
東京都目黒区に拠点を置くAmazonは、顧客へ迅速かつ安全で効率的な商品配送を実現し、より質の高いショッピング体験を届けるため、物流拠点となるフルフィルメントセンター(FC)および配送拠点となるデリバリーステーション(DS)のインフラ整備を推進しています。また、顧客の利便性を高める迅速配送の拡充にも積極的に取り組んでいるとのことです。
2025年における拠点の拡充およびサービス展開の主要な取り組みは次の通りです。
この記事の目次
物流・配送拠点の拡充について
- 西日本エリアにおいて最大規模となる物流拠点「名古屋みなとフルフィルメントセンター」が稼働開始しました
- 全国6箇所にデリバリーステーション(配送拠点)を新規開設し、配送ネットワークを拡充しました
- 当日配送に特化した新拠点を全国16箇所で運用開始し、数万点の商品を最短6時間(※1)で届けるエリア限定サービス「エクスプレスマート」を提供しています
- 午後11時59分までの注文を翌日に配達する配送オプションを全国各地に段階的に拡大しました
- 日本国内で2度目となる「ドライバーさんにありがとうキャンペーン」を展開しました
- 多様な働き方に対応する搾乳室などのインクルーシブスペースを配送拠点に順次設置しています
- 一般の方々が物流拠点を見学可能なAmazon Toursを日本で初めて開始し、スタートから2か月で1,000人のゲストを達成しました
商品受取の多様な選択肢と配送プログラムの拡充
- 「Amazon Key」の導入を全国47都道府県の30,000棟超のオートロック付きマンションに拡大しました
- Amazon Flexドライバー数は全国47都道府県で数万人に到達し、デリバリーサービスパートナー(DSP)は全国120社超に拡大しました
- 「Amazon Hubデリバリー」プログラムを全国40都道府県に展開しました
名古屋市に西日本最大規模のAmazon物流拠点が開設
2025年8月、愛知県名古屋市に西日本エリアで最大規模の物流拠点「Amazon名古屋みなとフルフィルメントセンター」が開設されました。このFCでは、持続可能な施設運営を目指してカーボンフリーエネルギーの活用に力を入れており、建屋および壁面などに太陽光発電設備を設置しているとのことです。壁面への太陽光発電設備の設置は、Amazonの物流拠点では名古屋みなとFCが初の試みとなります。また、国内最大規模となる地中熱空調システムの導入や、低炭素型コンクリート素材を建物の基礎部分およびオフィスエリアに採用しています。雨水の活用にも積極的で、貯留槽に集めた雨水を植物への散水やトイレの排水などに利用しているとのことです。その他、FCで働く従業員の業務をサポートする目的で、商品の荷下ろしをサポートする「デパレタイザー」や、ロボットが商品棚を持ち上げて移動する「Amazon Robotics(アマゾン・ロボティクス)」などの最先端技術を導入しており、多様なニーズへの対応として、搾乳室、礼拝室、カフェテリア、バリアフリー対応トイレなども完備しています。

全国6箇所にデリバリーステーションを新規開設し配送ネットワークを強化
今年度、岡山南(岡山県)、千葉柏(千葉県)、福岡北九州(福岡県)、北海道北広島(北海道)、東京江東(東京都)、石川野々市(石川県)の6箇所に新たなDSを開設しました。石川県においては初めての開設となります。Amazonは現在、全国に65拠点以上のDSを設置しており、より多くの顧客へ迅速で柔軟な配送サービスを提供できる基盤を構築しています。
当日配送専用拠点を新たに設置
FCとDSの両方の機能を持つ当日配送専用拠点を16箇所開設し、入荷から出荷までのオペレーションを簡略化することで、より多くの顧客へ最大数万点の商品を当日配送できる体制を整えました。このうち一部拠点から配送される商品の例として、日々の生活に欠かせない食品・飲料・日用品などの幅広いカテゴリーから、数万点の商品を最短6時間(※1)で配送するエリア限定サービス「エクスプレスマート」があります。対象エリアを配送先として登録されている地域の顧客は、日用品の購入をこれまで以上に便利かつ迅速に行えるようになりました。また、午後11時59分までの注文を翌日にお届けする配送オプションを今年中に全国各地へ段階的に拡大し、スピード配送をより多くの地域で利用できるようになったとのことです。
※1 注文の集中・交通状況・天候などのやむを得ない事情により、発送や配達が遅延する場合があります。また、注文が集中した際には、その日の「エクスプレスマート」での注文受付を終了する場合があります。
配送パートナーへの感謝を伝える「ドライバーさんにありがとうキャンペーン」を展開
2025年11月24日より、全国の配送パートナーへ感謝の気持ちを伝える「ドライバーさんにありがとうキャンペーン」がスタートしました。本キャンペーンでは、対象となる配送パートナーに対して、顧客からの「ありがとう」1回につき500円が支払われます(顧客の負担はありません)。キャンペーンは12月31日まで、または顧客から送られた「ありがとう」の合計数が50万回に到達するまで実施されます(※2)。
※2 顧客の直近1回(過去14日以内のみ)の配達を担当したAmazon Flexデリバリーパートナー、およびAmazonが配送を委託するデリバリーサービスパートナー、Amazon Hubデリバリーパートナーが対象となります。

働く人々の多様なニーズに応える設備を全国規模で展開
Amazonは、全国のDSにおいて、働く人が安心して業務に従事できる環境づくりの一環として、搾乳室や礼拝室といったインクルーシブスペースの導入を2025年より開始しました。岡山南DSをはじめとして、一人ひとりの多様なニーズに応えることで、より働きやすい職場環境の構築を進めています。この取り組みにより、働く人の安全性・快適性を確保しながら、全国規模で効率的かつ安心な物流サービスの提供を支えています。

物流拠点を見学できるAmazon Toursを開始
Amazonは2025年、千葉みなとFCにおいて日本初となる「Amazon Tours」をスタートし、開始から2か月足らずで1,000人のゲストを迎えました。このプログラムでは、顧客が物流拠点を見学し、Amazon Roboticsなどの最新テクノロジー、効率的な在庫管理システム、従業員が安全かつ働きやすい環境、地域社会への取り組みについて学ぶことができます。参加者は約60~90分かけて施設を巡り、FCの内部を体験しながら、全国の顧客への迅速な配送を支えるAmazonの物流の仕組みを理解することができます。対象は6歳以上で、18歳未満の方は保護者の同伴が必要とのことです。

商品受取の多様な選択肢の提供と配送プログラムの拡充
Amazonでは、多様な商品の受け取り方法を提供しています。自宅外受け取りでは、AmazonロッカーやAmazonが提携する企業の店頭カウンターを利用することで、自宅以外のお好きな場所で、都合のよいタイミングで商品を受け取ることが可能です。自宅外受け取り全体としては、日本全国で約40,000箇所、Amazonロッカーは現在全国47都道府県に4,500台以上設置されています。

オートロック付きマンションでの商品受け取りを便利にする「Amazon Key」の導入も、今年6月に全国47都道府県への設置が完了し、30,000棟を超えました。Amazon Keyは、マンションのオーナー様または管理会社様から事前に許可をいただき、専用機器をマンションに設置することで、Amazonから委託された配送業者や配送ドライバーが、配達する商品を持っている時のみ、配送アプリからマンションのオートロックを解除できる仕組みで、2021年3月に日本でサービスが開始されました。Amazon Keyの導入により、顧客は不在時でも玄関等への置き配を利用できます。

Amazonは、注文された商品を顧客に届けるため、さまざまな配送方法を展開しています。自身のライフスタイルに合わせて、稼働時間を自由に選択できるAmazon Flexは、今年47都道府県に拡大し、商品を配達する数万人のデリバリーパートナーが活躍しています。中小企業を中心とした多様な規模の配送業者がAmazonから配送を受託するデリバリーサービスパートナー(DSP)は、今年全国で120社以上に増加しました。さらに、地域の中小企業が、本業の空き時間を活用し、副業としてAmazonの商品を近隣に配達するプログラム「Amazon Hubデリバリー」も、今年全国40都道府県に拡大しました。

出典元:アマゾンジャパン合同会社 プレスリリース











