ジモティースポットのフランチャイズ加盟店舗数が1年で6倍に急増、2030年までに全国300店舗以上を目指す

2025年11月18日 2025年11月18日

コマースピック編集部　プレス配信チーム

株式会社ジモティー（本社：東京都品川区、代表取締役社長：加藤貴博）は、地域内でまだ使える不要品を譲り合えるサービス「ジモティースポット」のフランチャイズ（FC）展開において、FC加盟店舗数がこの1年間で6倍に急増したことを発表しています。昨年11月末時点で2店舗だったFC加盟店舗は、新規出店により11月末には12店舗まで拡大したとのことです。また同社は、FC加盟を検討する事業者向けに、連携メリットや事業モデルを詳しく解説するFC加盟募集ページを新たにオープンしたことを伝えています。

この記事の目次

1 ジモティースポットとは
2 ジモティースポットFC加盟の3つの強み
3 FC加盟による既存事業とのシナジー
- 3.1 1. リサイクルショップ・リユース事業者様：既存店舗への併設で販売機会創出
- 3.2 2. 廃棄物収集運搬事業者様：環境貢献と事業の多角化を同時に実現
4 既存事業とのシナジーを生かした出店事例
- 4.1 リユース事業者北九州商店様「ジモティースポット宗像店」
- 4.2 廃棄物・リユース事業者宇津木金属様「ジモティースポット坂戸店」
5 今後の展望
- 5.1 今後の業績見通し

ジモティースポットとは

ジモティースポットは、「まだ使えるけれど不要になったモノ」を地域のコミュニティ内で譲り合うことができるサービスです。不要品を譲りたい方は予約なしで持ち込むだけで、次に必要とする人へつなぐことが可能です。譲り受けたい方は、地域の情報サイト「ジモティー」で商品情報を確認し、店舗で実物を見て購入・引き取りができる仕組みとなっています。

ジモティースポットFC加盟の3つの強み

1. 信頼性 - 自治体と官民連携の事業

ごみ減量を目的に自治体と連携しており、地域住民にごみとして出す前にジモティースポットでリユースするように促しています。自治体との提携により地域住民からの厚い信頼を獲得しながら、ごみ減量にも寄与できる社会貢献性の高い事業となっています。

2. 集客力 - どんどん人が集まる仕組み

月間約1,000万人が利用する「ジモティー」のサイトとアプリを最大限に活用し、地域住民へ効果的にスポットを告知することができます。さらに自治体から市民に向けて不要品の持ち込みをHPなどで促す広報支援もあり、安定した集客が期待できる環境が整っています。

3. 効率化 - 低コストでシンプルなオペレーション

運営ノウハウは独自のアプリケーションを導入し、DX化・シンプル化されています。事業の立ち上げから運営まで、体系化されたオペレーションフローが提供されるため、ローコストでの事業開始が可能です。また、主婦やシニア層を含め、多様な人材が活躍できる環境を構築することができます。

FC加盟による既存事業とのシナジー

1. リサイクルショップ・リユース事業者様：既存店舗への併設で販売機会創出

店舗にジモティースポットを併設することで、これまで値段が付かずに買取が成立しなかったモノや、取り扱いが難しいモノの新たな受け皿を提供できるようになります。お客様は「売る」と「譲る」を一度に検討でき、不要品処分の利便性が格段に向上します。一方、事業者は店舗間シナジーで売上アップが期待できます。このスキームにより、より資源循環を促進しごみ減量に寄与する取り組みとして企業価値向上にも貢献することができます。

2. 廃棄物収集運搬事業者様：環境貢献と事業の多角化を同時に実現

「有価物」として適法に引き取ったものを、ジモティースポットを通じて再流通させることで、廃棄物の発生そのものを抑制（リデュース）することが可能になります。既存のインフラやノウハウを活かし、社会貢献性の高いリユース事業へ参入することで、事業の多角化と持続的な成長を実現することができます。

既存事業とのシナジーを生かした出店事例

リユース事業者北九州商店様「ジモティースポット宗像店」

リユース業を20年営んできた北九州商店が、リサイクルショップ併設型の「ジモティースポット宗像」を10月30日にオープンしました。併設するリサイクルショップ「リサイクルトレード」では「ジモティースポット」で取り扱いのないリサイクル家電や大型家具なども販売されています。また出張引き取りの相談窓口や、ブランド品や貴金属、金券、お酒の買取カウンターもあり、「売る」から「譲る」までを同一拠点で行えるスポットとなっています。