
株式会社ネオマーケティング(東京都渋谷区)は、2025年12月19日(金)から12月21日(日)にかけて、全国の10代から70代以上の男女1,245名を対象に「2026年のトレンド」に関するインターネット調査を実施しました。
この記事の目次
調査実施の背景
新年を迎えるにあたり、「今年はどのような動きになるのか」「生活者の意識は前向きになるのか」といった、2026年の消費動向を早期に把握したいと考えるマーケティング担当者は少なくありません。
同調査では、2026年に不安を感じる事柄、消費に対する考え方、支出したい項目、現在と2026年に利用したいIT機器、現在と2026年に利用したい生成AIなどを広範囲にわたって調査されています。年代や性別による期待と不安の違い、生活者が選択しようとしている支出分野、情報やテクノロジーへの関心の方向性が整理されており、今後のマーケティング活動の参考資料として活用できる内容となっています。
調査概要
調査方法は、株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを活用したWEBアンケート形式で実施されました。調査対象は全国の10代から70代以上の男女で、有効回答数は1,245名です。調査実施期間は2025年12月19日(金)から2025年12月21日(日)の3日間となっています。
2026年トレンド調査の主要なポイント
2026年に不安を感じる事柄について
2026年の不安要素として「物価高」と「自分の健康」が2大トピックとして浮上しました。物価高への不安は「収入や資産価値の低下」への不安よりも強く、2026年は景気全体の見通しよりも日々の支出増加が購買判断に大きく影響する状況にあることがわかります。
特に女性については、10代から20代の段階で「自分の健康」が38.2%、「物価高」が41.2%とほぼ拮抗しており、既に不安の中心に健康が位置づけられています。その後も30代で49.0%、40代で50.0%、50代で49.0%と高い水準が継続し、健康への不安が早期に芽生えて長期間持続する傾向が見られました。
現在利用している生成AIと2026年利用したい生成AI
全体として「ChatGPT」が28.1%から29.2%へ、「Gemini」が16.5%から17.7%へ、「Microsoft 365 Copilot」が5.9%から7.9%へと、主要サービスが微増する結果となりました。
女性10代から20代では「ChatGPT」が52.7%と突出して高く、一強の状況が続いていますが、2026年に向けては「Microsoft 365 Copilot」が3.8%から7.6%へと増加するなど、周辺サービスへの関心も広がりを見せています。
また、男性のシニア層(60代・70代)においても「ChatGPT」がそれぞれ24.0%から26.0%へ、21.0%から28.0%へと上昇しており、高齢層でも関心が高まる動きが確認されています。
2026年への期待度

全体としてポジティブ層(楽しみ・どちらかというと楽しみ)が合計45.3%と一定の前向きな姿勢が見られる一方、「どちらともいえない」が37.8%で最多となっており、期待はあるものの確信には至っていない雰囲気が強い結果となっています。
年代別で見ると、ネガティブ層(楽しみではない・どちらかというと楽しみではない)は男性40代で27.0%、50代で25.0%と突出していました。生活費の上昇に加え、住宅ローンや教育費などの固定支出が重なりやすく、職場でも成果やマネジメントの責任が増える時期であることから、収入が伸びにくい中で負担が増える感覚が期待を押し下げている可能性があります。
一方、10代から20代では女性のネガティブ層が13.7%と比較的低い反面、男性は19.3%と高めの傾向が見られました。女性のポジティブ層は58.8%と年代別で最も高く、若年層の女性は相対的に前向きな姿勢が強いと言えます。
2026年に不安に思う事柄

2026年の不安として「物価高」が48.4%、「自分の健康」が47.7%とほぼ同水準で並び、他の項目を大きく上回りました。「収入や資産価値の低下」への不安を「物価高」への不安が上回っていることから、2026年は経済全体の景気よりも日常的な支出の増加が購買判断に影響を与えやすい状況にあると考えられます。
女性は10代から20代の時点で「自分の健康」が38.2%と「物価高」の41.2%に近い水準となっており、既に健康が不安の中心に組み込まれている点が注目されます。男性20代では「自分の健康」が23.7%に対して「物価高」が31.6%で、健康への関心は相対的に低い一方、女性は30代で49.0%、40代で50.0%、50代で49.0%と高水準が継続し、健康不安が早期に立ち上がって長期間続く形となっています。
この差異の背景には、女性の方が体調の変化(ホルモンバランスやメンタルの波、睡眠や冷えなど)を日常的に自覚しやすく、将来のライフイベント(妊娠・出産の可能性や働き方の変化)も含めて「今のうちに体調を崩したくない」という意識が早期に芽生えやすいことが考えられます。
2026年の消費に対する考え方

全体としては「価格寄り」(どちらかというと品質よりも価格・品質よりも価格)が56.1%と半数を超えており、2026年は節約志向がベースになると予想されます。
一方で、前述の設問で物価高への不安が高かった女性70代では「品質寄り」(価格より品質・どちらかというと価格より品質)が61.0%と逆に強くなっていました。値上げは気になるものの、食品や日用品については「慣れた商品や安心できる商品を外したくない」という層と言えます。
若年層は全体的に価格寄りですが、特に男性10代から20代では「品質よりも価格を重視する」が36.8%と突出しており、女性10代から20代の21.4%よりも最安値や割安を優先しやすい傾向があります。若年男性にはセット割引や定額サービス、機能の可視化による納得感の醸成が有効と考えられます。
2026年にお金を使いたいと思う項目

全体では「食料品・飲料」が31.9%、「旅行」が31.1%と2つのカテゴリーがトップに立ちました。生活必需品と体験への支出意欲が共存している状況です。さらに「預貯金」が20.7%、「投資」が18.6%と一定の割合を占めており、使うと同時に備えるという姿勢が強い点が特徴的です。
中でも「投資」については、男性30代が36.0%で最も高く、男性40代も29.0%と高水準で、現役の中核世代である30代から40代の男性において資産形成への関心が前面に出ていました。
若年層では「趣味・推し活」が10代から20代女性で38.2%と突出しており、趣味やコミュニティを軸とした支出が強いことが明らかになっています。また「衣類・ファッション」も39.7%と高く、自己表現への投資が厚く表れています。
自由記述による具体的な回答
自由記述を見ると、特に食料品・飲料に関しては「国産牛を買う」「健康にいい食材やおやつ、飲料」など、値上げ局面でも質と体調管理を落としたくないという声が挙がりました。投資については「NISA」「投資信託、iDeCo」「オルカン、S&P500」など具体的なサービス名が並び、「何となく不安だから貯める」のではなく「増やし方まで含めて考える」方向に関心が向いている様子が見られます。
以下、回答の一部を抜粋します。
食料品・飲料に関する回答
- 「国産牛を買う」(男性、30代)
- 「健康にいい食材やおやつ、飲料」(女性、60代)
- 「体に安全で良い物」(女性、60代)
旅行に関する回答
- 「国内の温泉や観光スポット」(女性、30代)
- 「ディズニー」(女性、10代から20代)
- 「海外旅行、特にアジア圏」(女性、10代から20代)
趣味・推し活に関する回答
- 「グランド・ゴルフ、読書、コンサート」(男性、70代)
- 「カードゲーム」(男性、10代から20代)
- 「ライブグッズや推しの雑誌」(女性、10代から20代)
外食に関する回答
- 「フレンチ、イタリアン」(男性、70代)
- 「居酒屋、レストラン、バー」(男性、40代)
投資に関する回答
- 「NISAの積立継続」(男性、30代)
- 「投資信託、iDeCo」(男性、40代)
- 「オルカン、S&P500」(男性、40代)
- 「米国株」(男性、30代)
運動・健康に関する回答
- 「テニススクール」(男性、40代)
- 「快眠グッズ、シャクティマット」(女性、40代)
衣類・ファッションに関する回答
- 「ユナイテッドアローズ」(男性、10代から20代)
- 「ビームス」(男性、30代)
- 「ユニクロ」(女性、50代)
- 「adidas、NIKE」(男性、50代)
家電製品に関する回答
- 「プロジェクター」(男性、40代)
- 「スマート家電」(男性、70代)
- 「空気清浄機」(女性、30代)
現在利用しているIT機器と2026年利用したいIT機器


現在利用しているIT機器と2026年に利用したいIT機器を比較すると、「スマートフォン」は現在88.4%から2026年希望68.0%へ、「ノートPC」も55.3%から42.9%へと大きく低下しており、実際には使用しているものの、これ以上デバイスに時間を取られたくない、優先度を下げたいという層が増えている可能性があります。
一方で「Nintendo Switch 2」は5.5%から8.0%へとやや上昇しています。スマートフォンやPCといった汎用デバイスは抑えつつも、娯楽は専用機で楽しみたいという意向がうかがえます。
現在利用している生成AIと2026年利用したい生成AI


現在利用している生成AIと2026年に利用したい生成AIを比較すると、全体では「ChatGPT」が28.1%から29.2%へ、「Gemini」が16.5%から17.7%へ、「Microsoft 365 Copilot」が5.9%から7.9%へと主力サービスの微増が目立つ結果となりました。
女性10代から20代では「ChatGPT」が52.7%と突出しており一強の状況が続いていますが、2026年に向けて「Microsoft 365 Copilot」が3.8%から7.6%へと増加するなど、周辺サービスにも関心が広がっていました。
また、男性シニア層(60代・70代)では「ChatGPT」がそれぞれ24.0%から26.0%へ、21.0%から28.0%へと上昇するなど、年齢が高くても関心が高まる動きが見られます。
普段の情報収集源と2026年活用したい情報収集源


普段の情報収集源は「テレビ番組・テレビCM」が63.5%で最多となっています。続いて「ニュースサイト・ニュースアプリ」が41.9%、「インターネット上の広告」が32.2%となっています。
これに対して、2026年に活用したい情報収集源は全体的に縮小傾向にあり、特に「テレビ番組・テレビCM」は63.5%から49.2%へと大幅に縮小、「インターネット上の広告」も32.2%から19.5%まで縮小しています。
さらに「特にない」が12.7%から19.9%に増加しており、今ある接点は利用しつつも、これ以上情報収集に時間を取られたくない、増やしたくないという情報摂取の抑制ムードが強まっていると読み取れます。
一方で「ニュースサイト・ニュースアプリ」は41.9%から39.7%へと下げ幅が小さく、短時間で要点を把握できるメディアは残りやすいようです。
出典元:株式会社ネオマーケティング プレスリリース












