
MMDLabo株式会社(東京都中央区、代表取締役:吉本浩司)が運営するMMD研究所は、2025年7月2日~7月7日の期間に「2025年7月ポイント経済圏のサービス利用に関する調査」を実施したことが分かりました。予備調査では18歳~69歳の男女25,000人、本調査ではポイント経済圏メイン利用者2,500人を対象としています。
本調査では予備調査のみ人口構成比に合わせるためにウエイトバック集計が実施されており、本調査の対象はドコモ経済圏(n=500)、au経済圏(n=500)、PayPay経済圏(n=500)、楽天経済圏(n=500)、イオン経済圏(n=250)、Vポイント経済圏(n=250)となっています。
この記事の目次
調査結果サマリー
この調査の主なポイントは以下の通りです。
・現在活用している共通ポイントは「楽天ポイント」「Vポイント」「PayPayポイント」が上位を占め、最も活用している共通ポイントでは「楽天ポイント」「dポイント」「PayPayポイント」がトップ3となっています。
・最も意識している経済圏は「楽天経済圏」が43.5%でトップとなっています。年代別では10代は「PayPay経済圏」、20代以降は「楽天経済圏」が最も多い結果となっています。
・共通ポイントを使う/貯める経済圏を意識し始めたきっかけは、経済圏によって異なり、ドコモ経済圏とVポイント経済圏は「ポイントカード」、au経済圏は「モバイル通信」、PayPay経済圏は「QR・バーコード決済」、楽天経済圏は「ECサイト」、イオン経済圏は「電子マネー」がそれぞれトップとなっています。
・ポイント経済圏の中で総合満足度が最も高いのは「楽天経済圏」で75.8%となっています。前回調査から最も伸びているのは「Vポイント経済圏」で2.0ポイント増となっています。
現在活用している共通ポイントと最も活用している共通ポイント
調査では18歳~69歳の男女25,000人を対象に、現在活用している共通ポイント(複数回答可)と、その中で最も活用している共通ポイントについて調査が行われました。現在活用している共通ポイントでは「楽天ポイント」が57.2%と最も多く、次いで「Vポイント」が40.3%、「PayPayポイント」が39.3%という結果になっています。
また、最も活用している共通ポイントでは「楽天ポイント」が32.7%と最も多く、次いで「dポイント」が14.3%、「PayPayポイント」が13.7%となっています。

最も意識している経済圏は楽天経済圏がトップ、年代別では10代はPayPay経済圏
調査によると、18歳~69歳の男女25,000人を対象に、経済圏を意識しているかを尋ねたところ、「意識している」と回答した人は60.8%、「意識していない」と回答した人は39.2%だったことが分かりました。ポイント経済圏別にみると、「意識している」と回答した割合は楽天経済圏が43.1%と最も多く、次いでPayPay経済圏が28.5%、Vポイント経済圏が25.8%という結果になっています。

また、ポイント経済圏を意識していると回答した15,206人に対し、最も意識しているポイント経済圏を質問したところ、「楽天経済圏」が43.5%と最も多く、次いで「PayPay経済圏」が17.5%、「ドコモ経済圏」が16.1%という結果になったことが報告されています。

年代別に見ると、10代(n=278)では「PayPay経済圏」「ドコモ経済圏」「楽天経済圏」の順で多く、20代(n=2,223)と30代(n=2,625)では「楽天経済圏」「PayPay経済圏」「ドコモ経済圏」の順、40代(n=3,345)、50代(n=3,736)、60代(n=2,999)では「楽天経済圏」「ドコモ経済圏」「PayPay経済圏」の順で多いという結果が出ています。

共通ポイントを使う/貯める経済圏を意識し始めたきっかけは経済圏により異なる
予備調査から抽出したポイント経済圏メイン利用者2,500人を対象に、共通ポイントを使ったり貯めたりするためにメインで利用している経済圏を意識し始めたきっかけについても調査が行われました。その結果、楽天経済圏(n=500)では「ECサイト」が33.2%、PayPay経済圏(n=500)では「QR・バーコード決済」が49.6%、ドコモ経済圏(n=500)では「ポイントカード」が22.6%、au経済圏(n=500)では「モバイル通信」が28.6%、Vポイント経済圏(n=250)では「ポイントカード」が39.6%、イオン経済圏(n=250)では「電子マネー」が34.0%とそれぞれトップになっています。

ポイント経済圏の総合満足度は楽天経済圏がトップ、Vポイント経済圏の伸びが最大
ポイント経済圏メイン利用者2,500人を対象に、メインで利用している経済圏の総合満足度についても調査が行われました。「満足」と「やや満足」を合わせた満足している割合は、楽天経済圏(n=500)が75.8%と最も高く、次いでPayPay経済圏(n=500)とイオン経済圏(n=250)がともに74.0%という結果になっています。
2025年1月に実施された前回調査と比較すると、満足している割合が最も伸びているのはVポイント経済圏(n=250)で、2.0ポイント増加していることが明らかになっています。

※本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合があります。
調査概要
「2025年7月ポイント経済圏のサービス利用に関する調査」
調査期間:2025年7月2日~7月7日
有効回答:<予備調査>25,000人 ※人口構成比に合わせてウエイトバックを実施
<本調査>2,500人
調査方法:インターネット調査
調査対象:<予備調査>18歳~69歳の男女
<本調査>ポイント経済圏メイン利用者
※ドコモ経済圏(n=500)、au経済圏(n=500)、PayPay経済圏(n=500)、楽天経済圏(n=500)、イオン経済圏(n=250)、Vポイント経済圏(n=250)
設問数 :<予備調査>13問<本調査>9問
今回調査した全設問
<予備調査>
SC1 あなたが現在メインで利用しているスマートフォンの通信会社を教えてください。
SC2 あなたが普段お買い物をする時、どのような方法で支払っていますか?ここ1ヶ月間で利用した支払い方法をすべて教えてください。
SC3 あなたが現在利用しているクレジットカードをすべて教えてください。
SC4 あなたが現在利用しているクレジットカードのうち、利用している頻度が最も多いものをひとつ教えてください。
SC5 あなたが現在利用している非接触の電子マネー、クレジットカードブランドのタッチ決済(タッチして支払いをするもの)について、カードをかざして利用しているもの、スマートフォンをかざして利用しているもの、それぞれすべて教えてください。
SC6 あなたが現在利用しているQR・バーコード決済をすべて教えてください。
SC7 あなたが現在利用しているQR・バーコード決済のうち、最も利用しているものをひとつ教えてください。
SC8 あなたが現在、口座を持ち利用している銀行、金融機関をすべて教えてください。
SC9 あなたが現在、口座を持ち利用している証券会社をすべて教えてください。
SC10 あなたが現在活用しているポイントをすべて選び、その中で最も活用しているポイントをひとつ教えてください。
SC11 あなたが現在利用している総合ECサイトをすべて教えてください。
SC12 「経済圏」とは、docomo、au、SoftBank、楽天など1つの会社が運営している様々なサービス群(ECサイト、通信会社、決済サービス、金融サービス、エンタメ系サービスなど)を指します。これらの経済圏では、共通するポイント、アカウントを利用することで利便性が高く、よりお得にサービスを利用することができます。あなたは、以下の経済圏を意識してサービスを利用、選択することがありますか?
SC13 あなたが意識していると回答した経済圏のうち、最も意識している経済圏をひとつ教えてください。
<本調査>
Q1 あなたが「○○○」を意識し始めるきっかけとなったサービスをひとつ教えてください。
Q2 あなたが「○○○」で現在利用しているサービスをすべて教えてください。
Q3 あなたは、「○○○」を家族や友人にお薦めしたいと思いますか?10点(とてもお薦めしたい)⇔0点(全くお薦めしたくない)で回答してください。
Q4 あなたが現在メインで利用しているスマートフォンの通信会社「SC1回答選択肢表示」について、今後も利用し続けたい気持ちをお知らせください。
Q5 あなたは、「○○○」が提供している下記のサービスを今後利用したいと思いますか?今の気持ちに最も近いものをひとつ教えてください。
Q6 「○○○」の以下の項目について、あなたの満足度を教えてください。
Q7 「○○○」の総合満足度を教えてください。
Q8 あなたがメインで活用している「SC10回答選択肢表示」を貯めている場所・サービスと、使っている場所・サービスをそれぞれすべて教えてください。
Q9 あなたは「SC10回答選択肢表示」を使って投資や運用をしていますか?あなたにあてはまるものを教えてください。
※「○○○」はメイン利用しているポイント経済圏を表示。
出典元: MMDLabo株式会社 プレスリリース