株式会社ジーニー(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:工藤 智昭)が提供するリテールメディアプラットフォーム「GENIEE RMP」において、ECサイト内でブランドロゴと商品一覧をセットで表示する新広告フォーマット「ブランドゾーン広告」の開発および提供を開始したことが発表されました。この新広告フォーマットにより、ECサイト内でのブランド訴求と購買促進を同時に実現することが可能になるとのことです。

ブランドゾーン広告とは

「ブランドゾーン広告」は、ECサイトのトップページや検索結果ページなどに設置される新しい広告フォーマットです。特徴的なのは、ブランドのロゴと複数の商品一覧を同時に表示できる視認性の高い広告枠となっていることです。

従来のバナー広告と異なり、この広告フォーマットでは以下の3つの要素を組み合わせて表示することができます。

  • ブランドロゴ
  • ブランドの世界観を伝える動画・画像
  • 商品リスト

この構成により、ユーザーは広告を一目見ただけで「どのブランドの、どのような商品があるのか」を直感的に把握することができます。そして、興味を持ったブランドや商品へ即座に遷移することが可能です。

ブランドゾーン広告の大きな特徴は、「認知拡大」と「顧客獲得」を同時に促進できる点にあります。これにより、広告効果の最大化を実現することができるとされています。

開発の背景

株式会社ジーニーでは、「GENIEE RMP」を通じてこれまでも検索連動型広告やレコメンド広告、バナー広告などさまざまな広告フォーマットを提供してきたとのことです。

今回の新機能開発は、ECサイトに広告を出稿している広告主から寄せられたニーズがきっかけとなっています。具体的には、「ブランド認知の向上と実際の購買促進を同時に実現できる広告枠が欲しい」という要望が多数寄せられていたようです。

このようなニーズに応えるため、同社ではブランド認知向上と購買促進の両方を実現する「ブランドゾーン広告」を開発したと伝えられています。

導入のメリット

広告主にとってのメリット

認知と購買の同時促進
ブランドイメージを効果的に伝えながら、同時に商品そのものへの直接的な導線を確保することができます。これにより、ブランディングと販売促進を一度に行うことが可能になります。

柔軟な運用
管理画面から表示する商品を任意に設定することができるため、新商品の発売時やキャンペーン商品の重点プロモーションなど、多様なマーケティング戦略に対応することができます。

ECサイト運営社にとってのメリット

収益機会の拡大
付加価値の高い新たな広告枠を提供することで、広告収益の向上が期待できます。従来のバナー広告とは異なる価値提案ができるため、広告単価の向上にも貢献する可能性があります。

ユーザー体験の向上
ユーザーが求めるブランド情報と商品情報を同時に提示できるため、サイト内の回遊性向上と顧客満足度の向上に貢献します。情報の整理された表示により、ユーザーは欲しい情報に素早くアクセスすることができます。

株式会社ジーニーでは、今後も広告主とサイト運営社の両方にとって最適なリテールメディアソリューションを提供できるよう取り組みを続けていくとしています。

ブランドゾーン広告が目指す未来

ECサイトにおけるマーケティング施策は、従来「認知施策」と「販売促進施策」が別々に行われることが多く、その連携が課題とされてきました。ブランドゾーン広告は、この課題に対する一つの解決策を提示しています。

ブランド認知と購買行動を一つの広告フォーマットで橋渡しすることにより、ユーザーの購買意思決定プロセスをスムーズに進めることが可能になります。これは広告主にとっては投資対効果の向上、ECサイト運営者にとっては顧客満足度と収益の向上につながると期待されています。

また、ブランドゾーン広告はリテールメディアの価値向上にも貢献するものと考えられます。ECサイトをただの販売の場ではなく、ブランド体験を提供するメディアとして進化させる可能性を秘めています。

このような革新的な広告フォーマットの登場により、ECサイトのマーケティング手法はさらに多様化・高度化していくことが予想されます。株式会社ジーニーはこうした変化の最前線で、テクノロジーを活用した新しいマーケティングソリューションの開発に取り組んでいるとのことです。

リテールメディアプラットフォーム「GENIEE RMP」について

GENIEE RMPは、小売・EC事業者が運営するECサイトを手軽に広告メニュー化し、販売を行うためのアドプラットフォームです。このプラットフォームの特徴は以下の点にあります。

  • 消費者の購買・行動データを活用した効果的な広告メニューの構築が可能
  • 直感的に使いこなしやすい管理画面の提供
  • 最短3分、4ステップという簡易な手順で広告出稿/管理を実現
  • リテールメディアの広告効果・収益を最小限の工数で最大化

GENIEE RMPを活用することで、EC事業者は自社サイトをメディア化し、新たな収益源を確立することができます。同時に、広告主にとっては購買意欲の高いユーザーにアプローチできる効果的な広告出稿の場を得ることができるとされています。

株式会社ジーニーについて

株式会社ジーニーは、「誰もがマーケティングで成功できる世界を創る」、「日本発の世界的なテクノロジー企業となり、日本とアジアに貢献する」という2つのPurpose(企業の存在意義)のもと、企業の収益拡大・生産性向上など様々な課題解決につながるソリューションを開発・提供するマーケティングテクノロジーカンパニーです。

会社概要

  • 社名:株式会社ジーニー
  • 代表者:代表取締役社長 工藤 智昭
  • 本社:東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー5/6階
  • 設立:2010年4月
  • 資本金:100百万円(連結、2025年3月末現在)
  • 従業員数:877名(連結、2025年3月末現在)
  • 海外拠点:米国、インド、シンガポール、ベトナム、インドネシア、UAE
  • 事業内容:広告プラットフォーム事業、マーケティングSaaS事業、デジタルPR事業

同社は国内だけでなく海外にも複数の拠点を持ち、グローバルに事業を展開しています。マーケティングテクノロジーの分野で革新的なソリューションを提供し続けることで、多くの企業のマーケティング活動を支援しています。

出典元:株式会社ジーニー プレスリリース

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