上島珈琲株式会社ではこれまで約20万人の会員を擁する「Club UCC」を運営してきましたが、一方向の情報配信やキャンペーンへの参加が中心となっており、顧客インサイト(深層心理)の把握や事業貢献の可視化が課題となっていたとのことです。
そこで同社では、「製品体験を通してコーヒーのホンネをシェアする場所」というコンセプトのもと、2024年9月に新しいコミュニティ「UCCラボ」を開設しました。Asobicaが提供する「coorum」を活用することで、ファンとの双方向コミュニケーションを実現し、ロイヤルティ向上とLTV(顧客生涯価値)の最大化に取り組んでいるということです。
UCCのコミュニティ「UCCラボ」トップ画面
購買金額・頻度向上をはじめとする主な成果
「UCCラボ」導入から半年後に実施されたコミュニティユーザー調査および購買データ分析では、以下のような成果が明らかになりました。
購買行動の変化
コミュニティ登録前後を比較すると、会員1人あたりの年間購入金額は約1.9倍、年間購入回数は約1.4倍に増加しました。また、回答者の47.6%が「UCC製品の購入頻度・金額が増えた」と回答しており、コミュニティ内での交流や他のユーザーのレビュー閲覧が、実際の購買行動を促進していることが明らかになったということです。
ブランド好意度の向上
コミュニティ参加後の調査において、84.1%が「UCCのことが好きになった(とても+まぁ)」と回答しました。「UCC社員や研究員の熱意を知り親近感が増した」「他社製品も含めたフラットな情報交換ができる信頼感」などが要因として挙げられており、単なる消費者から「ファン」への意識変容が起きているということです。
ファンの「ホンネレビュー」を製品販促に活用
「UCCラボ」には、良い点だけでなく悪い点も含めた「ホンネ」のレビューが集まる設計が取り入れられており、製品を試した方の「ホンネ」の感想が包み隠さず見られる環境となっているため、製品ごとに幅広いレビューを収集できています。実際に収集された「UCC Cold Brew BLACK PET500ml」に関する66件のレビューの中から、ファンのリアルな声を反映した「グイグイ飲めちゃう!」「リピ?あり!あり!」といったコピーが、実際の製品の首掛けPOPとして採用されました。コミュニティが単なる交流の場を超えて、マーケティング施策への直接的な活用を実現しているとのことです。
「UCC Cold Brew BLACK PET500ml」の首掛けPOPを作成
UCC上島珈琲株式会社 担当者のコメント
マーケティング本部 プロモーション部 ダイレクトマーケティングチーム チームマネージャー 金崎 未奈 様
「以前のサイトは会員数こそ多かったものの、事業への貢献が見えづらい状況でした。『UCCラボ』では規模よりもコミュニケーションの質と『ホンネ』を重視しました。結果として、お客様が店頭でUCC製品を意識的に選んでくださるようになったり、社内の製品開発チームがレビューを参考にしたりと、全社的な活用が進んでいます。今後は『コーヒーの相談ならUCCラボ』と言われるような、信頼される場所を目指します」とコメントされています。
今後の展望
UCC上島珈琲株式会社では、今回の成果を活かして、「UCCラボ」に寄せられる顧客の声を製品開発や商談資料へ有効に活用していくとのことです。あわせて、顧客インサイトの収集・活用を強化し、マーケティング本部での取り組みを深めながら、将来的な活用領域の広がりを検討していくということです。
Asobicaでは、「coorum」の提供を通じて、ゼロパーティデータを軸としたAIエージェントの活用・マルチプロダクト化を加速し、より多くの消費者に「買ってよかった」と思える顧客体験の創出を目指しているとしています。
Asobicaが提供するホンネデータプラットフォーム「coorum(コーラム)」について
コミュニティツールやリサーチツールをもとにゼロパーティーデータ(顧客の本音データ)を収集し、AI分析・活用することで、あらゆるCXを改善するプラットフォームです。デジタル上の行動データだけでは分からない、商品・サービスの利用実態や、行動の背景・感情といった「顧客の本音」を収集・可視化し、商品開発・ブランド戦略・マーケティング効果の最大化を実現します。
株式会社Asobica 会社概要
会社名:株式会社Asobica
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田2-27-3 A-PLACE五反田ビル9F
代表者:代表取締役CEO 兼 社長 今田孝哉
出典元:株式会社Asobica













