ベルーナがeギフトサービス「AnyGift」導入でROASが想定の1.2倍に向上、デジタル化した友だち紹介キャンペーンが奏功

AnyReach株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:中島功之祐)が、株式会社ベルーナ(本社:埼玉県上尾市、代表:安野 清)に対してeギフトサービス「AnyGift(エニーギフト)」を導入したことにより、広告の費用対効果を示すROASが当初の想定より1.2倍向上したことが発表されました。

ベルーナは従来、紙媒体中心の「お友だち紹介キャンペーン」から、AnyGiftのソーシャルギフト機能を活用したデジタル施策へと移行しました。この結果、キャンペーン期間中に友達紹介でクーポンを受け取った顧客の約75%が新規顧客となり、効果的な顧客獲得に成功したとのことです。

AnyGiftサービスイメージ

背景

ベルーナでは、これまで紙媒体を中心として「お友だち紹介キャンペーン」を展開し、紹介者にクーポンを付与する形で新規顧客の獲得を進めてきました。しかし、消費者の購買行動の変化によりオンラインへの移行が急速に求められる状況となっていたようです。

従来のECサイト上では紙媒体で行っていた同様の紹介施策を再現することが技術的に難しく、より効果的な新しいデジタル施策を模索していたという背景があります。この課題を解決するために、AnyReach社のeギフトサービス「AnyGift」の導入が決定されました。

主な施策内容と成果

今回のeギフト導入による主な施策は以下の通りです。

eギフト機能を活用した「友だち紹介キャンペーン」の実施

従来紙媒体で行っていた紹介施策をECサイト上に効果的に転用するため、AnyGiftのソーシャルギフト機能が導入されました。これにより、紹介者と被紹介者の双方にクーポンを付与するデジタルキャンペーンを実施することが可能になったとのことです。

AnyReach社はベルーナのオンライン友だち紹介キャンペーンに求められる要件を丁寧に確認しながら、ユーザーにとってわかりやすい導線を構築できるよう、ランディングページ(LP)の構築支援まで一貫して行いました。これにより、ユーザーがスムーズにキャンペーンに参加できる環境が整えられました。

年齢層に配慮したUI・導線設計と多チャネルでの訴求

ベルーナのメイン顧客であるミセス世代にも分かりやすく使いやすいサービスとなるよう、LINE・メールマガジン・アプリなど複数のチャネルを活用して告知が行われました。特に高年齢層のデジタルサービス利用に対するハードルを下げるための工夫が随所に施されています。

これらの取り組みにより、デジタルに不慣れな層にもスムーズに利用してもらえる環境を整えることに成功したとされています。

具体的な成果

2025年5月26日から6月30日までのキャンペーン期間中、以下のような成果が得られたと報告されています。

  • 友達紹介でクーポンを受け取った顧客のうち、約75%が当該ブランドで初めて購入した新規顧客となりました。
  • 本施策経由のROAS(広告の費用対効果)は当初想定の1.2倍以上を記録し、他の新規顧客獲得系施策と比較しても特に好調な結果となりました。
  • 導入前に懸念されていた問い合わせ増加は発生せず、スムーズな利用導線を実現できました。
  • キャンペーン初動のユーザー行動をもとに施策の有効性を確認することができました。

ベルーナ ECマーケティング部 池田 麗溫氏のコメント

「ベルーナでは、これまで紙媒体がメインだったこともあり、実際にeギフトの仕組みを使ってスムーズにお客様にご利用いただけるか不安でした。しかし蓋を開けてみると、もともとオンラインショッピングになれているのもあるかとは思いますが、積極的にご活用いただけていました。今後も友だち紹介キャンペーンはブラッシュアップしながら続けて、さらに多くの新しいお客様と出会いたいです。」とコメントしています。

AnyReach 代表取締役CEO 中島 功之祐氏のコメント

「ベルーナ様の友達紹介キャンペーンは、私たちが理想としていたeギフトの活用方法を見事に実現していただいた事例です。eギフトの仕組みを活用したオンラインでのキャンペーン施策は新しい取り組みの一つでしたが、年齢関係なく、ミドル層・シニア層の方にも幅広くご活用いただき、想定を上回る成果を出していただけました。今後も当社のテクノロジーとソリューションを活用し、新規・既存の両顧客にご満足いただけるギフトサービスの強化に努めてまいります。」とコメントしています。

eギフトサービス「AnyGift」について

AnyGiftサービスイメージ

『AnyGift(エニーギフト)』は、相手の住所を知らなくてもLINEやメールで贈れる"eギフト機能"を、自社ECサイトに組み込み・導入ができるサービスです。自社ECサイトにおけるギフト購入・ギフトリピーターを増やすことで、売上を向上させるとともに、顧客やギフトを受け取る方々をファンに変えていくことが可能なサービスとなっています。

特にオンラインでのキャンペーン施策や顧客獲得に課題を抱える企業にとって、効果的なソリューションとなることが今回のベルーナの事例からも実証されています。

eギフトとは、従来の物理的な商品の贈答とは異なり、デジタルの仕組みを活用して商品や特典を贈ることができるサービスです。住所を知らなくても、LINE・メール・SNSなどを通じて相手に贈ることができる利便性の高さが特徴となっています。

ソーシャルギフトはその一形態で、友人や知人に対して商品やサービスをデジタルで贈る機能を指します。今回のベルーナの事例では、このソーシャルギフト機能を友だち紹介キャンペーンに活用することで、紹介者と被紹介者の双方にメリットを提供し、新規顧客の獲得に成功したということです。

株式会社ベルーナについて

株式会社ベルーナは、東証プライム市場に上場する企業(コード番号9997)で、通信販売を中心に多角的な事業展開を行っています。同社は埼玉県上尾市に本社を置き、安野清氏が代表取締役社長を務めています。

主な事業内容としては、プロパティ・ホテル事業、化粧品健康食品事業、グルメ事業、ナース関連事業、呉服関連事業、アパレル・雑貨事業、その他の事業、データベース活用事業など、幅広い分野で事業を展開しています。

AnyReach株式会社について

AnyReach(エニーリーチ)株式会社は、eギフト関連のサービス開発・運営を行う企業です。中島功之祐氏が代表取締役を務め、主な事業として、eギフト機能を導入できる「AnyGift」の開発・運営や、5,000商品から選べるカード型引き出物「AnyGift Wedding」の開発・運営を行っています。

今回紹介したベルーナとの事例のように、従来型のマーケティング施策のデジタル化を支援し、企業の顧客獲得やリピーター育成をサポートするソリューションを提供しています。

本事例は、デジタル化が急速に進む現代において、従来のマーケティング手法をいかに効果的にオンラインへ移行させるかという課題に対する一つの解決策を示しています。特にターゲット層がデジタルに不慣れな世代を含む場合でも、適切なUI設計や導線の工夫により、高い効果を上げられることを実証した重要な事例といえるでしょう。

出典元: AnyReach株式会社 プレスリリース

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