
かっこ株式会社は、メールアドレスの有効性を判定するサービス「Mail Validator」において、CSVファイルを用いた連携方式の提供を開始しました。これにより、システム開発を行うことなく既存の会員情報や顧客データをCSV形式で取り込むだけで、簡便かつ正確にメールアドレスの検証が可能になります。
国内導入実績No.1の不正注文検知サービスを提供し、安全なネット通販のインフラづくりに貢献しているかっこ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩井 裕之、証券コード:4166)は、「Mail Validator」の新たな連携方式として、CSVファイルによる一括検証機能を実装しました。このサービスはエイリアスメールや送信不能アドレスの検出に対応しており、不正会員登録の防止や、一般ユーザーによる入力ミスの補正にも効果を発揮します。
今回のCSV連携対応により、導入のハードルが下がり、コストを抑えた柔軟な運用が可能になりました。
※1:株式会社東京商工リサーチ「日本国内のECサイトにおける有償の不正検知サービス導入サイト件数調査」2025年3月末日時点
※2:1つのメールアドレスから派生したメールアドレスのこと。1つのメールアカウントで、複数のメールアドレスを利用することが可能。
この記事の目次
背景
これまで「Mail Validator」はAPI連携を前提とした提供形態でしたが、「一括で大量のアドレスをチェックしたい」というニーズの高まりを受けて、システム開発不要で利用できるCSV連携に対応することになりました。多くの企業がすでに保有している顧客データや会員情報を簡単に検証できるようになることで、より幅広い用途での活用が期待されています。
主なユースケース
「Mail Validator」は以下のような課題に対して有効なソリューションを提供します。
1. 不正会員登録・不正注文の対策
実在しないメールアドレスや一時的なアドレスを用いた不正な登録を検知することで、ECサイトなどでの不正利用や被害の未然防止に貢献します。悪意ある利用者による複数アカウント作成などのリスクを軽減することができます。
2. メール未達による機会損失の防止
入力ミスや存在しないメールアドレスを事前に検知することで、会員登録や購入に至らないケースを減らします。特にECサイトなどでは、確認メールが届かないことによる離脱を防ぎ、コンバージョン率の向上にも効果が期待できます。
3. 既存リストの品質向上
保有しているメールアドレスリストを定期的に検証・クリーニングすることで、メール配信の到達率を高め、データの鮮度を保つことができます。マーケティング活動の効率化や無駄なコスト削減にもつながります。
「Mail Validator」について
「Mail Validator」は4つのチェック機能により、メールアドレスの有効性を多角的に判定します。

これらの機能を組み合わせることで、不正アカウント作成の防止やメール配信の効率化、ユーザーエクスペリエンスの向上など、さまざまなビジネス課題の解決に貢献します。今回のCSV連携機能の追加により、より手軽に導入・運用することが可能になりました。
かっこ株式会社について
Caccoは、「未来のゲームチェンジャーの『まずやってみよう』をカタチに」という経営ビジョンを掲げ、セキュリティ・ペイメント・データサイエンス技術をもとに、アルゴリズム及びソフトウエアを開発・提供し企業の課題解決やチャレンジを支援することを目指しています。
同社はオンライン取引における「不正検知サービス」を中核サービスとして位置づけ、不正ログインから不正注文対策まで対応可能な国内での導入実績数No.1の不正検知サービス「O-PLUX」や金融機関や会員サイトにおける情報漏洩対策の不正アクセス検知サービス「O-MOTION」、フィッシング対策サービス等を提供しています。
また、データサイエンスサービスでは、製造業やアパレル、建設業など様々な業種において、データ活用・分析を通じ、コスト削減・業務効率化・利益向上などに貢献しています。
かっこ株式会社 会社概要
住所 | 東京都港区元赤坂一丁目5番31号 |
代表者 | 代表取締役社長 岩井 裕之 |
設立 | 2011年1月28日 |
事業内容 | SaaS型アルゴリズム提供事業
(不正検知サービス、 決済コンサルティングサービス、データサイエンスサービス) |
出典元: かっこ株式会社 プレスリリース