コムニコ、AI活用のSNS返信文自動生成サービス「AIリプライアシスト」提供開始 - 業務時間約80%削減でX運用効率化を実現

株式会社ラバブルマーケティンググループの子会社で、企業のSNSマーケティング支援を行う株式会社コムニコが、X(旧 Twitter)を通じたユーザーからのお問い合わせに対する返信文案をAIが自動生成する新サービス「AIリプライアシスト」の提供を開始したことが発表されました。

同サービスは、企業のXアカウント運用における返信業務を「AI×人」のハイブリッドで効率化し、返信が必要な投稿の選定から返信文案作成までをAIで自動化します。これにより業務時間の約80%削減を実現するとともに、ユーザーとのコミュニケーション活性化によるXのインプレッション数向上も期待できるとのことです。

「AIリプライアシスト」について

「AIリプライアシスト」は、企業のXアカウントに寄せられるお問い合わせや、企業のサービスなどに関する言及への返信文案をAIにより自動生成するサービスです。これまで手動で行っていた返信が必要な投稿の選定から返信文案の作成までをAIが担当することで、大幅な業務負担の軽減を実現します。また、リプライの件数増加などユーザーとのコミュニケーションを活性化させることで、Xのインプレッション数向上も期待できる点が特徴とされています。

導入後の作業フローは以下の通りとなります。

AIリプライアシスト導入後の作業フロー

なお、「AIリプライアシスト」の導入には、コムニコが開発・提供するSNS運用効率化ツール「コムニコ マーケティングスイート」の契約が必要となります。

作業時間約80%削減を実現

「AIリプライアシスト」では、以下の作業を自動化することにより、業務工数や業務時間の大幅な削減が可能になるとされています。

  • 投稿の収集から返信文案作成
  • ユーザーのコメント内容の分析/分類
  • ユーザーからのコメント内容の緊急度や感情の傾向の把握
  • 企業のXアカウントのトーンに沿った返信文の作成

コムニコの実証結果によると、「AIリプライアシスト」の導入により業務時間を約80%削減できることが確認されているとのことです。また、試験的に同サービスを利用した企業では、SNSを通して1日数十件寄せられるお問い合わせへの返信対応にかかる作業時間を、約90%も削減することに成功しているそうです。

X上の「アクティブコミュニケーション」の活性化でインプレッション数向上も期待

企業や団体のX運用において、「インプレッション数」を目標指数のひとつとして設定するケースが多く見られます。このインプレッション数を向上させる方法として、Xでは「リプライ(返信)」を積極的に行うなど、ユーザーとのコミュニケーション量を増やすことが推奨されています。

「AIリプライアシスト」を導入することで、ユーザーからのコメントに対する返信業務が効率化され、返信数を増やしながら作業スピードを向上させることが可能になります。これによりインプレッション数の向上が期待できるほか、適切な内容の返信を継続的に数多く行うことで、ユーザーからのXアカウントへの好意度向上や、商品/ブランド/企業への顧客満足度の向上にもつながることが期待されています。

コムニコでは、顧客のSNS運用に関わる業務効率化や効果的な運用のためのAI活用方法を日々検討しており、「AIリプライアシスト」については2023年5月下旬から開発・調整を進めてきたとのことです。まずはX運用に対応するサービスとして提供を開始し、今後はInstagramやTikTokにも順次対応するよう開発を進めていく予定だと発表されています。

同社は今後も、顧客のSNS運用効果の最大化や業務負担軽減のためのサービス開発・提供に努めていくとしています。

株式会社コムニコについて

2008年11月に設立された株式会社コムニコは、大手企業を中心に2,600件以上(2013年4月から2024年10月までの累計)のSNSアカウント開設・運用支援を実施しています。豊富なノウハウを活かし、戦略策定からアカウント開設、運用(投稿コンテンツ作成、コメント対応、レポート作成など)、効果検証までワンストップでサービスを提供しています。

また、培った知見をもとに、SNSアカウントの運用管理を効率化するSaaS型ツールやSNSキャンペーンツール、Instagramチャットボットツールなど、様々なSNS関連サービスを開発・提供しています。

出典元:株式会社コムニコ プレスリリース

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