
株式会社kazeniwa(東京都港区)が、2025年11月にファンが企業に対して求めるコミュニケーションおよび関係性についての実態調査を実施したことを発表しました。
調査の結果、企業やブランドが運営するコミュニティに参加することにより、その企業やブランドに対する好意度が向上したと答えた人は84.5%に上ったとのことです。これにより、コミュニティ運営がファン化施策として有効であることが明らかになっています。
今回の調査では、ファンコミュニティ(ファン会員サイト、LINEグループ、DiscordやFacebookのコミュニティを含む)に3か月以上参加し、年に数回以上コメントを投稿していたと回答した129名を対象としています。
この記事の目次
調査対象について
今回の調査では、以下の条件に該当する方に対して、スクリーニング調査および本調査が実施されています。
- スクリーニング調査
- 25~65歳の方に対し、ファンコミュニティへの参加有無を確認
- 本調査
- 過去1年以内に3か月以上ファンコミュニティ(ファン会員サイト、LINEグループ、DiscordやFacebookのコミュニティを含む)に参加し、年に数回以上コメントをしていたと回答した方を対象に実施
調査結果のサマリー
今回の調査で明らかになった主な結果は以下の通りです。
- コミュニティに参加することで、その企業やブランドに対する好意度が向上した人は84.5%
- コミュニティに参加する主な目的は「イベントやキャンペーンへの参加」
- コミュニティの満足度を向上させるには「イベント開催」や「特典の配布」が効果的
- ファンを増やすためにSNS運用を実施している企業が最多
- コミュニティ運営のポイントは「距離感を適度に保ち、運営の回答や反応を早くすること」
- コミュニティ参加者は「適度な関わり」を希望している人が最多
- コミュニティは"特別な体験"と"適度な距離感"でファンを育てる存在へ
コミュニティ参加で好意度が向上した人は84.5%
調査項目:これまで経験した中で、最も良かったコミュニティについてお伺いします。企業やブランドのコミュニティに参加することで、以前よりもその企業やブランドのことが好きになりましたか?5段階評価で回答してください。(単数回答、n=129)
企業やブランドのコミュニティに参加経験があると回答した129人に対して「コミュニティに参加することで、以前よりもその企業やブランドへの好意度が高まったか」を確認したところ、以下のように回答した人の割合は84.5%でした。
- 5点(大幅に好きになった)
- 4点(どちらかというと好きになった)
もともとファンコミュニティには、その企業やブランドを好むユーザーが集まる傾向にありますが、コミュニティ運営を通じてその好意度がさらに強化されることが分かりました。
コミュニティに参加する主な目的は「イベントやキャンペーンへの参加」
調査項目:これまで経験した中で、最も良かったコミュニティについてお伺いします。そのコミュニティに参加した目的はなんですか?(複数回答、n=129)

コミュニティに参加する目的として「イベントやキャンペーンに参加するため」が52.7%で最も多い結果となっています。
続いて「限定コンテンツや特典を受け取りたかった」(50.4%)、「信頼できる情報を受け取りたかった」(47.3%)となっており、参加者の多くが"特別な体験"や"確かな情報"を求めてコミュニティに参加していることが明らかになりました。
こうした結果から、コミュニティは単なる情報発信の場ではなく、限定イベントへの参加や特別コンテンツを得られる場としての価値が求められていることが示されています。
コミュニティの満足度向上には「イベント開催」や「コミュニティ限定特典」が効果的
調査項目:これまで経験した中で、最も良かったコミュニティについてお伺いします。そのコミュニティで良かった点はなんですか?ランキング形式で3つまでご回答ください。(複数回答(ランキング形式で3つまで回答)、n=129)

コミュニティ運営において、満足度の高さに寄与する点をランキング形式で調査したところ、最もスコアの高かった項目は以下でした。
- 限定イベント・ライブ配信の開催:29ポイント
- 特典(抽選・先行販売・ポイントなど)の配布:29ポイント
いずれもコミュニティでしか得られない特別な体験に関するものとなっています。
こうした結果から、参加者にとって価値が高いのは、コミュニティ参加者だからこそ得られる価値であることが分かります。
※スコアの集計は下記の式で行われています。
1位の数=n1、2位の数=n2、3位の数=n3、サンプル数=n
スコア=((n1 x 3 + n2 x 2 + n3 x 1) / (n x 3)) x 100
コミュニティの満足度を下げる主要因は「他の参加者のマナー」
調査項目:これまで経験した中で、最も満足度の「低かった」コミュニティについてお伺いします。改善してほしいと感じた点があれば、全て選択してください。(複数回答、n=129)

これまで参加した中で「最も満足度が低かったコミュニティ」において、改善してほしい点を複数回答で調査したところ、最も多かった回答は36.4%の方が回答した「他の参加者のマナーが気になった」でした。
価値あるイベントや特典が提供されていても、コミュニティ内の環境が荒れていると、参加者の満足度は大きく低下することが示されています。
これらの結果から、企業がコミュニティの満足度を高めるためには、以下のような運営設計を行う必要があることが分かります。
- 参加者同士の交流が適切に保たれるような「ルール整備」
- マナー違反に対する「運営側の迅速な対応」
コミュニティ運営のポイントは「距離感を適度に保ち、運営の回答や反応を早くすること」
調査項目:実際に参加し、最も満足度の高かったコミュニティについてお伺いします。そのコミュニティにおける企業との距離感は、あなたにとってどのように感じましたか?(複数回答、n=129)

「最も満足度の高かったコミュニティ」の距離感について調査したところ、49.6%の方が「ちょうどよく感じた」と回答しており、多くの参加者が近すぎず遠すぎない"ちょうどよい距離感"を求めていることが分かりました。
この要因を自由回答で調べたところ、「特に距離感を求めてはいなかったが、参加者からの意見や改善点は比較的速やかに対応してもらえていたなと感じたため」という意見があったとのことです。
「意見に対して反応があること」、そして「その対応が速いこと」が、コミュニティ内でのコメントやアクションを行った後の安心材料となることが示されています。
コミュニティ参加者は「適度な関わり」を希望している人が最多
調査項目:コミュニティ参加時の、他者との関わり方についてお伺いします。あなたは、他の参加者とどの程度関わりたいと感じますか?最も当てはまるものを回答してください。(複数回答、n=129)

コミュニティ参加時に他者とどの程度関わりたいと感じているかを調査したところ、最も多かったのは、31.4%の方が回答した「投稿・情報にリアクションしながら適度に関わりたい」でした。
次いで、23.1%の方が回答した「意見交換や共創に積極的に参加したい」が多い結果となっています。
特に注目すべきは、「積極的な交流を望んでいる人」よりも、「適度な関わりを望む人」が多数派であることです。
31.4%がリアクション中心、17.4%が情報取得のみ、16.5%が距離を置く層で、これらを合計すると6割以上が「自分のペースで関わりたい」層となります。
コミュニティは"特別な体験"と"適度な距離感"でファンを育てる存在へ
今回の調査結果から、ファンコミュニティは「ブランドへの好意度を高める場」として大きな役割を果たしていることが明らかになりました。
実際に、84.5%の参加者がコミュニティを通じて企業やブランドをより好きになったと回答しており、ファン化施策としての有効性が定量的に示されています。
その背景には、コミュニティならではの特別な体験価値があります。参加者が求めていた主な参加目的は「イベントやキャンペーンへの参加」「限定コンテンツ・特典の受け取り」であり、満足度が高かったポイントも「限定イベントの開催」「コミュニティ限定特典の配布」が最上位となりました。
こうした、コミュニティに参加しなければ得られない独自価値が、ファン化の核となっていることが示されています。
さらに、最も満足度の高かったコミュニティにおける距離感については、多くの参加者が「ちょうどよい距離感」と回答しており、自由回答からも「意見に対して速やかに反応してくれた」という声が寄せられています。
これは、企業が過度に踏み込みすぎず、しかしユーザーの声には素早く応えることが安心感を生み、ファンとの関係性を育てていることを示す特徴的な結果といえます。
総じて、コミュニティは単なる情報発信の場ではなく、以下のポイントをおさえることで、ファン育成を促進することができます。
- 特別な体験を提供する場
- ユーザーにとって心地よい距離感を保つ場
- 安心して参加できる運営体制を整えた場
調査概要
- 調査機関:株式会社kazeniwa
- 調査対象:25~65歳の過去ファンコミュニティに参加したことのある方
- 有効回答数:スクリーニング調査3,735人/本調査129人
- スクリーニング調査期間:2025年11月18日~11月25日
- 本調査期間:2025年11月21日~2025年11月25日
- 調査方法:インターネット調査
※本調査では、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。
株式会社kazeniwaについて
株式会社kazeniwaは、2009年2月に創業し、「コミュニケーションデザインで創造する新たな価値」を掲げて活動しています。
ソーシャルメディアマーケティングやファンマーケティングをはじめ、WEBデザイン制作やシステム開発など、幅広い領域でサービスを提供しています。
同社は、企業と顧客のつながりをデザインし、ビジネスにおける新たな価値創造を目指しています。
会社名:株式会社kazeniwa
所在地:〒105-0003 東京都港区西新橋3-24-5 御成門ビル6F
設立:2009年2月
代表者:代表取締役 福永充利
出典元:株式会社kazeniwa プレスリリース












