ソニー生命保険が「47都道府県別 生活意識調査」発表 - 新潟県が食べ物とお酒の美味しさで3年連続二冠達成

ソニー生命保険株式会社(代表取締役社長 髙橋 薫)が、2025年10月22日~10月30日の9日間にわたって実施した「47都道府県別 生活意識調査」の結果を公開されました。全国の20歳~59歳の男女を対象にインターネットリサーチが行われ、各都道府県100名、合計4,700名の有効回答が集計されています。調査協力はネットエイジア株式会社が担当したとのことです。

今回公開されたのは「生活・マネー」に関する結果部分で、来年1月下旬頃には「恋愛・家族」に関する結果も公表される予定とのことです。

各都道府県の自慢ポイント

調査では「新潟県」が"食べ物の美味しさ自慢"と"お酒の美味しさ自慢"の両方で1位となり、3年連続の二冠を達成されました。また、「福井県」は"教育水準の高さ自慢"で6年連続1位を獲得し、今年は"子育てのしやすさ自慢"でも1位に輝いています。そのほか、「福岡県」は"方言のカワイさ自慢"で7年連続1位を獲得されているそうです。

マネーに関する特徴では、"倹約家"1位は「大分県」、"浪費家"1位は「広島県」、"貯蓄上手"1位の「京都府」が"現在の平均貯蓄額"と"1ヶ月の平均貯蓄額"でもいずれも1位を獲得しています。また、「秋田県」は"今年のクリスマス予算"、"来年のお賽銭予算"、"来年のおせち料理予算"でいずれも1位となっています。

暮らしやすさ自慢、食べ物とお酒の美味しさ

全国の20歳~59歳の男女4,700名(各都道府県100名)に、現在住んでいる都道府県で自慢できることを聞き、自慢できると回答した割合から都道府県ランキングが作成されました。

【暮らしやすさ自慢】のランキングでは、1位が「兵庫県」(44.0%)、2位が「愛媛県」(41.0%)、3位が「滋賀県」(40.0%)となっています。前回調査で2位だった兵庫県が今回は1位に順位を上げているとのことです。1位の「兵庫県」では「店・病院・電車が近くにある」(20代女性)や「子育て支援が他の市町村よりわかりやすい」(40代男性)、2位の「愛媛県」では「小さい町の中に欲しいお店やスポットが集まっている」(20代男性)、3位の「滋賀県」では「物価が安い」(40代女性)といった理由が挙げられています。

(図4)

【食べ物の美味しさ自慢】では1位「新潟県」(59.0%)、2位「富山県」(57.0%)、3位「高知県」(52.0%)、【お酒の美味しさ自慢】でも1位「新潟県」(48.0%)、2位「鹿児島県」(36.0%)、3位「高知県」(33.0%)と、どちらのカテゴリーでも新潟県が1位となっています。新潟県は日本一の米どころとしてだけでなく、山の幸や海の幸にも恵まれており、酒蔵の数と清酒消費量も日本一であることが評価の理由と考えられます。なお、【食べ物の美味しさ自慢】【お酒の美味しさ自慢】ともにTOP3は前回調査と同様の結果となっているそうです。

各都道府県の自慢のご当地グルメ

調査では各都道府県の自慢のご当地グルメも明らかになりました。青森県は「りんご」、秋田県は「きりたんぽ」、群馬県は「焼きまんじゅう」、神奈川県は「シューマイ」、新潟県は「米」、福井県は「ソースカツ丼」、岐阜県は「飛騨牛」、三重県は「赤福餅」、滋賀県は「近江牛」、京都府は「八ツ橋」、兵庫県は「神戸牛」、鳥取県は「松葉ガニ」、岡山県は「ホルモンうどん」、愛媛県は「鯛めし」、長崎県は「ちゃんぽん」、鹿児島県は「かごしま黒豚」などが挙げられています。

教育と子育て、有名人と歴史

【教育水準の高さ自慢】では、1位が「福井県」(15.0%)、2位が「東京都」(14.0%)、3位が「石川県」(12.0%)となり、福井県は6年連続の1位となっています。

【子育てのしやすさ自慢】でも、1位は「福井県」(23.0%)、2位は「鳥取県」(21.0%)、3位は「佐賀県」(20.0%)となり、福井県は【教育水準の高さ自慢】と【子育てのしやすさ自慢】の両方で1位を獲得されています。

(図5)(図6)(図7)(図8)

【有名な出身者の多さ自慢】では、1位は「沖縄県」(24.0%)、2位は「福岡県」(15.0%)、3位は「広島県」「長崎県」「熊本県」(同率13.0%)でした。沖縄県は前回調査に引き続き1位となっているようです。

【スポーツの盛んさ自慢】では、1位は「広島県」(27.0%)、2位は「佐賀県」(11.0%)、3位は「埼玉県」「神奈川県」「静岡県」「兵庫県」「宮崎県」(同率10.0%)となり、広島県は5年連続で1位を獲得されています。

自県出身の芸能人・スポーツ選手

調査では自慢の自県出身の芸能人も挙げられており、岩手県は「戸塚純貴さん」、山形県は「ウド鈴木さん」、福島県は「西田敏行さん」、茨城県は「渡辺直美さん/カミナリ」、埼玉県は「星野源さん」、新潟県は「小林幸子さん」、福井県は「五木ひろしさん」、愛知県は「生見愛瑠さん」、三重県は「西野カナさん」、京都府は「吉岡里帆さん」、和歌山県は「hydeさん」、島根県は「竹内まりやさん」、岡山県は「稲葉浩志さん」、福岡県は「タモリさん」、宮崎県は「堺雅人さん」などが名前を連ねています。

(図9)

スポーツ選手では青森県は「伊調馨さん」、秋田県は「落合博満さん」、千葉県は「長嶋茂雄さん」、東京都は「澤穂希さん/鈴木誠也さん」、富山県は「八村塁さん」、長野県は「小平奈緒さん」、静岡県は「三浦知良さん」、滋賀県は「桐生祥秀さん」、岡山県は「山本由伸さん」、徳島県は「川上憲伸さん/里崎智也さん」、熊本県は「村上宗隆さん」、鹿児島県は「川﨑宗則さん」といった名前が挙がっています。

(図10)

歴史的・文化的な名所、方言、美男美女

【歴史的・文化的な名所の多さ自慢】では、1位は「京都府」「奈良県」(同率50.0%)、3位は「広島県」(33.0%)となっています。

【方言のカワイさ自慢】では、1位は「福岡県」(17.0%)、2位は「三重県」「高知県」(同率16.0%)となり、福岡県は7年連続で1位を獲得されているとのことです。

【美男美女の多さ自慢】では、1位は「秋田県」(16.0%)、2位は「熊本県」「沖縄県」(同率11.0%)となり、秋田県は昨年の3位から順位を上げ、2016年調査以来9年ぶりの1位となったそうです。

(図11)(図12)(図13)

県民の特徴と方言、歴史上の人物

調査では、自県を代表する歴史上の人物として、青森県の「太宰治」、福島県の「野口英世」、群馬県の「新田義貞」、神奈川県の「源頼朝」、福井県の「橋本左内」、長野県の「真田幸村」、三重県の「松尾芭蕉/本居宣長」、兵庫県の「黒田孝高」、和歌山県の「徳川吉宗」、島根県の「小泉八雲」、岡山県の「犬養毅」、香川県の「空海/平賀源内」、福岡県の「菅原道真」、佐賀県の「大隈重信」、宮崎県の「小村寿太郎」などが挙げられています。

(図14)

また自県の好きなご当地言葉としては、宮城県の「いずい」、福島県の「さすけねぇ」、埼玉県の「そうなん」、東京都の「かたす」、富山県の「なーん」、静岡県の「だら」、三重県の「やに」、滋賀県の「きゃんす」、奈良県の「おとろしい」、和歌山県の「いこら」、広島県の「じゃけぇ」、愛媛県の「やけん」、高知県の「たまるか」、佐賀県の「がばい」、熊本県の「あとぜき」、宮崎県の「てげてげ」、沖縄県の「なんくるないさ」などが挙げられました。

(図15)

自県の「県民の特徴」を表す一言としては、秋田県は「ええふりこき」、群馬県は「かかあ天下」、山梨県は「地元愛」、愛知県は「派手好き」、大阪府は「いらち」、岡山県は「我が道を行く」、広島県は「熱しやすく冷めやすい」、香川県は「へらこい」、高知県は「酒飲み」、福岡県は「熱い」、熊本県は「わさもん」、沖縄県は「よんなーよんなー」などが挙げられています。

(図16)

県民あるある、地元のソウルフード

「県民あるある」では、北海道の「暑がり」、宮城県の「有名人がいても近寄らない」、山形県の「"①"を『いちまる』と言う」、栃木県の「お寿司が好き」、千葉県の「チーバくんのどこあたりかで、出身地や位置などを伝える」、富山県の「立山が守ってくれる・立山信仰」、石川県の「弁当よりも傘が大事」、鳥取県の「行列が嫌い」、高知県の「路面電車は電車、JRは汽車」、長崎県の「坂が多いので自転車率が低い」などが挙げられました。

(図17)

「他の都道府県の県民からよく驚かれること」としては、岩手県の「高校の部活動が加入必須」、山形県の「全市町村に温泉がある」、栃木県の「海がないのにサメがご当地料理」、新潟県の「ウィンタースポーツが出来ない人が多い」、山梨県の「ワインが一升瓶で売られている」、奈良県の「古墳の上に住んでいる」、鳥取県の「店の入れ替わりが激しい」、高知県の「返杯の文化」、長崎県の「お盆の精霊流しで爆竹を大量に使う」、沖縄県の「下の名前で呼び合う」などが挙げられました。

(図18)

「地元民に愛されている地元のソウルフード」としては、北海道の「ザンギ」、青森県の「イギリストースト」、山形県の「おしどりミルクケーキ」、栃木県の「じゃがいも入り焼きそば」、群馬県の「モツ煮」、新潟県の「イタリアン」、山梨県の「トマト焼きそば」、三重県の「はちみつまんじゅう」、滋賀県の「サラダパン」、広島県の「汁なし担担麺」、愛媛県の「じゃこカツ」、鹿児島県の「しろくま」、沖縄県の「ポーク玉子おにぎり」などが挙げられています。

(図19)

「他の都道府県の県民には読めないと思う地元の地名」としては、北海道の「留辺蘂」、青森県の「王余魚沢」、群馬県の「南蛇井」、東京都の「御徒町」、神奈川県の「大豆戸」、富山県の「総曲輪」、石川県の「四十万」、愛知県の「新瑞橋」、三重県の「員弁」、滋賀県の「浮気」、鳥取県の「車尾」、島根県の「出雲郷」、岡山県の「蒜山」、徳島県の「大歩危」、愛媛県の「上浮穴」、大分県の「鉄輪」、宮崎県の「飫肥」、鹿児島県の「頴娃」、沖縄県の「東風平」などが挙げられました。

(図20)

「他の都道府県の県民にオススメしたいインスタ映えスポット」としては、北海道の「白金青い池」、岩手県の「龍泉洞」、宮城県の「松島」、栃木県の「あしかがフラワーパーク」、群馬県の「ロックハート城」、石川県の「兼六園」、福井県の「東尋坊」、愛知県の「名古屋城」、三重県の「なばなの里」、兵庫県の「六甲山」、鳥取県の「鳥取砂丘」、島根県の「出雲大社」、徳島県の「道の駅くるくるなると」、佐賀県の「祐徳稲荷神社」、長崎県の「ハウステンボス」などが挙がりました。

(図21)

マネータイプと貯蓄・投資状況

各都道府県民のマネータイプについては、【自分は倹約家だと思う】では1位が「大分県」(69.0%)、2位が「鳥取県」「香川県」(同率67.0%)、【自分は浪費家だと思う】では1位が「広島県」(37.0%)、2位が「秋田県」「富山県」「鹿児島県」(同率35.0%)となっています。

【自分はマネー関連の知識が豊富だ】では1位が「群馬県」「京都府」(同率24.0%)、3位が「山梨県」「宮崎県」(同率21.0%)、【自分は家計管理が得意だ】では1位が「京都府」「奈良県」「香川県」(同率35.0%)となっています。

(図22)(図23)(図24)(図25)

【自分はライフプランを作るのが得意だ】では、1位は「兵庫県」(28.0%)、2位は「山形県」(26.0%)、3位は「東京都」「京都府」「和歌山県」「愛媛県」(同率25.0%)でした。

【自分は貯蓄上手だと思う】では、1位は「京都府」(49.0%)、2位は「香川県」(45.0%)、3位は「富山県」(40.0%)となっています。

貯蓄額については、現在の貯蓄額の平均は1位が「京都府」(631.1万円)、2位が「神奈川県」(588.6万円)、3位が「愛知県」(546.5万円)となっています。1ヶ月の貯蓄額の平均は1位が「京都府」(45,200円)、2位が「滋賀県」(39,700円)、3位が「奈良県」(38,300円)となり、現在の貯蓄額、1ヶ月の貯蓄額ともに京都府が1位を獲得されています。京都府は「家計管理が得意」「貯蓄上手」でも1位となっており、家計管理や貯蓄への意識の高さが実際の貯蓄行動に反映されていることがうかがえます。

(図26)(図27)(図28)(図29)

投資額については、1ヶ月の投資額の平均は1位が「神奈川県」(32,200円)、2位が「京都府」(30,050円)、3位が「山形県」(26,050円)となっています。

おこづかい額については、1ヶ月のおこづかい額の平均は1位が「宮崎県」(29,150円)、2位が「高知県」(27,300円)、3位が「鳥取県」(27,200円)となっています。

(図30)(図31)

年末年始の出費状況

年末年始の出費については、今年のクリスマス(プレゼント代、食事代を含めた総額)の予算の平均額は1位が「秋田県」(10,155円)、2位が「兵庫県」(9,860円)、3位が「東京都」(9,166円)となっています。1位の秋田県では全国平均(7,069円)と比較して3,086円も高い金額となっているそうです。

今年の忘年会の予算の平均額は1位が「沖縄県」(6,380円)、2位が「佐賀県」(6,337円)、3位が「宮崎県」(6,260円)となっています。また、4位に「鳥取県」(6,250円)、5位に「兵庫県」(6,200円)が入るなど、TOP10はすべて西日本の県が占めるという結果となっています。

(図32)(図33)

来年の初詣でのお賽銭の予算の平均額は1位が「秋田県」(1,925円)、2位が「静岡県」(1,478円)、3位が「東京都」(1,439円)となっています。お賽銭予算を調査した直近の2019年調査と比較すると、平均額は2019年の286円から2025年は603円と317円増加しており、1位の金額も2019年の694円(愛知県)から2025年は1,925円(秋田県)と1,231円の大幅な増加となっています。

来年のおせち料理の予算の平均額は1位が「秋田県」(6,440円)、2位が「東京都」(6,374円)、3位が「北海道」(6,252円)となり、秋田県は「今年のクリスマス予算」「来年のお賽銭予算」「来年のおせち料理予算」のすべてで1位となっています。

今回の年末年始の旅行(帰省を含む)の予算の平均額は1位が「東京都」(40,690円)、2位が「京都府」(37,331円)、3位が「沖縄県」(32,756円)となっています。1位の東京都の予算は全国平均(16,175円)の2.5倍という高額な結果となっているようです。

(図34)(図35)(図36)(図37)

出典元:ソニー生命保険株式会社 プレスリリース

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