
株式会社アイル(本社:大阪市北区・東京都港区、代表取締役社長:岩本哲夫、東証プライム:3854)が提供する複数ネットショップ一元管理クラウドサービス「CROSS MALL(クロスモール)」が、SHOPLINE Japan株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:大山廣貴)の提供するECサイト構築サービス「SHOPLINE(ショップライン)」との注文情報・在庫情報の連携をスタートしました。
この連携によって、「SHOPLINE」を利用するネットショップ企業は、「CROSS MALL」で管理している注文情報を反映させることができるようになります。これにより、常に最新の在庫数を「SHOPLINE」の在庫数と共有することが可能となり、複数のショップにまたがる在庫を一元的に管理することができるようになりました。
この機能は、在庫管理の効率化だけでなく、売り残しリスクを減らした商品出品が可能になるため、業務効率の向上と同時に販売促進にもつながることが期待されています。また、現時点で「SHOPLINE」に出店していないネットショップ企業にとっては、既存の業務フローを変更することなく新たな販路を検討できる重要な連携となっています。
連携イメージ

「SHOPLINE」について
「SHOPLINE」は2013年の設立以来、急速に成長を続けているSaaSプロバイダーです。シンガポールに本社を置き、約2,000名を超える専任スタッフが世界中で事業展開しており、これまでに600,000を超えるストアに選ばれている実績があります。
このサービスは、eコマース、ソーシャルコマース、POSシステム、顧客ごとにカスタマイズされたマネジメントなど、包括的なコマースソリューションを提供しています。また、オープンなパートナーエコシステムと最先端のテクノロジーを活用することで、販売事業者の運営を総合的にサポートしています。
「CROSS MALL」について
「CROSS MALL」は、複数のネットショップにおける商品・在庫・受注・発注・仕入れなどを一元管理できるクラウドサービスです。このサービスの特徴は、お客様ごとの個別のバックヤード運用に合わせたサポート体制を整えている点にあります。
また、株式会社アイルは「CROSS MALL」の提供だけでなく、バックヤードが主役のイベント「BACKYARD FES.」の開催や、バックヤードの優れた取り組みを表彰する「BACKYARD AWARD」の実施、さらにはバックヤード特化型メディア「B.Y」の運営など、ネットショップの舞台裏を支えるバックヤード業務を多角的に支援する活動も積極的に展開しています。
ネットショップ運営において、表に見えない部分での業務効率化や環境整備は非常に重要な要素です。「CROSS MALL」は、そうした陰の部分にスポットライトを当て、総合的なサポートを通じてECビジネスの成長を支援しています。
今回の「SHOPLINE」との連携は、多くのネットショップ事業者にとって、複数プラットフォームをまたいだ在庫・注文管理の煩雑さを解消し、より効率的なビジネス運営を実現する大きな一歩となるでしょう。特に、複数のECサイトを運営している事業者にとっては、在庫の過剰発注や在庫切れによる販売機会の損失を防ぐことができるため、収益性の向上につながることが期待されます。
ECビジネスの拡大に伴い、複数のプラットフォームでの出店が一般的になる中で、こうした一元管理ツールの重要性はますます高まっています。「CROSS MALL」と「SHOPLINE」の連携は、そうした市場ニーズに応える形での提携といえるでしょう。
株式会社アイルについて
- 社名 : 株式会社アイル(東証プライム:3854)
- 代表者 : 代表取締役社長 岩本哲夫
- 設立 : 1991年
- 資本金 : 3億54百万円(2024年7月末時点)
- 社員数 : 1008人[連結](2025年4月1日時点)
- 売上高 : 175億8百万円[連結](2024年7月期実績)
- 本社 : 大阪本社:大阪市北区 / 東京本社:東京都港区
株式会社アイルは、1991年の設立以来、ビジネスソフトウェアの開発・販売を中心に事業を展開してきた企業です。東証プライム市場に上場しており、企業のDX推進を支援するさまざまなソリューションを提供しています。「CROSS MALL」はその中核サービスの一つとして、多くのネットショップ事業者から支持を得ています。
同社は大阪と東京に本社を構え、全国的なサポート体制を整えています。1000人を超える社員を擁し、年間売上高も175億円を超える規模に成長しています。ECビジネスの支援だけでなく、企業のバックオフィス業務の効率化や経営管理システムの提供なども行っており、幅広い分野で企業のデジタル化をサポートしています。
近年のEC市場の拡大に伴い、「CROSS MALL」のようなネットショップ管理ツールの需要は急速に高まっています。株式会社アイルは、こうした市場ニーズに応えるべく、継続的なサービス改善と新機能の追加を行っており、今回の「SHOPLINE」との連携もその一環といえるでしょう。
まとめ
デジタル化が進む現代のビジネス環境において、バックエンドシステムの効率化は企業の競争力に直結する重要な要素です。株式会社アイルは、そうした企業のデジタルトランスフォーメーションを支える重要なパートナーとして、今後も革新的なソリューションの提供を続けていくことが期待されています。
今回の「CROSS MALL」と「SHOPLINE」の連携は、ECビジネスを展開する多くの企業にとって朗報となるでしょう。複数のプラットフォームでの出店が一般的になる中で、在庫管理の一元化は業務効率の向上と販売機会の最大化につながる重要な要素です。このような機能拡充を通じて、株式会社アイルは顧客企業のビジネス成長を今後も支援していくことでしょう。
EC市場は今後も拡大が予想される成長分野であり、そのインフラを支えるサービスとしての「CROSS MALL」の役割はますます重要になっていくと考えられます。今回の連携は、そうした市場環境の中での戦略的な展開の一つといえるでしょう。
出典元: 株式会社アイル プレスリリース