ロジレスのEC自動出荷システム「LOGILESS」、荷主向け配送料自動算出機能の提供を開始

株式会社ロジレス(本社:東京都品川区、代表取締役:足立直之)は、同社が提供するEC自動出荷システム「LOGILESS」において、倉庫向け有料機能オプションプラン「LOGILESS Plus[WMS]」に荷主向けの配送料を自動で算出できる新機能の提供を開始したことを発表しています。この新機能により、担当者が従来Excelなどで行ってきた計算や突合の手間を削減し、重要なコストである配送料を正確かつ継続的に集計・可視化することが可能になるとのことです。

今回の機能追加により、収支改善に直結する分析を日常業務の延長で実現できるようになり、倉庫事業者と荷主双方の業務効率化に貢献するとしています。なお、本機能追加は倉庫事業者向け有料機能オプションプラン「LOGILESS Plus[WMS]」のサービス拡充第6弾となります。

株式会社ロジレス

新機能の概要

今回提供が開始された新機能は、LOGILESSに配送料金表(エリア・重量・サイズ・金額など)を登録し、配送会社の運賃明細を取り込むことで、登録した料金表に基づいた配送料を自動算出するものです。EC物流業界では、従来の請求業務はExcelによる手作業が一般的であり、この方法では時間と手間がかかるだけでなく、計算ミスや業務の属人化といったリスクが存在していました。

本機能の導入により、倉庫事業者からEC事業者への配送料請求を正確かつ迅速に処理することが可能となり、業務の標準化とミス防止を実現します。さらに、配送会社へ支払った運賃と荷主へ請求した配送料がLOGILESS内に蓄積されるため、データに基づく収支分析が可能となり、物流コストの見直しや収益改善に活用できるとしています。

この新機能は単なる作業効率の向上だけではなく、物流事業者の経営改善までを支援する包括的なソリューションとして位置づけられています。株式会社ロジレスは今後も、EC物流に携わる事業者にとって価値のあるサービスを提供し、より良い物流の実現に向けて機能拡充に努めていく考えです。

LOGILESS Plus[WMS]とは

「LOGILESS Plus[WMS]」は、ネットショップのオペレーション効率化に欠かせない、OMS(受注管理システム)とWMS(倉庫管理システム)の一体型システム「LOGILESS」において、より効率的な倉庫オペレーションを実現可能とするオプションプランです。

同プランは、EC事業者と倉庫事業者双方の業務効率化を目的としており、これまでにも複数の機能拡充が行われてきました。今回の配送料自動算出機能は、その第6弾となります。

これまでにリリースされた主な機能としては、以下のようなものがあります。

  • 「LOGILESS」から直接、ヤマト運輸の送り状発行が可能に
  • 「LOGILESS」から直接、佐川急便の送り状発行が可能に
  • 電話サポートの開始
  • ネコポス・宅急便コレクトの送り状発行のAPI連携対応
  • 複数伝票の同時ピッキングを可能にする「スマートピッキング」機能
  • 「LOGILESS」から日本郵便の送り状発行が可能に

このように「LOGILESS Plus[WMS]」は、継続的な機能拡充によって、EC事業者と倉庫事業者のニーズに応える形で進化しています。特に今回の配送料自動算出機能は、物流コストの可視化と分析という観点から、非常に重要な機能追加となっています。

新機能がもたらす業務改善効果

今回リリースされた配送料自動算出機能は、EC物流における重要な課題である「配送料の正確な計算と管理」を解決するものです。この機能がもたらす主な業務改善効果としては、以下の点が挙げられます。

  1. 作業時間の大幅削減:従来はExcelなどを使用して手作業で行っていた配送料の計算・突合作業が自動化されるため、担当者の作業時間が大幅に削減されます。
  2. 計算ミスの防止:自動計算により人為的ミスがなくなり、正確な請求が可能になります。
  3. 業務の標準化:担当者個人のスキルや経験に依存していた作業が標準化され、業務の属人化を防ぎます。
  4. データの蓄積と活用:配送料データがシステム内に蓄積されるため、過去のデータに基づいた分析や傾向把握が容易になります。
  5. 収支管理の効率化:配送会社への支払い額と荷主への請求額の差異を正確に把握できるため、収支管理が効率化されます。

これらの効果により、倉庫事業者は業務効率の向上だけでなく、収益性の改善につなげることができます。また、正確な配送料計算により、荷主との信頼関係強化にも寄与することが期待されています。

EC物流における配送料管理の重要性

EC市場の拡大に伴い、物流業務の効率化はますます重要な課題となっています。特に配送料は物流コストの中でも大きな割合を占めており、その正確な管理と分析は事業収益に直結します。

従来のEC物流現場では、配送料の計算・請求業務において以下のような課題がありました。

  • 配送会社からの請求と荷主への請求の突合に多くの時間を要する
  • エリア別・重量別・サイズ別など複雑な料金体系の計算ミスが発生しやすい
  • 請求漏れや計算間違いによる機会損失が生じるリスクがある
  • 担当者の交代や不在時に業務が滞りやすい
  • 蓄積されたデータに基づく分析や改善が難しい

今回リリースされた配送料自動算出機能は、これらの課題を解決するものであり、EC物流における配送料管理の新たなスタンダードを提案するものといえるでしょう。

株式会社ロジレスについて

株式会社ロジレスは、「ECロジスティクスを変革し、日本の未来をスケールする」というミッションのもと、ECロジスティクスのベストプラクティスを創造し、日本全体の荷物の流れを効率化するような変革を生み出すべく日々チャレンジを続けている企業です。

同社は今後も、ネットショップの業務効率化や物流の最適化を進め、EC市場の健全な発展に貢献していく方針とのことです。主要な企業情報は以下の通りです:

  • 本社所在地:東京都品川区西五反田3-11-6サンウェスト山手ビル3階
  • 代表取締役:足立 直之
  • 設立:2017年2月
  • 資本金:100百万円

株式会社ロジレスは、EC自動出荷システム「LOGILESS」を通じて、EC事業者と倉庫事業者の業務効率化を支援し、日本のEC物流の発展に寄与しています。特に今回の配送料自動算出機能の提供開始は、同社がより高度な物流ソリューションを提供していく姿勢を示すものといえるでしょう。

出典元:株式会社ロジレス プレスリリース

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