グローバルコマースをリードするShopify（ショッピファイ）の日本法人 Shopify Japan株式会社は、カントリーマネージャーに馬場 道生（ばば みちお）氏が新たに就任したことを発表しました。AIおよびエンタープライズテクノロジー分野で10年以上の実績を持つ馬場氏の就任により、日本市場におけるさらなる成長とAIを活用した次世代コマース実現へのコミットメントを強化していくとのことです。
馬場氏はこれまで、DataRobot、Amelia、Nuance CommunicationsなどのグローバルAI企業の日本法人において、10年以上にわたり事業責任者を歴任してきたといいます。AIの民主化と最先端テクノロジーを活用した実用的なビジネス価値の提供に注力してきた経験を持っているとのことです。Shopifyでは、エンタープライズ分野での事業拡大、国内パートナーエコシステムの強化、そして日本の事業者の成長を支援するAI活用の推進を担当するということです。
日本市場への戦略的投資を加速
今回の人事は、日本市場におけるShopifyの成長と戦略的投資が加速する中で実施されたとのことです。馬場氏の就任に加えて、2名のパートナーマネージャーが新たにチームに加わり、株式会社ウェブライフ、TIS株式会社、トランスコスモス株式会社、株式会社博報堂、株式会社R6Bなど、業界を代表する企業との連携をさらに強化していく方針だということです。
これにより同社は、株式会社TSIホールディングス、サントリーホールディングス株式会社、日清食品株式会社、株式会社大創産業（DAISO）、株式会社heart relation（Her lip to）、コンバースジャパン株式会社など、様々な業種・規模の企業やブランドの成長を支援する体制を一層強化していくとしています。
AI機能のグローバル展開とローカライズの推進
今回の発表は、Shopifyがグローバルで展開しているAI機能の強化とも連動しているようです。2025年夏に発表した「Summer '25 Edition」では、新たなAIストア基盤「Horizon」を公開したとのことです。これにより、事業者はコードブロックを自動生成し、より柔軟かつ効率的にストアをカスタマイズできるようになったということです。
さらに、AIアシスタント「Sidekick」のグローバル展開・ローカライズも進んでおり、日本語版の提供も開始しているとのことです。これらのAI機能の強化により、日本市場におけるShopifyのサービス提供力が一層向上しているといいます。
新カントリーマネージャーのコメント
就任にあたり馬場氏は次のようにコメントしています。
「商取引とテクノロジーが大きく変革するこのタイミングで、Shopifyの一員として参画できることを光栄に思います。ShopifyはAI分野でのイノベーションを牽引し、あらゆる規模の事業者が世界で成功するための力を提供しています。今後は、国内パートナーとの連携強化やエンタープライズ領域での支援体制の拡充を通じて、より多くの日本のブランドの成長をAIの力で後押ししてまいります。」
APAC地域からの期待
APACマネージングディレクターのショーン・ブロートン氏は、馬場氏の就任について次のようにコメントしています。
「日本は世界でも有数のデジタル先進国で、Shopifyのグローバル戦略において極めて重要な市場です。2024年のブラックフライデー・サイバーマンデー（BFCM）期間中、日本の消費者による購入額は前年比54%増を記録し、著しい成長を遂げています。AIを活用したコマースの進化と日本市場の加速によって、今こそさらなる投資の好機です。馬場氏のAIとエンタープライズ領域での深い知見を活かし、日本市場の次なる飛躍を牽引してくれることを強く期待しています。」
Shopifyは今後も、日本市場における人材登用や業界を代表する企業との連携を積極的に推進し、そして全ての事業者の成長を支えるAI主導のソリューションの提供を通じて、日本におけるビジネス支援を加速していく方針だということです。
Shopifyについて
Shopify（ショッピファイ）は、世界トップクラスのコマースプラットフォームやコマースに不可欠なサービスを提供しています。起業家から中堅中小企業、大手企業まで、あらゆる規模の小売業のコマースの立ち上げからマーケティング、事業拡大、運営までを単一のプラットフォームで実現しています。
世界175カ国以上で展開され、「すべての人に、より良いコマース体験を」のミッションのもと、スピード、信頼性、セキュリティを重視した設計のプラットフォームとサービスにより、オンラインや実店舗、あるいはその融合された場所でも、世界中の顧客に寄り添った満足度の高いお買い物体験を実現しているとのことです。
国内ではDAISO、生活の木、Allbirds、KANADEMONO、PAUL & JOEなど多くのブランドに利用されています。
今後の展開
今回の馬場氏の就任により、Shopify Japanは日本市場におけるさらなる成長とAIを活用した次世代コマースの実現に向けて動き出しています。AIとエンタープライズ領域での知見を持つ馬場氏のリーダーシップのもと、日本企業のデジタルコマース戦略の強化を支援していくことが期待されます。
日本のeコマース市場は今後も拡大が予想される中、ShopifyのAI機能と使いやすいプラットフォームは、様々な規模の企業にとって重要なツールとなっています。特に「Summer '25 Edition」で発表された新機能により、日本の事業者はより柔軟かつ効率的にオンラインストアを運営できるようになったようです。
Shopifyは国内パートナーエコシステムの強化と共に、日本の事業者に合わせたローカライズされたソリューションの提供にも注力しているといいます。これにより、日本の小売業界におけるデジタルトランスフォーメーションをさらに加速させる役割を担っていくことが予想されます。
新たなリーダーシップのもと、Shopify Japanはより一層日本市場に適したサービス展開とサポート体制の強化を図り、日本企業のグローバル展開も支援していく方針とのことです。eコマース市場の競争が激化する中、ShopifyのAI技術を活用したソリューションは、企業の差別化と成長に大きく貢献することが期待されています。
出典元：Shopify Japan株式会社 プレスリリース
