
株式会社KASHIKAが提供するAI広告素材生成ツール「Pro AI」が、Googleの最新技術「nano-banana」に対応したことが発表されました。この技術導入により、従来AI画像生成で課題とされてきたキャラクターやオブジェクトの一貫性を極めて高い精度で維持することが可能になります。広告キャンペーンやSNSコンテンツ制作で求められる複数素材のトンマナ(トーン&マナー)を完全に統一し、クリエイティブ制作の工数を劇的に削減する効果が期待されています。
この記事の目次
開発の背景:AIの進化がもたらした、広告素材制作の新たな課題
近年、AI画像生成技術は目覚ましい進化を遂げ、誰でも高品質なビジュアルを瞬時に作成できるようになりました。これにより、広告クリエイティブやコンテンツマーケティングの現場では、制作コストの削減やリードタイムの短縮といった大きな恩恵がもたらされています。
しかしその一方で、AI画像生成ツールを本格的にビジネス活用しようとする企業担当者やクリエイターは、共通の大きな壁に直面していることが明らかになっています。それが、「生成物の一貫性の欠如」、通称「別人問題」です。
「広告キャンペーン用に、同じキャラクターで様々な表情やポーズの素材が欲しいのに、生成するたびに顔や服装が微妙に変わってしまう…」
「ブランドイメージに合わせた独自の世界観を、複数のバナー広告で統一したいが、AIではテイストの維持が難しい…」
「製品のモックアップ画像を様々な角度から生成したいが、細部のデザインが崩れてしまい、結局手作業での修正に時間がかかる…」
このような課題は、「AI画像生成 広告」や「広告素材 制作」といったキーワードで情報を探す多くの担当者にとって、切実な悩みとなっています。AIの利便性を享受したい一方で、ブランド毀損のリスクや、手戻りによる非効率な作業に頭を抱えているのが現状です。株式会社KASHIKAはこの根深い課題を解決し、AIによるクリエイティブ制作を次のステージへ引き上げるために、「nano-banana」の導入を決定したと説明しています。

新機能「Pro AI nano-banana」の概要
「Pro AI」に搭載された「nano-banana」は、Googleが開発した最先端のAI技術です。特定のキャラクター、オブジェクト、スタイルなどを「ID化」して記憶させることで、何度生成を繰り返しても、その特徴を完全に維持した画像を生成することができるのが特徴です。
これにより、これまで困難だった「同一キャラクターによるシリーズ展開」「ブランドの世界観を統一した素材の量産」といった、プロフェッショナルな現場で求められる高度な要求に応えることが可能になります。本機能は、AI素材生成の品質と効率を飛躍的に向上させ、クリエイターが本来注力すべき企画やアイデア創出に、より多くの時間を割くことを可能にします。

「Pro AI」×「nano-banana」が実現する3つの革命的特長
1. キャラクターとオブジェクトの完全な一貫性
ユーザーが指定した人物、動物、製品などの特徴をAIが完全に記憶します。プロンプト(指示文)を変えて、異なるシチュエーションや構図の画像を生成しても、まるで専属モデルやスタジオで撮影したかのように、対象の一貫性を保ち続けることが可能になります。これにより、広告のシリーズ展開や、SNSでのキャラクター運用が極めて容易になります。
課題解決: 「生成するたびに顔が変わる」というAIの弱点を克服し、安定した品質の素材供給を実現します。



2. ブランドイメージの統一と世界観の維持
企業ロゴのカラーパレット、特定の画風、写真のトーンなど、ブランドが持つ独自の世界観をスタイルとして記憶させることができます。これにより、ウェブサイト、広告バナー、SNS投稿、パンフレットなど、媒体を横断してもブランドイメージに一貫性のある高品質なAI素材を生成でき、ブランディングを強力にサポートします。
課題解決: 属人化しがちだった「ブランドらしさ」の表現をAIで標準化し、誰でも統一感のあるクリエイティブを制作可能になります。
3. 制作ワークフローの革新とコスト削減
これまで素材の一貫性を保つために行っていた、大量のガチャ(試行錯誤)生成や、手作業での画像修正・加工といった非効率な作業が不要になります。企画意図に沿った高品質な素材をピンポイントで生成できるため、クリエイティブ制作に関わる時間とコストを大幅に削減します。これは、来るべき「Veo 3」のような動画生成AI時代において、大量の高品質な静止画素材を効率的に準備する上でも、決定的な優位性となります。
課題解決: クリエイティブ制作のボトルネックとなっていた作業を自動化し、生産性を最大化します。
活用イメージ(業界別の具体例)
広告代理店/マーケティング担当者
特定のキャンペーンキャラクターを起用し、Web広告、交通広告、SNSで多角的なストーリーを展開することができます。媒体ごとに最適な表情やポーズの素材を瞬時に生成することが可能になります。
EC/D2C事業者
自社商品を様々なライフスタイルシーンに合成した画像を量産できます。商品の使用イメージを豊かに伝え、コンバージョン率の向上に貢献することが期待されます。
ゲーム/エンタメ業界
ゲームに登場するキャラクターのコンセプトアートや、プロモーション用イラストを高い一貫性で制作できます。世界観の構築を効率化することが可能です。
今後の展望
株式会社KASHIKAは、「Pro AI」を単なる素材生成ツールではなく、企業のクリエイティブ活動全てを支えるAIプラットフォームへと進化させていく計画であることを明らかにしています。今回搭載した「nano-banana」による静止画の一貫性担保は、その第一歩と位置づけられています。
将来的には、「Veo 3」に代表される動画生成AIとのシームレスな連携を視野に入れているとのことです。「nano-banana」で生成した一貫性のあるキャラクターや世界観を、そのまま高品質な動画広告やアニメーションとして展開できる世界の実現を目指しています。これにより、静止画から動画まで、全てのクリエイティブアセットをAIで一元的に、かつ圧倒的な効率で制作できる未来を創造していくことが発表されています。
株式会社KASHIKAについて

会社名 :株式会社KASHIKA(株式会社カシカ)
代表者 :代表取締役 小澤 健太(おざわ けんた)
所在地 :東京都大田区山王2-5-6 Sanno Bridge B1-00
事業内容:AI駆動型マーケティング・セールスツールの開発、SNSマーケティング支援
URL :https://kashika-20mile.com/
出典元: 株式会社KASHIKA プレスリリース