
hotice株式会社(東京都渋谷区、代表取締役:趙 無極)は、全国の生活者を対象とした「YouTube利用実態調査」を実施したことを発表しました。
今回の調査では、2026年における日本人の視聴習慣や利用目的について多角的な分析が実施されています。調査の結果、YouTubeは全世代の6割を超えるユーザーが毎日アクセスする「映像型ナレッジ・インフラ」として定着していることが明らかになりました。
従来の受動的な娯楽から、悩み解決やスキルアップのために情報を能動的に取得する「能動型メディア」へと変化し、日本人の意思決定において不可欠な存在になっているとされています。
この記事の目次
調査の概要
本調査は以下の内容で実施されました。
調査主体:hotice株式会社
調査協力:合同会社RASA JAPAN
調査手法:インターネット調査
調査実施日:2026年1月20日
調査対象:日本国内在住の一般ユーザー
有効回答数:531名
主な調査結果について
日本人のYouTube利用頻度について
日本人が日常生活の中でYouTubeをどの程度利用しているのか、その浸透度を全体および属性別に分析した結果が公表されています。
週1回以上アクセスする日本人は9割超
調査回答者531人の結果によると、YouTubeは多くの日本人の生活の一部として浸透している状況が見て取れます。
最も多い回答は「ほぼ毎日」で65.54%(348人)を占めており、全体の3分の2近くに達する結果となっています。これに「週に2~3日」の10.73%(57人)、「週に4~5日」の9.98%(53人)を合わせると、週の半分以上YouTube視聴に時間を充てている日本人が全体の約86%となっています。
一方、利用頻度が低い層は少数派となっています。「週に1日程度」の利用者は5.84%(31人)、「利用していない」と回答した人は3.01%(16人)でした。
さらに低頻度の利用を見ると、「月に1回程度」が1.88%(10人)、「月に2~3回」が1.32%(7人)、「それ以下の頻度」が0.94%(5人)、「2~3ヶ月に1回程度」が0.75%(4人)という分布になっています。
全体的に見ると、現代の日本人にとってYouTubeは日常のルーティンに組み込まれた「生活インフラ」へと発展していることが分かります。
30代以下では7割以上が毎日視聴
年代別の分析では、日本の若年層における視聴習慣の定着が顕著に表れています。
10代では「ほぼ毎日」の回答が80.00%(44人)に達しており、他の世代と比較して最も高い利用率を示しています。20代や30代でも、毎日視聴する割合はそれぞれ72.00%(72人)、74.26%(75人)と高水準を保っています。
注目すべきは、40代以降の中高年・シニア層における普及状況です。40代の58.82%(60人)が毎日視聴しており、70歳以上でも53.57%(30人)と半数以上が日常的に利用しています。
また、「利用していない」と回答した割合は60代の10.34%(6人)や70歳以上の7.14%(4人)が目立つ一方で、10代や20代では0.00%(0人)という結果でした。
日本の若年層では「当然のインフラ」として、高年層でも「日常的な娯楽」として根付いており、世代による利用頻度の差が縮小していることが調査から読み取れます。
男性の約7割が毎日利用している
性別による比較では、男女ともに高い利用頻度が見られますが、男性の方がより日常的に活用している傾向が確認されました。
男性では69.41%(236人)が「ほぼ毎日」視聴していると回答しています。一方、女性で毎日視聴している人は58.64%(112人)となっており、男性が10ポイント以上高い数値を示しています。
また、「利用していない」の割合も、男性が1.76%(6人)に対して女性は5.24%(10人)とやや多くなっています。
このことから、女性は生活の合間に適宜視聴するスタイルが一般的であるのに対し、男性はより積極的に毎日欠かさずYouTubeに接触する層が厚いという傾向が推測されます。
1日あたりのYouTube視聴時間
YouTubeを利用している日本人が、実際に1日のうちどの程度の時間を視聴に充てているのか、その利用の深さについて整理されています。
30分から2時間の視聴層が半数を占める
YouTubeを視聴している515人の回答を分析すると、一定のまとまった時間を費やす層が中心となっていることが分かりました。
最も高い割合を示したのは「30分以上~60分未満」で25.05%(129人)でした。続いて「1時間以上~2時間未満」が23.88%(123人)、「10分以上~30分未満」が21.94%(113人)となっており、これらの中時間視聴層が全体の約7割を占めています。
一方、短時間や長時間の没入層は相対的に少なくなっています。最も手軽な「10分未満」は8.54%(44人)にとどまりました。
反対に、長時間視聴となる「2時間以上~3時間未満」は12.82%(66人)、「4時間以上」は4.66%(24人)、「3時間以上~4時間未満」は3.11%(16人)という分布になっています。
全体を見ると、日本人のYouTube利用は細切れの隙間時間だけでなく、テレビ番組のように腰を据えて楽しむスタイルが定着していることがうかがえます。
10代の4割以上が毎日2時間以上視聴
年代別に視聴時間を比較すると、若い世代ほど動画コンテンツへの没入度が高い実態が明らかになりました。
特に10代の傾向は顕著で、3時間以上視聴する層が16.36%(9人)存在しています。さらに「2時間以上~3時間未満」の27.27%(15人)を合わせると、4割を超える10代が1日に2時間以上をYouTubeに費やしています。
20代や30代においても「1時間以上~2時間未満」がそれぞれ27.00%(27人)、16.00%(16人)を占めています。若年層にとって、YouTube視聴は生活の大きな割合を占める主要な娯楽であることが分かります。
一方で、50代以上になると視聴時間のコンパクト化が進む傾向にあります。70歳以上では「30分以上~60分未満」が34.62%(18人)と最も多く、2時間以上視聴する層はわずか11.54%(6人)にとどまりました。
年齢層が上がるにつれて、YouTubeは特定のトピックを必要な分だけ効率的に摂取するメディアへと、役割を変化させている可能性があります。
性別による利用スタイルの違い
性別による視聴時間の違いを見ると、男女でYouTubeへの向き合い方に微妙な差が反映されています。
女性は「30分以上~60分未満」が27.07%(49人)と最も高く、1時間未満で視聴を終える層が合計で56.91%(103人)と過半数を占めました。女性ユーザーは、家事や仕事の合間などの限られた時間の中で、区切りよく視聴を楽しんでいる姿が推察されます。
一方、男性も「1時間以上~2時間未満」が24.55%(82人)とボリュームゾーンは共通していますが、長時間視聴の割合が女性を上回っています。
「2時間以上」視聴する層の合計は、男性で20.66%(69人)となっています。数値自体は女性の20.44%(37人)に近いものの、母数の多さも相まって男性の視聴の厚みが際立つ形となりました。
男性は興味のある分野を深く掘り下げる「没入視聴」、女性は生活リズムに合わせた「定時視聴」という、性別ごとの活用スタイルの違いがうかがえます。
YouTubeを利用するタイミング
日本人の1日の生活動線において、YouTubeがどのように組み込まれているのか、具体的な利用シーンが整理されています。
就寝前と昼休みの視聴が上位
YouTubeを利用している515人の回答を見ると、特定の時間帯に固定されるのではなく、生活のあらゆる「区切り」で利用されている実態が浮かび上がりました。
最も多かったのは「就寝前」で44.85%(231人)に達し、1日の締めくくりに動画を楽しむスタイルが定着していることが分かります。次いで「昼休み・日中の休憩時間」が28.35%(146人)、「夕食後~入浴前後」が27.96%(144人)と続きました。
また、「帰宅直後~夕食前」も25.83%(133人)と高く、学校や仕事からオフへと切り替えるタイミングでもYouTubeが開かれています。一方で、「起床~朝の活動開始前」は19.42%(100人)、「通勤・通学などの移動中」は18.25%(94人)、「家事や身支度の合間」は13.01%(67人)でした。
これらの結果から、日本人のYouTube利用は、まとまった余暇時間だけでなく、生活の合間に自然に入り込む柔軟なメディアとして活用されていることがうかがえます。なお、「休日・休暇中」は20.97%(108人)、「特に決まっていない」は10.49%(54人)となっています。
10代は夜、40代は昼に活用する傾向
年代別に利用タイミングを比較すると、世代ごとのライフスタイルが色濃く反映された結果となりました。
10代では「就寝前」が70.91%(39人)と際立って高く、2位の「夕食後~入浴前後」の41.82%(23人)を大きく引き離しています。若年層にとって、夜のリラックスタイムをYouTubeと共に過ごすことは、生活に欠かせないルーティンとなっていることが分かります。
対照的に、40代では「昼休み・日中の休憩時間」が37.11%(36人)で最多となり、「就寝前」の32.99%(32人)を上回りました。働き盛りの世代においては、夜のプライベート時間だけでなく、日中の限られた隙間時間をリフレッシュに充てる傾向が強まっています。
また、60代や70歳以上の高年層では「特に決まっていない」の割合が他の世代より高く、特定の時間帯に縛られず、自由なタイミングでコンテンツを楽しむ様子がうかがえます。
性別による生活動線の差
性別で見ると、YouTubeに接触するタイミングには男女で明確なスタイルの違いが見て取れます。
女性は「就寝前」が53.04%(96人)と過半数を超えており、夜間の落ち着いた時間に視聴が集中する傾向にあります。次いで「夕食後~入浴前後」も32.60%(59人)と高く、女性にとってYouTubeは1日の疲れを癒やすためのパーソナルな道具としての側面が強いようです。
一方で、男性も「就寝前」が40.42%(135人)で最多ではあるものの、女性ほど極端な集中は見られません。特徴的なのは「通勤・通学などの移動中」が22.16%(74人)と、女性の11.05%(20人)の約2倍に達している点です。
また、「昼休み・日中の休憩時間」も男性は29.94%(100人)と安定しており、外出先や仕事の合間でも能動的にYouTubeを活用している姿が浮き彫りになりました。
YouTubeの利用目的
日本人がYouTubeを開く際に何を求めているのか、その具体的な利用動機が整理されています。
暇つぶしと趣味が利用の2大動機
YouTubeを利用している515人の回答を分析すると、利用目的は一つに限らず多角化していることが分かりました。
最も多かったのは「暇つぶし・隙間時間の埋め合わせ」で69.32%(357人)に達し、生活の余白を埋める手段として圧倒的な支持を得ています。次いで「趣味・エンタメ・リラックス」が63.88%(329人)となっており、多くの日本人が日常的な癒やしや楽しみを求めてYouTubeを開いている実態がうかがえます。
また、中位には「トレンドや流行のチェック」34.17%(176人)や「好きなタレント・インフルエンサーのチェック」32.04%(165人)が並び、情報収集の場としても定着しています。さらに「勉強・学習・スキルアップ」が29.13%(150人)、「商品・サービスの検索・検討」が21.94%(113人)となっており、実用的な知識や購買判断の情報を得るためのツールとしても活用されています。
一方で、ビジネスや直接的な交流を目的とする層は少数派です。「仕事・業務の情報収集」は9.51%(49人)、「その他」は1.75%(9人)、「自身での投稿・発信」は6.02%(31人)、「友人・知人とのコミュニケーション」は4.47%(23人)にとどまりました。
全体を俯瞰すると、現代の日本人のYouTube利用は、娯楽を主軸としながらも、学習や比較検討といった実用的なニーズまで幅広くカバーする万能なメディアとなっている様子が読み取れます。
若年層は「人」、30代は「学び」を重視
年代別に目的を比較すると、ライフステージに合わせてYouTubeに期待する役割が変化していることが分かります。
10代では「好きなタレント・インフルエンサーのチェック」が56.36%(31人)と全世代で最も高く、特定の個人の発信を追うことが視聴の強い動機になっています。また、20代でも「トレンドや流行のチェック」が43.00%(43人)と高い水準にあり、感度の高い若年層にとっての情報源としての側面が強調されています。
一方で、30代になると「勉強・学習・スキルアップ」の割合が35.00%(35人)に達し、実用性を重視する姿勢が見て取れます。40代でも同様に29.90%(29人)が学習目的を挙げており、仕事や私生活に役立つノウハウを動画で効率的に取得しようとする傾向があります。
60代や70歳以上の高年層では、再び「趣味・エンタメ・リラックス」の割合が相対的に高まり、実益よりも純粋な楽しみや時間の充実を目的とする使い方が主流になっています。世代が上がるにつれて、YouTubeは流行を追う場から、個人の興味を深掘りする場へとシフトしている可能性が考えられます。
女性はトレンド、男性は実利を求める
性別による比較では、YouTubeというメディアに求める価値に、男女で明確な違いが表れました。
女性は「趣味・エンタメ・リラックス」が67.96%(123人)と高く、さらに「トレンドや流行のチェック」が38.67%(70人)、「好きなタレント・インフルエンサーのチェック」が36.46%(66人)と、男性を上回る結果となりました。女性にとってYouTubeは、今の気分を高めたり、旬の情報をキャッチしたりするための感性的なツールであると言えます。
対照的に、男性は「勉強・学習・スキルアップ」が30.24%(101人)、「商品・サービスの検索・検討」が23.35%(78人)と、実利に直結する項目で女性を上回っています。特に「仕事・業務の情報収集」は男性が11.08%(37人)に対し、女性は6.63%(12人)となっており、男性の方がよりビジネスや実用的な調べ物のためにYouTubeを活用している傾向が強いようです。
共通して「暇つぶし」が最多であることに変わりはありませんが、女性は「楽しむこと・流行ること」を重視し、男性は「知ること・解決すること」を重視するという活用スタイルの違いが浮き彫りになりました。
フォローしているアカウントの傾向
日本のYouTubeユーザーがどのようなチャンネルを登録し、継続的に情報を得ているのか、そのフォロー傾向が整理されています。
有名人やインフルエンサーのフォローが中心
YouTubeを利用している515人の回答を見ると、フォロー(チャンネル登録)対象は個人の発信者に強く惹きつけられていることが分かりました。
最も多かったのは「有名人・タレント」で46.80%(241人)でした。次いで「インフルエンサー」が38.25%(197人)、「エンタメ・ネタ系アカウント」が34.56%(178人)と続き、個性の強い発信者やエンターテインメント性の高いコンテンツがフォローの大きな動機となっています。
一方で、情報やノウハウを軸としたアカウントも一定の支持を得ています。「趣味・専門分野の発信者」が32.62%(168人)、「ニュース・メディア系アカウント」が21.94%(113人)、「学習・ノウハウ系アカウント」が19.42%(100人)となりました。また「企業・ブランド公式アカウント」を登録している層は18.83%(97人)でした。
その他の傾向としては、「友人・知人」が5.63%(29人)、「その他」が1.17%(6人)となっています。また、特定のチャンネルを固定せず利用する層も存在し、「特定のジャンルは決めず、流れてきた投稿を見ることが多い」が17.48%(90人)、「フォローはあまりしていない」が12.82%(66人)となりました。
若年層はインフルエンサー、シニア層は専門家を重視
年代別にフォロー傾向を比較すると、世代間で「誰を信頼して情報を得るか」の対象が分かれる結果となりました。
10代や20代の若年層では「インフルエンサー」への登録率が非常に高く、特に10代では約6割に達しています。若者にとって、YouTube発のスターはテレビ番組のタレントと同等、あるいはそれ以上に身近で影響力のある存在であることが分かります。
一方で、年代が上がるにつれて「趣味・専門分野の発信者」の存在感が増していきます。40代や50代のユーザーにおいては、単なるエンターテインメントだけでなく、自身の生活や趣味を豊かにするための専門的な知識を持つアカウントを厳選してフォローする傾向が見て取れます。
企業情報
hotice株式会社
所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-17-4 山口ビル(新館)4階
代表取締役:趙 無極(Mukyoku Cho)
設立:2021年9月1日
事業内容:SNS運用支援/インフルエンサー施策/動画制作/デジタル広告/コンサルティング
合同会社RASA JAPAN
所在地:〒225-0011 神奈川県横浜市青葉区あざみ野1-27-1 G-201
代表取締役:喜多 克(Masaru Kita)
設立:2019年2月21日
事業内容:マーケティングオペレーション構築支援/BPOサービス/デジタル戦略支援
出典元:hotice株式会社プレスリリース(PR TIMES)













