
事業形態に応じたコマースプラットフォームを提供するW2株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:山田大樹)が展開する「W2 Unified」が、株式会社アルペン(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:水野 敦之)の公式オンラインストア「Alpen Online」に導入されたことが明らかになりました。同社はECサイトの構築およびカスタマイズを支援しています。
今回導入された「W2 Unified」により、アルペンが全国展開する総合スポーツショップ「スポーツデポ」「アルペン」、アウトドア専門店「アルペンアウトドアーズ」「アルペンマウンテンズ」、ゴルフ専門店「ゴルフ5」といった約400店舗とECを連携させるOMO基盤が確立されました。さらに、オウンドメディア「Alpen Group Magazine」を統合することで、メディアコマース化が達成されています。
この記事の目次
システム刷新に至った背景と目的
アルペンは中期経営計画において「EC売上高の大幅な拡大」を掲げています。しかし、従来のECシステムでは機能追加を重ねた結果、システム全体の構造が複雑化していることが課題となっていました。
加えて、ECモールとの差別化を実現し、スポーツを楽しむ各分野のリアルプレイヤーに寄り添った独自の顧客体験を届けるためには、各ブランドの世界観を表現しながら、柔軟かつスピーディーに売り場を変化させられるシステム基盤が求められていました。
このような状況において、数百万点に達する商品データや大量の受注処理に対応できる拡張性と、将来的な事業の成長を見据えた柔軟性を兼ね備える「W2 Unified」が選定されました。

今回のシステム刷新で解決された3つの課題
このたびのリプレイスプロジェクトでは、以下の3つの課題解決に取り組まれました。
1. 運用内製化による施策スピードの向上
パッケージ型システムをベースにしながら必要な機能を追加するハイブリッド方式を導入したことで、システム改修やサイト更新のスピードが大幅に向上しました。その他にも、内製化の推進により物流やカスタマーサポートとの新機能開発が円滑になり、部門間の連携が強化されました。また、外注費やシステムコストの削減といったコスト面での効果も現れています。
2. 店舗とECの融合によるOMO戦略の加速
全国約400店舗、会員1,500万人、商品SKU1,000万点以上という事業基盤を最大限に活かし、店舗やECメディア、イベント、モールなどあらゆるチャネルを横断することで、顧客の知る・体験する・買うというプロセスをシームレスにつなぐ体制が構築されました。
具体的な取り組みとしては、これまで店舗でのみ取り扱っていた中古ゴルフクラブのEC販売が開始されたほか、店舗在庫をEC経由で引き当て、自宅配送や店頭決済を可能にする「インストア注文」が導入されました。店舗ならではの接客とECの利便性を組み合わせた購買体験が提供できるようになっています。
3. オウンドメディア統合による「メディアコマース」の実現
従来は別ドメインで運営していたオウンドメディア「Alpen Group Magazine」がECサイト内に統合されました。約4,000本の記事コンテンツと商品購入導線を紐づけることで、記事で興味を持ったユーザーをスムーズに購入へ誘導する「メディアコマース」の仕組みが確立されています。SEO効果の最大化とともに、ブランド体験を深めるコンテンツマーケティングが実現されました。
株式会社アルペンについて
株式会社アルペンは、1972年7月に設立された企業です。代表取締役社長は水野 敦之氏が務めています。本社は愛知県名古屋市中区丸の内2丁目9-40 アルペン丸の内タワーに所在しています。
事業内容は、各種スポーツ用品、ゴルフ用品、アウトドア用品等の商品開発および販売、ゴルフ場、スキー場、フィットネスクラブの経営となっています。
W2株式会社について
W2株式会社は、顧客のEC事業の「成功」にこだわり、事業形態に合わせた4種類のプロダクトやメディア化・AI活用などの高度な戦略を実現する多彩なプラグイン、顧客要望に合わせた大規模カスタマイズ開発など、顧客の戦略フェーズに応じた形でサービスを提供しています。
会社概要
会社名:W2株式会社
代表者:代表取締役 山田 大樹
所在地:東京都中央区築地1丁目13-1 銀座松竹スクエア5階

出典元: W2株式会社 プレスリリース












