電通デジタル・電通・LINEヤフーが「SynWA project」を発足、3社のデータ連携で新たな分析ソリューションを提供開始

株式会社電通デジタル(本社:東京都港区 代表取締役社長執行役員:瀧本 恒)は、株式会社電通(本社:東京都港区 代表取締役 社長執行役員:佐野 傑)、LINEヤフー株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 CEO:出澤 剛)と共同で「SynWA project(シンワ プロジェクト)」を発足し、LINEヤフーのビッグデータと電通デジタル・電通が保有・連携するデータを活用した新たな分析ソリューションの提供を開始したことを発表しました。

「SynWA project」発足の背景

近年、消費者のオンライン行動が多様化する中で、企業のマーケティング活動においては、リアルタイムかつ正確な顧客インサイトの把握・活用など、より高度なデータ統合と分析のニーズが高まっています。電通デジタルと電通は、企業のマーケティングニーズとユーザープライバシー保護を両立させたデータ活用手法として、旧ヤフーと2019年に共同分析プロジェクト「HAKONIWA」を立ち上げました。また、旧LINEとは2020年から共同で「LINE DATA SOLUTION」を推進し、企業の顧客像の分析や広告効果の可視化に取り組んできたとのことです。さらに、2023年10月にLINEヤフーが誕生したことで、ユーザー体験の向上に向けたLINEとYahoo! JAPANのデータ連携が進んでいるそうです。

「SynWA project」により実現すること

今回発足した「SynWA project」では、電通デジタルと電通が保有・連携するテレビ視聴やアンケート調査などのデータをLINEヤフーに連携します。これらのデータはLINEヤフーが保有するLINE公式アカウントや、Yahoo! JAPANの検索・購買などのデータと掛け合わせて分析され、統計加工された分析結果として活用されるとのことです。

さらに、企業が所有する1stパーティデータとの掛け合わせを行うことで、より解像度の高い分析を実現するといいます。この顧客像を基にマーケティング施策の立案から広告配信までを一気通貫で行うことが可能になり、潜在層へのアプローチから、購買者層の顧客生涯価値(LTV)の向上まで、一貫したコミュニケーションを実現するとしています。今後は、広告効果測定、ターゲティングの最適化、顧客インサイト分析など、企業ニーズに合わせた最適なソリューションを提供していく予定だそうです。

「SynWA project」というプロジェクト名には、Synに「Sync(同期)」「Synergy(相乗効果)」という意味を、WAには3社によるデータやマーケティングノウハウの連携の「輪」を強めていくという意味が込められているとのことです。

電通デジタル・電通のとりくみ

電通デジタルと電通は、2016年からセキュアにデータの統合・分析ができるデータクリーンルームの活用を推進しています。現在では年間1000件、過去累計3000件を超えるデータクリーンルーム活用の分析・コンサルテーションの実績があるそうです。「SynWA project」においても、これらの実績から得た知見やノウハウを活用することでデータドリブンなマーケティングの未来を切り開き、企業の効果的なマーケティング活動と持続的な事業成長に貢献していくことを目指しているとのことです。

電通デジタルは、国内最大規模の総合デジタルファームです。「人の心を動かし、価値を創造し、世界のあり方を変える。」をパーパスに掲げ、生活者に寄り添うクリエイティビティとテクノロジーを統合的に活用することで、あらゆるトランスフォーメーションを実現しています。クライアント企業の事業成長パートナーとして、共に新たな価値を創造することで、経済そして社会の「変革と成長」を目指しているとのことです。

出典元: 株式会社電通デジタル プレスリリース

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