株式会社JALUXと株式会社ジーニーが、「JALふるさと納税」ポータルサイトにリテールメディア「GENIEE RMP」および「GENIEE SEARCH」を導入し、同ポータルサイトの利便性向上を実現することが発表されました。今回の機能拡充により、検索連動型広告表示や画像付きサジェスト、ランキング機能などが実装され、寄附者にとってよりストレスのない検索体験が提供されます。

今回の機能拡充では、検索連動型広告表示や画像付きサジェスト、ランキング機能に加え、比較機能やホットワードの自動表示、返礼品特性による絞り込み機能なども導入されます。これらの機能により、寄附者の皆さまにストレスのない検索結果を提供するとともに、一人ひとりにパーソナライズされた返礼品を提案することが可能になります。両社は、これらの機能を通じて、より効率的かつ高精度な、自治体と寄附者の出会いを創出していく方針です。
この記事の目次
導入の背景と課題感
ふるさと納税制度は、地域を応援しながら魅力ある地域産品や体験を選べる仕組みとして、制度開始以来、寄附額は拡大の一途をたどっています。総務省の「ふるさと納税に関する現況調査結果」によると、2024年度の寄附額は約1兆2,728億円に達しているとのことです。
一方で、返礼品数の増加により、寄附者が自分の興味に沿った返礼品を見つけることが難しくなっているという課題が浮上しています。検索を行っても膨大な数の中から選択する必要があり、本当に応援したい地域や共感できる取り組みに出会うことが困難になっているという声が寄せられています。
こうした背景からJALUXとジーニーは、「JALふるさと納税」のポータルサイトにおいて、寄附者の皆さまの興味関心に応じた地域や産品との新たな出会いを創出するための機能拡充を実施することになりました。これにより、寄附者が"地域と出会う楽しさ"や"つながりを感じる寄附"を実感できるよう、環境づくりを追求していくとしています。
実装された機能イメージ
検索連動広告表示

画像付きサジェスト

リテールメディアプラットフォーム「GENIEE RMP」について
「GENIEE RMP」は、小売・EC事業者が運営するECサイトを手軽に広告メニュー化し、販売を行うアドプラットフォームです。消費者の購買・行動データを活用したより効果的な広告メニューの構築や、使いやすい管理画面の提供により、最短3分、4ステップで簡易な広告出稿/管理を実現します。このプラットフォームを活用することで、リテールメディアの広告効果・収益を最小限の工数で最大化することが可能になります。
同プラットフォームでは、誰でも使いこなしやすい管理画面を提供することで、広告運用の専門知識がなくても効果的な広告メニューを構築できるよう設計されています。これにより、ECサイトや小売事業者は自社サイトを活用した新たな収益源の創出が期待できます。
「GENIEE RMP」のURL:https://geniee.co.jp/rmp/
サイト内検索ツール「GENIEE SEARCH」について
「GENIEE SEARCH」は、ECサイトや企業サイト向けの高度な検索ツールです。Webサイト上に散在する情報を整理し、使いやすくすることにより、Webサイトの売上向上や顧客体験の改善をサポートします。検索されたキーワードはシステム内で集計・分析され、検索結果の改善に活用できる特徴があります。
さらに、ユーザーのニーズを把握することができるため、コンテンツ改善や商品開発に役立てることも可能です。今回「JALふるさと納税」に導入されることで、寄附者が求める返礼品や地域に関する情報をより効率的に提供できるようになると期待されています。
「GENIEE SEARCH」の導入により、サイト訪問者は目的の情報にスムーズにアクセスできるようになり、サイト運営者はユーザーの検索行動から得られるデータを基に、より価値のあるコンテンツ提供が可能になります。
「GENIEE SEARCH」のURL:https://www.bsearchtech.com/
「JALふるさと納税」について
JALグループでは、「ふるさと割」や「JALふるさとプロジェクト」などを通じて、自治体や地域の発展、経済活動の活性化に積極的に取り組んでいます。その一環として、JALの持つ全国ネットワークとJALUXの食品ギフト事業などで培ったノウハウを融合し、2020年11月に「JALふるさと納税」が立ち上げられました。
現在は全国727自治体(2025年8月1日時点)が参加しており、多くの寄附者に利用されています。「JALふるさと納税」では、JALグループならではの返礼品も多数取り揃えられており、地域の魅力を全国に発信する役割も担っています。
今回のリテールメディアと検索機能の導入により、参加自治体にとっても寄附者にとっても、より効果的なマッチングが実現することが期待されています。参加自治体は自らの特産品や観光資源をより効果的にアピールできる機会が増え、寄附者は自分の興味や価値観に合った返礼品や地域との出会いが促進されます。
「JALふるさと納税」のURL:https://furusato.jal.co.jp/
「JALふるさと納税」は、2020年11月の立ち上げ以来、JALグループの強みを活かしたふるさと納税ポータルサイトとして成長を続けています。今回の「GENIEE RMP」と「GENIEE SEARCH」の導入により、サイトの利便性が大幅に向上し、寄附者と自治体双方にとってより価値のあるプラットフォームとなることが期待されています。
特に、検索連動型広告表示や画像付きサジェスト機能は、寄附者が自分の関心に合った返礼品や地域を見つけやすくする重要な役割を果たします。また、比較機能やランキング機能の実装により、返礼品選びの際の意思決定がよりスムーズになると見込まれています。
さらに、ホットワードの自動表示機能は、その時々で注目されている返礼品や地域の情報を提供することで、寄附者の新たな発見を促します。返礼品特性による絞り込み機能も、膨大な返礼品の中から自分の希望に合ったものを効率的に見つけ出すのに役立つでしょう。
JALUXとジーニーの今回の取り組みは、テクノロジーを活用してふるさと納税の利便性を高め、地域と寄附者をつなぐ新たな可能性を示すものとなっています。両社は今後も、より多くの人々が「地域と出会う楽しさ」や「つながりを感じる寄附」を実感できるよう、サービスの改善と機能拡充を続けていく予定です。
出典元:株式会社ジーニー プレスリリース