
株式会社ベクトル(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長CEO:西江 肇司、東証プライム:6058)の子会社である株式会社キーワードマーケティングは、同じくベクトルグループの子会社でTikTokコマースに特化した株式会社ライブコマースが提供するTikTok Shop支援サービスにおいて、主に広告運用領域のサポートを開始することを発表しました。
この記事の目次
背景
TikTok Shopは、TikTokアプリ内で商品の閲覧から購入までを完結できるEコマース機能です。このサービスはすでに中国、東南アジア、イギリスなどで展開され、急成長を遂げています。ByteDance社の発表によると、2025年6月30日より日本国内でも本格的にサービスが開始され、日本企業にとっても重要な販売チャネルになることが期待されています。
株式会社ライブコマースは、中国版TikTok Shop公認の最大手アフィリエイトプロバイダーである「热度(杭州)电商科技有限公司"Redu E-Commerce"」と、日本市場における独占パートナー契約を締結しました。これによりベクトルグループが長年培ってきたPRの知見と、中国市場で実証済みの最先端のノウハウを組み合わせ、アカウント開設から販売管理、ライブ配信までを一貫して支援する国内随一の体制を構築していくとのことです。
この取り組みをさらに加速させるため、株式会社キーワードマーケティングは、広告運用領域を専門にサポートしていきます。同社はこれまで数多くの企業のSNS広告運用で培ってきた実績とノウハウを最大限に活かし、TikTok Shopにおける顧客獲得と売上最大化に貢献していく方針です。
キーワードマーケティングのTikTok広告の運用実績
キーワードマーケティングは運用型広告の黎明期から20年にわたり、これまで150業種・1,500社以上の顧客を支援してきました。TikTok広告においても多様な業界で豊富な支援実績があり、2023年4月にはTikTok for Business Japan が実施する2023年第一四半期の「TikTok for Business 代理店リワード・プログラム」において、「Silver」に認定されています。同社はこうした実績と再現性の高いノウハウを活かし、顧客のTikTok Shopにおけるビジネスの成長を強力に後押ししていくとしています。
ライブコマース社のTikTok Shop運用サービスの特徴
1.中国最大手アフィリエイトプロバイダーのノウハウを日本市場に展開
以下の領域で热度と協業を推進し、热度の中国版TikTok Shopで培った実績とノウハウを、日本市場向けにローカライズして展開していくとのことです。
- ディスカバリーコマースの販売ノウハウ提供
热度が中国市場で築いてきたTikTok Shop運営の知見を最大限活用し、日本企業・ブランドの販売支援を加速します。 - アフィリエイト、AI分析などのソリューション展開
热度のアフィリエイトの手法とAIによるデータ分析を駆使し、商品ごとに最適な販売・マーケティング戦略を構築します。 - 中国企業の日本市場への越境EC支援
热度のプラットフォームに登録する約40万社の中国企業・ブランドのTikTok Shopを活用した日本への越境EC事業を支援します。
2.ライブコマース社のセレクトショップを活用した委託販売で、テストマーケティングを実現
美容・健康カテゴリを中心としたセレクトショップを開設し、委託販売サービスの提供を予定しているとのことです。企業は商品提供のみでTikTok Shopのテストマーケティングが可能になるという利点があります。
3.約15,000名のクリエイターと連携した情報拡散力
ベクトルの子会社であるイニシャルが運営する月額型インフルエンサーマッチングプラットフォーム「インフルエンサーワークス」では、約15,000名のTikTokクリエイターと連携しています。これらのクリエイターを起用した商品紹介動画やライブ配信を通して、効果的な販促をサポートしていくとしています。
ライブコマース社とともに、ベクトルグループのシナジーを最大化し、企業のTikTok Shop運用サポートを加速していく取り組みが始まります。
キーワードマーケティングについて

キーワードマーケティングは2004年創業、1500社以上の支援実績を持つ運用型広告に特化した広告代理店です。2022年12月に、世界6位、アジアNo1のPRエージェンシーであるベクトルグループに参画しました。PRと運用型広告の知見をかけ合わせた「検索創出型マーケティング(SCM)」で、運用型広告だけでは難しかった低予算での認知拡大施策にも取り組み、顧客の事業拡大に貢献しています。(※Global Top 250 PR Agency Rankings2024(PRovoke)より)
会社概要
社名:株式会社キーワードマーケティング
代表者:瀧沢 貴浩
所在地:東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ13F
URL:https://www.kwm.co.jp/
事業内容:運用型広告の運用代行、検索エンジンマーケティングの研究・教育事業
主要サービス
・運用型広告の運用代行
Google広告やYahoo!広告といったリスティング広告を主軸として、SNS広告、動画広告、データフィード広告など、顧客の商品・サービスに合った広告メニューを用いた施策を立案し、実行・運用をおこなっています。
・運用型広告のコンサルティング
運用型広告を自社で運用している企業向けに、広告運用のコンサルティングをおこなっています。高度な広告戦略の設計、クリエイティブ方針の設定、LP改善提案、分析・レポートの作成等で支援を提供しています。
・検索創出型マーケティング(SCM)
検索行動を創出し指名検索数を増加させる、広告とPRの連動施策を提供しています。頭打ちになりやすい「顕在層」に対して、意図的に検索行動(検索ボリューム)を創出させ、コンバージョン数をアップできる新しいマーケティング手法です。
今後の展開
今回のTikTok Shop支援サービスの広告運用領域サポート開始により、キーワードマーケティングは新たな領域でのサービス拡充を図っています。TikTokという急成長するプラットフォームでのコマースサポートを通じて、顧客企業のさらなる販路拡大と売上向上を支援していく予定です。
ベクトルグループのPRノウハウと、キーワードマーケティングの広告運用ノウハウ、そしてライブコマース社のTikTokコマース特化型のサービスを組み合わせることで、顧客に対して包括的なマーケティングソリューションを提供していくとしています。特に近年急速に拡大しているSNSコマース市場において、先進的な中国市場の知見を日本企業に提供できる点が大きな強みとなっているようです。
TikTok Shopは日本での本格展開が始まったばかりであり、この初期段階から参入することで、日本企業のTikTokショップ活用における先駆者としての地位を確立することが期待されています。同社は今後も市場の変化に応じて、サービス内容を柔軟に拡充していく方針とのことです。
出典元:株式会社キーワードマーケティング プレスリリース