株式会社Roams、台湾市場向けインフルエンサーマーケティング支援サービスを新たに開始 - rednoteを活用した認知拡大戦略

2025年6月26日 2025年6月26日

コマースピック編集部　プレス配信チーム

中国SNSを活用したマーケティング支援を手がける株式会社Roams（本社：東京都、代表取締役：太田一希）は、2025年6月より、台湾市場に向けたインフルエンサーマーケティング支援サービスを新たに開始したことを発表しました。これまで中国本土で影響力を持つSNS「rednote（小紅書）」を活用した中華圏向けマーケティング支援で実績を重ねてきた同社が、台湾地域での認知拡大や現地消費者との接点づくりを目指す日本企業を支援する体制を整備しています。

株式会社Roamsはこれまで中国本土で影響力を持つSNS「rednote（小紅書）」(旧RED)を活用し、日本企業の中華圏向けマーケティングを数多く支援してきました。近年、台湾地域においてもREDのユーザー数が急増していることに注目し、Instagramと併用して活躍する現地インフルエンサーの存在感が高まっていることを背景に、新たなサービス提供を決定したとのことです。

今回の台湾向けインフルエンサーマーケティング支援サービスの開始により、台湾地域での認知拡大や現地消費者との接点づくりを目指す日本企業に対して、より専門的な支援が可能になると同社は説明しています。

この記事の目次

1 背景：台湾でも加速するrednoteの浸透
2 台湾市場への活用例
3 株式会社Roamsの強みと今後の展開
4 会社概要

背景：台湾でも加速するrednoteの浸透

rednoteは、ユーザーによる体験共有を中心とした口コミ型SNSとして知られており、特に美容、ファッション、ライフスタイル、旅行、飲食といったカテゴリで大きな影響力を持っています。中国本土ではInstagramが閲覧できないため、rednoteは唯一無二のプロモーションツールとして確立されていますが、近年は台湾市場においてもその存在感が急速に拡大しているようです。

台湾では現地インフルエンサーの投稿による「購買のきっかけ」や「訪日動機づくり」の場として注目を集めており、特に若年層ユーザーの間ではInstagramとの併用率も高いことが特徴です。rednoteとInstagramを活用したクロスチャネル戦略により、高い接触頻度と多角的な情報伝達が可能になると株式会社Roamsでは分析しています。

こうした台湾におけるSNS環境の変化を捉え、株式会社Roamsは日本企業が台湾市場において効果的なマーケティング活動を展開できるよう、専門的なサポート体制を整えました。両プラットフォームの特性を理解し、相乗効果を生み出すことで、台湾消費者への効果的なアプローチが可能になると考えられています。

台湾市場への活用例

株式会社Roamsが提供する台湾向けインフルエンサーマーケティング支援サービスは、以下のようなニーズを持つ企業の支援が可能となります。

・台湾からの訪日観光客に実店舗へ来店してもらいたい企業

・台湾現地の消費者にブランド認知を高めたい企業

・台湾EC市場向けに販路を拡大したい企業

・台湾KOL/KOCを起用した現地PRを行いたい企業

すでに台湾では、美容・スキンケア・飲食・ファッションなどのカテゴリを中心に、日本ブランドへの関心が高まっています。同社によると、信頼性あるインフルエンサーを通じた発信が購買行動に直結する傾向が見られるため、適切なインフルエンサーの選定と戦略的な活用が重要となるとのことです。

台湾市場特有の消費者心理や行動パターンを理解し、それに合わせたコンテンツ制作やプロモーション設計を行うことで、より効果的な市場参入や認知拡大が期待できます。特に日本のブランドやサービスに対する台湾消費者の高い関心を活かし、戦略的なインフルエンサーマーケティングを展開することで、短期間での認知獲得や売上向上につながる可能性があるとしています。

株式会社Roamsの強みと今後の展開

株式会社Roamsは、中華圏向けSNSマーケティングに特化した専門チームを擁しており、プラットフォームごとの特性や現地のトレンドに応じた最適なプロモーション設計と運用支援を行っています。特にrednoteは、日本企業と中華圏の消費者を結ぶSNSとして非常に効果的であると同社は位置づけており、KOL（Key Opinion Leader）やKOC（Key Opinion Consumer）を活用した施策に加え、企業公式アカウントの運用支援にも注力しているとのことです。

同社のアプローチの特徴は、インフルエンサーによる投稿を通じた一時的な話題づくりだけでなく、ブランドの世界観や価値を継続的に発信するSNS運用を通じて、ファンの獲得・定着を目指す中長期的な支援にあります。これにより、一過性のプロモーションではなく、持続可能なブランド構築を支援することが可能になるとしています。

台湾市場においても、株式会社Roamsは現地ユーザーの行動特性を捉えたSNS戦略を設計し、日本企業が着実に認知と信頼を獲得できるよう、伴走型で支援を行っていく方針です。台湾と中国本土のSNS利用の違いや消費者心理の差異を理解した上で、それぞれの市場に最適化されたアプローチを提案することが、同社の強みとなっています。

台湾市場へのサービス拡大は、株式会社Roamsの中華圏マーケティング支援の総合力をさらに高めるものとなり、日本企業の海外展開を多角的に支援する体制の強化につながるものと期待されています。今後も変化するSNS環境や消費者トレンドを捉えながら、最新かつ効果的なマーケティング手法を提供していくことで、クライアント企業の海外市場での成功を後押ししていく考えだということです。

さらに、台湾と日本の文化的近接性を活かしたマーケティング戦略の構築や、台湾特有のSNS利用傾向を踏まえたコンテンツ開発など、きめ細かいサポートを通じて、日本企業の台湾市場での存在感を高める支援を行っていくとしています。台湾における日本ブランドへの親和性の高さを最大限に活用し、効果的なブランディングとセールスプロモーションの両立を目指すとのことです。