
クラスメソッド株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:横田聡)は、LINEミニアプリ開発パッケージ「グロースパック for LINE」において、既存の3機能に新たに7機能を追加し、合計10機能へと大幅に拡充して2026年1月から提供を開始することを発表しました。
同社は、「LINEヤフー Partner Program」における「Technology Partner」として、LINEミニアプリ関連開発に初期段階から参画しており、豊富な実績を有しているとのことです。
この記事の目次
リテール業界における「顧客接点の分断」課題
リテール業界においては、デジタル化の推進とともに顧客との接点が多様化している一方で、新たな課題が顕在化してきているといいます。
主な課題として、まず会員獲得の困難さが挙げられます。ネイティブアプリのダウンロードや煩雑な会員登録手続きが障壁となり、特にライトユーザー層の獲得が思うように進んでいない状況です。
次に、店舗とECの分断という問題があります。店舗会員とEC会員のデータが連携されておらず、オムニチャネル戦略が十分に機能していないケースが見られます。
さらに、画一的なコミュニケーションも課題となっています。顧客の属性や購買履歴を活用したセグメント配信が実現できず、メッセージに対する反応率が低迷している企業が少なくありません。
加えて、エンゲージメント施策の断片化も問題です。クーポン、スタンプカード、ギフト、予約といった各種施策が個別のシステムで管理されており、運用コストが増大している実態があります。
これらの課題を解決するためには、「顧客接点の創出」から「エンゲージメント強化」、そして「関係性深化」に至るまで、顧客ライフサイクル全体を一貫してサポートできるプラットフォームが求められているということです。
「グロースパック for LINE」が提供する3つの成長フェーズ
「グロースパック for LINE」は、コストパフォーマンスに優れたパッケージとなっています。ハーフスクラッチ開発を採用することで、初期コストを抑制しながらも、拡張性・サポート・性能を確保しているとのことです。
今回の機能拡充では、既存3機能に加えて新たに7機能が追加され、合計10機能で顧客ライフサイクル全体をサポートする体制が整いました。
フェーズ1:顧客接点の創出
新規顧客との最初の接点を生み出すフェーズでは、以下の機能が提供されます。
会員証機能では、QRコード読み取りからわずか5秒で会員証を発行することが可能です。CRM連携により、店舗とEC横断で顧客行動を可視化できます。
順番待ち機能では、店頭での待ち時間をLINE上で管理できます。顧客体験を向上させながら、同時に来店データを取得することができます。
予約機能では、LINE上で予約受付から確認まで完結します。予約情報とCRMを連携させることで、属性別の予約傾向を分析することが可能です。
フェーズ2:エンゲージメント強化
獲得した顧客との関係を、楽しく継続的に育むフェーズでは、以下の機能が活用できます。
スタンプカード機能では、来店や購買ごとにスタンプを付与します。デジタル化により紛失リスクをなくし、継続来店を促進することができます。
クーポン配信機能では、来店や購買促進のためのクーポンを配信できます。利用状況をリアルタイムで把握し、施策効果を測定することが可能です。
チケット・パス発行機能では、イベントチケットや会員限定パスをLINE上で発行できます。入場管理と顧客データの一元化が実現します。
抽選機能では、限定商品やキャンペーン特典の抽選をLINE上で実施できます。参加データを活用することで、顧客の興味関心を可視化することができます。
フェーズ3:関係性深化
顧客一人ひとりに最適化されたコミュニケーションと推奨行動の促進により、ロイヤルティを高めるフェーズでは、以下の機能が提供されます。
セグメント配信&リッチメニュー機能では、年齢・性別・購買履歴などでユーザーをセグメント化できます。リッチメニューの自動切り替えとメッセージ配信により、反応率を向上させることが可能です。
1to1コミュニケーション機能では、LINE上での顧客とのチャットを管理画面から対応できます。CRMの顧客情報を確認しながら対応でき、対応履歴が自動記録されるため、対応漏れを防止できます。
ギフト機能では、友人や家族にサービスや引換券を贈答できます。ロイヤル顧客による推奨行動を促し、信頼性の高い口コミによって新規顧客を獲得することができます。
提供形態について
「グロースパック for LINE」は、開発パッケージを使用したハーフスクラッチ開発により、スクラッチ開発と比較して初期コストを抑えながら、拡張性・サポート・性能を提供しています。
提供機能については、10機能から必要な機能を選択することが可能です。価格は機能構成や規模により変動するため、個別見積もりとなります。実装期間は機能範囲により変動しますが、最短1ヶ月から対応可能とのことです。
LINEミニアプリと連携した継続的な成長支援
顧客基盤の成長に合わせた支援
顧客基盤の拡大とエンゲージメント強化に向けて、データ分析と配信戦略を軸としたプロダクト成長支援サービスが提供されます。専任チームが、KPI設計から施策の立案・実行・検証まで一貫してサポートします。継続的な伴走支援により最適なPDCAサイクルを確立し、データに基づく意思決定を通じて、持続的な事業成長を実現するとしています。
さらに、事業成長に伴う会員規模の拡大に対しても、AWSインフラ運用、データ基盤構築、SaaS活用、システム拡張など、クラスメソッドの総合力を活かした技術支援をシームレスに提供する体制が整えられています。
LINEミニアプリによる成果事例
「グロースパック for LINE」の基盤となる会員証機能では、すでに多くの企業において成果が実証されているといいます。
株式会社パル様(PAL CLOSET、3COINS)の事例
株式会社パル様の事例では、LINE内にアプリ展開することでアクセスと会員獲得が容易になりました。初回登録が簡素化され、ネイティブアプリと比較して2倍の登録ペースを実現しています。また、会員数が3倍増加するなど、ブランド会員獲得においても大きな効果が確認されています。
LINEミニアプリについて
「LINEミニアプリ」は、店舗や企業が「LINE」上で自社サービスを提供できる新しいアプリプラットフォームです。会員証やモバイルオーダー、予約受付などのサービスを、アプリの追加ダウンロードや会員登録不要で「LINE」上で提供することができ、重要なお知らせを無料で通知することが可能です。
また、「LINE公式アカウント」との連携により、「友だち」をスムーズに獲得することができます。「LINEミニアプリ」を通じて取得した顧客の属性情報や行動データを活用することで、より効率的な販促活動を実現します。
なお、LINEアカウントと紐づいた行動データの取得・活用にはユーザーの許諾が必須となります。
クラスメソッドについて
クラスメソッド株式会社は、アマゾン ウェブ サービス(AWS)をはじめ、データ分析、モバイル、IoT、AI/機械学習など、クラウドネイティブな技術領域を中心に、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する技術パートナーです。
AWS支援においては、2015年から継続して最上位パートナーに認定されており、これまでに国内の最優秀パートナーを表彰する「AWSコンサルティングパートナー・オブ・ザ・イヤー」を4度受賞しています。2022年にはグローバル最優秀パートナーとして「SI Partner of the Year」を受賞し、翌2023年にもファイナリストとなるなど、名実ともに世界トップクラスのAWSパートナーです。
これまでに支援してきた企業は約5,000社に達し、管理・構築を支援したAWSアカウント数は累計35,000件以上にのぼります。エンジニアによる技術発信文化にも力を入れており、オウンドメディア「DevelopersIO」では5万本を超える技術記事を公開しています。また、技術者向けナレッジ共有プラットフォーム「Zenn」も運営し、技術コミュニティの発展にも貢献しています。
「すべての人々の創造活動に貢献し続ける」という理念のもと、顧客の事業価値向上につながる最適な技術を提案しているとのことです。
会社概要
本社所在地:東京都港区西新橋1-1-1 日比谷フォートタワー26階
代表者:代表取締役社長 横田聡
事業内容:クラウド導入支援、ビッグデータ基盤構築、モバイルアプリ開発、LINE技術支援、AI/機械学習技術支援
出典元:クラスメソッド株式会社 プレスリリース












