
株式会社オトナルと株式会社朝日新聞社は、2026年2月25日に「PODCAST REPORT IN JAPAN 第6回ポッドキャスト国内利用実態調査」を発表しました。この調査は、両社が2025年12月に共同実施したポッドキャストの利用実態に関する調査結果をまとめたものです。
この記事の目次
ポッドキャスト利用実態調査の概要
ポッドキャストは、世界的に普及が進むインターネットラジオメディアで、代表的な音声配信手法として知られています。家事や通勤、運動中といった視覚情報に触れることが難しい場面でも、「ながら聴き」によって情報収集やエンターテインメントを楽しむことができるため、世界中で利用者が増え続けています。
米国市場においては、ポッドキャスト広告市場が2023年に前年比5%増の19.25億ドル(約2,981億円※)に達し、2026年には約25.62億ドル(約3,968億円)規模になると予測されており*、デジタルマーケティングにおける新たなメディアとして大きな注目を集めています。
今回の『PODCAST REPORT IN JAPAN ポッドキャスト国内利用実態調査』は、日本国内でのポッドキャスト利用状況とユーザー像への理解を深めることを目的に、オトナルと朝日新聞社が年1回実施している調査です。2020年の初回調査から数えて、今回が6回目の実施となっています。
本調査は、15歳から69歳までの男女10,000人を対象に、2025年12月5日から12月6日にかけて実施されました。レポートでは、ポッドキャストの利用率、利用シーン、利用方法、他メディアとの比較などがまとめられています。
*IAB「U.S. Podcast Advertising Revenue Study(May 2024)」より
※換算為替レート=154.86円(2026年2月24日時点 TTM)
調査結果の主なポイント
- ポッドキャストの利用率は18.2%となり、前年から1ポイント増加しました。特に15〜19歳では40.5%、20代では28.8%と、若年層での利用率が高い結果となっています。
- 15〜29歳におけるポッドキャストの利用率は、TVerやTikTokを上回っています。
- ポッドキャストユーザーは非ユーザーと比べて企業の決裁権者の比率が高く、主要7メディアの比較では新聞に次ぐ高さとなっています。
- ポッドキャストユーザーの約4割が「週3回以上」聴取しており、日常生活に根付いたヘビーユーザーが多い傾向にあります。
- ポッドキャストの聴取プラットフォームは1位がYouTube、2位がSpotifyとなっています。
- 聴取スタイルについては、何かをしながらの「ながら聴き」が8割を占めています。その他には、就寝前や休憩中などのリラックスタイムでの聴取が見られます。
- ポッドキャストユーザーの76.2%が月1回以上ビデオポッドキャストを視聴しており、YouTubeなど日常的に利用するプラットフォームで視聴できる点がメリットとなっています。
- 番組内で聴いた内容(商品や場所、サービスなど)について、ユーザーの6割以上が検索経験があり、5割以上が購入・訪問経験を持っています。
調査結果の詳細
若年層でのポッドキャスト利用率が高い傾向に
一般ユーザーを含む10,000人を対象とした調査において、月間のアクティブユーザーに該当する、ポッドキャストを月に1回以上利用する人の割合は18.2%でした。
年齢層別に見ると、15〜19歳の利用率は40.5%(前年比6.5ポイント増)、20代の利用率は28.8%(前年比1.5ポイント増)となり、前年よりも比率が大きく上昇しています。

国内のポッドキャスト利用率は拡大傾向
調査開始時の2020年における国内のポッドキャスト利用率(月1回以上ポッドキャストを聴くユーザー)は14.2%でした。利用率は年々拡大傾向を示しており、2025年の調査では18.2%に到達しました。

15〜29歳ではTVerやTikTokを上回る利用率
複数メディアとの利用率比較では、31メディア中10位という高い利用率が示されました。全年代での利用率で、NetflixやFacebook、雑誌、ABEMAを上回る結果となっています。
さらに、15〜29歳に限定すると、ポッドキャストの利用率は32.3%(前年比3.0ポイント増、31メディア中6位)となり、TVerやTikTok、Amazon Prime Video、Netflixを上回る結果が得られました。

企業の決裁権者と学生の利用が多い
ポッドキャストユーザーは、経営者や役員、会社員(管理職)といった企業の決裁権者が非ユーザーに比べて5.2ポイント多く、また学生も非ユーザーに比べて11.3ポイント多いことが明らかになりました。

15〜19歳の約半数が週3回以上聴取
週3回以上ポッドキャストを聴取するユーザーは全体の約4割となりました。特に15〜19歳では52.3%を占めています。また、定期的に2〜5番組を聴いているユーザーが、昨年より5.6ポイント増加しています。

YouTubeが最も利用されるプラットフォーム
利用プラットフォームはYouTubeが37.3%で最も多く、続いてSpotify、radikoとなっています。プラットフォームの属性を見ると、YouTubeは20〜30代の利用が多く、Spotifyは15〜19歳の利用割合が高くなっています。

8割のユーザーが「ながら聴き」を実施
ポッドキャストユーザーの80.8%が、何かをしながらポッドキャストを聴取していることが示されました。一方で、就寝前や休憩中のリラックスタイムにおける聴取割合が、前年と比較して増加傾向にあります。

ビデオポッドキャストの視聴も浸透
従来の音声コンテンツに収録風景などの映像を加えた「ビデオポッドキャスト」について、ユーザー全体のうち76.2%が月1回以上視聴しています。

聴いた情報への行動喚起効果が高い
ポッドキャストで聴いた情報に対する行動では、ポッドキャストユーザーの66.4%が一定頻度で検索した経験があると回答しています。また、54.8%のユーザーがポッドキャストで聴いた商品を購入したり、紹介された場所を訪れたことがあると回答しています。

調査概要
実施時期:2025年12月5日(金)〜12月6日(土)
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:15〜69歳の男女、全体調査10,000人、「普段、ポッドキャストを月1回以上の頻度で聴いている人」への調査800人(人口構成比に準じてウェイトバック集計を実施)
なお、今回掲載された情報はレポートの一部となっています。
実際のレポートでは、以下のような情報も含まれています。
- ポッドキャストユーザーの在住地
- ポッドキャストユーザーの職業
- ポッドキャスト番組の配信経験
- 他メディアユーザーとの年収の比較
株式会社オトナルについて
株式会社オトナル(本社:東京都中央区、代表取締役:八木太亮)は、デジタルオーディオ広告(音声広告)事業を展開する"デジタルオーディオ広告カンパニー"です。音声ソリューションの開発・提供を通じた国内音声広告市場の創出をミッションに掲げ、これまで3,500件以上の音声広告プランニング、1,000件以上のクライアントの出稿・運用改善をサポートしてきた実績があります。
データ活用による音声広告のプランニングから、ナレーターや声優によるクリエイティブ制作、広告配信、レポーティング、音声コンテンツ制作まで、音声×マーケティング施策をトータルでサポートすることができます。
また、ポッドキャスト番組とリスナーの新しい出会いを創出するためのサービス運営や、ポッドキャストの広告メニューの提供も行っています。
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出典元:株式会社オトナル プレスリリース













