ショッピージャパン「越境ECで始める新しいビジネスの可能性」イベントを開催 - 東南アジア市場は2030年に56兆円規模へ

東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォーム、Shopeeの日本法人であるショッピージャパン株式会社は、2025年11月19日(水)に東京都港区虎ノ門のCIC Tokyoにて、「越境ECで始める新しいビジネスの可能性」をテーマとしたイベントを開催したことを発表しました。同イベントには東南アジア市場への販路拡大に関心を持つ事業者を中心に262名が参加し、盛況のうちに終了したとのことです。

イベント開催の背景と市場の可能性

同イベントの冒頭では、東南アジアのEC市場が今後も年平均15%の成長を続け、2030年には現在の約2倍となる3,700億ドル(約56兆円)規模に達するという予測が示されました。

また、越境ECに取り組む事業者の約3人に2人が「EC未経験」であることや、「リソース不足」「多品目登録の手間」などの課題を抱えている実態も明らかにされています。このイベントでは、これらの課題を解決するための具体的なソリューションとパートナーシップが紹介されました。

ショッピージャパン代表

エコシステムによる包括的なサポート体制

イベントでは、物流、決済、運用代行、ツール提供など、各分野の専門企業が登壇し、ショッピージャパンの成功を支えるエコシステムについて紹介が行われました。

物流・決済インフラの強化

  • 佐川急便株式会社:ショッピージャパン専用の集荷サービス「Shopee Pickup System (SPS)」や、フルフィルメントサービスによる物流の効率化について解説が行われました。
  • ペイオニア・ジャパン株式会社:外貨受取のハードルを下げる決済ソリューションについての説明がありました。

Discussion 1:東南アジア市場で成功する方法

初心者から上級者まで、売上を最大化するための具体的な手法についての議論が行われました。以下のパートナー企業からの共有があったとのことです。

  • 株式会社EN VISION:スクール「SBC」の運営を通じ、累計流通額67億円を達成したノウハウや、初心者でも挑戦できる環境づくりについての共有がありました。
  • 株式会社 NEXT:自動物販ツール「Access Shopee Connect」や、「Xフロンティア」との連携による即日配送スキームが紹介されました。
  • 株式会社セグロ:現地指導付きスクールによる手厚いサポート体制について説明がありました。

Discussion 2:EC代理運用の進化と今後のパートナーシップ

単なる代行に留まらない、テクノロジーを活用した次世代の運用支援についての議論が交わされました。

  • BeeCruise株式会社:年間約1,000億円の越境EC支援実績を基に、出店からCS対応までを丸ごとサポートする「公式店舗運営代行」のメリットが提示されました。
  • スターフィールド株式会社:生成AIを活用した越境ECマネジメントシステム「Bynd」により、出品やCS対応を劇的に効率化する未来が示されました。
  • 株式会社ワサビ:ワンクリックで越境ECを開始できる手軽さとシステム連携について紹介がありました。

今後の展開

ショッピージャパンは、今回登壇したパートナー企業との連携をさらに深め、「個人から大手企業まで」あらゆる規模の事業者が東南アジア市場で成功できる環境を整備していく方針だと発表しています。

複雑な海外展開を、シンプルに。Shopeeが事業者の海外進出をフルサポート

〜Shopee は、企業が市場を世界に拡大するための障壁を下げることを支援します〜

「海外市場に挑戦したいが、何から手をつければいいのか分からない」「言語や文化、複雑な物流が壁になっている」——。こうした不安から越境ECへの一歩を踏み出せない事業者は少なくないとのことです。

Shopeeでは、そのような事業者の不安を解消し、海外展開のあらゆるハードルを下げるための万全なサポート体制を用意しているとしています。

出店準備から販売促進まで、ワンストップで支援

煩雑な出店手続きや商品登録はもちろん、売上を最大化するための広告運用、現地のインフルエンサーを起用したマーケティング戦略まで、専門チームが丁寧にサポートするとのことです。初めての方でも安心してスタートできる環境が整っていると説明しています。

複雑な物流・在庫管理もお任せ

Shopee独自の公式物流サービス「SLS(Shopee Logistics Service)」を利用することで、国際配送の手配から在庫管理、返品対応まで一括で解決することができます。事業者は本来注力すべき商品企画や販売活動に集中できるというメリットがあるとのことです。

データに基づいた戦略的な店舗運営

売上データや市場トレンドを分析し、最適な販売戦略を提案するサポートも行っているとしています。感覚に頼るのではなく、データに基づいた再現性の高い店舗運営を実現することが可能と説明しています。

東南アジアの巨大な市場ポテンシャルに対し、日本からの参入はまだ黎明期にあります。Shopeeが持つ豊富なデータとノウハウを活用して、不確実性を確実な成長へと変えるビジネス展開が期待されています。

ショッピージャパン株式会社 概要

Shopeeは東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォームです。企業のデジタル化とオンラインプレゼンスの強化、多くの人々のデジタルサービスへのアクセス、さらには現地社会の活性化を支援することで、多方面と繋がるデジタルエコシステムを実現しているとのことです。

シンプルかつ安全で魅力的なEコマースプラットフォームを世界中の消費者に提供し、毎日何百万人もの人々がショッピング体験を楽しんでいます。また、Shopeeは現地のデジタル経済への重要な貢献者であることを目指しており、事業者がEコマースで成功するための支援に尽力していると説明しています。

出典元:ショッピージャパン株式会社 プレスリリース

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