【調査】父の日ギフト、定番の「お酒・ビール」が人気半減?4割が「失敗経験あり」と回答 - DJI調査

「父の日に、今年は何を贈ろう…?」

お父さんへの感謝の気持ちがあっても、適切なギフト選びに迷われる方は少なくありません。毎年お酒やネクタイが定番でしょうか?それとも、体験型や実用的なものが良いのでしょうか?ありきたりでは物足りないけれど、外すのも怖いといった悩みを抱える方も多いようです。

民生用ドローンとクリエイティブカメラ技術のグローバルリーダーであるDJIが、全国の20〜60代の男女600人を対象に父の日ギフトに関する調査を実施しました。

今年の父の日に最も喜ばれる"ギフトの正解"とは何なのでしょうか?調査結果からは、贈る側の不安と、もらう側の本音、そしてその接点にある失敗しない選び方が見えてきます。

調査結果のハイライト

⚫︎ 自身の父親への贈り物について、「毎年贈っている」と回答した方は16.2%、「数年に一度の頻度で贈っている」と回答した方は4.8%でした。これまでに贈ったことのあるアイテムで最も多かったのは「お酒、ビール」で58.5%と半数以上、次いで「ネクタイ、シャツなどの衣類」が42.0%という結果になりました。

⚫︎ 今年の父の日に贈りたい(または贈る予定の)アイテムでも「お酒、ビール」が30.1%で首位、次いで「スイーツ、お菓子」が21.9%、「グルメ(食事券、特産品など)」が21.0%と続きました。衣類は13.7%で、これまでに贈った経験(42.0%)と比較すると割合が大幅に減少していました。

⚫︎ 4割以上の回答者が、父の日ギフトで「失敗したと感じたことがある」と回答しています。失敗の理由としては、「本人の好みに合わなかった」が12.3%、「サイズが合わなかった(服や帽子、靴など)」と「よく分からず"無難"なものにしたが、印象に残らなかった」がともに10.1%で上位となりました。

⚫︎ 父の日のギフトを選ぶ際に最も重視するポイントは、「相手の好み・趣味」で63.5%、次いで「実用性」が40.2%、「価格」が26.0%という結果でした。

「父の日にプレゼントを送る頻度」の実態

DJIの調査によると、「実父への贈り物」について「毎年贈っている」と回答した方は16.2%でした。「数年に一度程度」と回答した方(4.8%)を合わせても、定期的に贈っている人は全体の21.0%にとどまっています。

また、既婚者に対して義父への贈り物習慣を尋ねたところ、「毎年贈っている」と回答した方は13.8%、「数年に一度程度」と回答した方は5.6%で、定期的に贈る人は19.4%と、さらに低い水準となっていました。

母の日と比較するとやや存在感が薄いとされる父の日。「そもそも贈る習慣がない」「何を贈ればいいか分からない」といった意見が、この背景にあるのかもしれません。

では、実際にギフトを贈っている方々は、どのようなアイテムを選んでいるのでしょうか?

父の日ギフトの定番は「お酒・ビール」、でもその人気が"急落"中?

これまでの父の日ギフトといえば「お酒・ビール」が王道とされてきました。

実際、今回の調査でも「これまでに贈ったことがあるアイテム」の第1位は「お酒・ビール」(58.5%)、第2位「衣類(ネクタイやシャツなど)」(42.0%)、第3位「スイーツ・お菓子」(25.6%)と、定番品が上位を占める結果となりました。

しかし、「今年贈りたいアイテム」に注目すると状況は大きく変化しています。

第1位は依然として「お酒・ビール」ではあるものの、選択率は30.1%とほぼ半減。衣類も42.0%から13.7%へと大幅に減少しました。代わって浮上してきたのが、「スイーツ・お菓子」(21.9%)や「グルメ(食事券・特産品など)」(21.0%)など、家族全員で楽しめる"消えものギフト"です。

この傾向から見えてくるのは、「何を贈るか」よりも「どう過ごすか」を重視する価値観の変化です。"とりあえずお酒"ではなく、"会話が生まれる贈り物"や"家族時間を楽しめるギフト"へと、父の日の在り方自体がアップデートされつつあるのかもしれません。

とはいえ、ギフトを贈ることが必ずしも"正解"になるとは限りません。父の日ギフトは、本当に喜ばれているのでしょうか?「失敗経験」の実態について見ていきましょう。

4割超が「父の日ギフトで失敗したことがある」と回答

贈った(または贈られた)父の日ギフトについて、4割以上(41.1%)の方が「失敗したと感じたことがある」と回答しています。

その理由としては、第1位「本人の好みに合わなかった」(12.3%)でした。次いで「サイズが合わなかった」(10.1%)、「よく分からず"無難"なものにしたが、印象に残らなかった」が同率の10.1%で挙げられています。「贈ったけれど使われていないことに後で気づいた」という経験も7.8%ありました。

"せっかく贈ったのに喜ばれなかった"という経験は、誰にとっても避けたいものです。この結果は、父の日ギフト選びの難しさ=「失敗リスク」が高いイベントであることを示しています。

では、そのリスクを避けるために、多くの方々は何を重視して選んでいるのでしょうか?

ギフト選びで重視されるのは「好み」と「実用性」

父の日ギフトを選ぶ際に最も重視されているポイントは、第1位「相手の好み・趣味」(63.5%)、第2位「実用性」(40.2%)、第3位「価格」(26.0%)という結果でした。

"相手が喜ぶかどうか"を前提にしつつ、実用性も重要視されているようです。では、その「好み」と「実用性」の両方を満たすギフトには、どのようなものがあるのでしょうか?

「好み×実用性」を叶える"次世代型ギフト"──ポータブル電源という選択肢

最近じわじわと注目を集めているのが、ポータブル電源です。

アウトドアやDIYが趣味のお父さんはもちろん、スマートフォンの充電、屋外での電気ケトルやコーヒーメーカーの使用、さらには災害時の備えとしても活躍します。

"使える場面が多く、かつ自分ではなかなか買わない"——そのようなポータブル電源は、実用性が高く、贈る相手のライフスタイルにフィットしやすいギフトだといえます。

しかも、贈る際にメッセージを込めやすいのも魅力的です。

「災害時も安心してね」

「趣味の時間をもっと快適に」

「これでどこでも音楽が聴けるよ」

そんな一言が、ギフトを"心に残る時間"へと変えてくれるでしょう。

まとめ

今回のDJIによる調査から見えてきたのは、父の日ギフトの"定番"が大きく変化しているということです。これまで多く選ばれてきた「お酒・ビール」や「衣類」は人気が急落し、「スイーツ」や「グルメ」といった家族で楽しめる"消えものギフト"が新たな主流になりつつあります。

一方で、約4割の方がギフト選びで「失敗した」と感じた経験を持ち、その理由には「好みに合わなかった」「印象に残らなかった」といった声が多数寄せられました。

こうした結果から、相手の趣味やライフスタイルへの理解、そして実用性のあるアイテムを選ぶことの重要性が浮き彫りになっています。

中でも、ポータブル電源のように「使う場面が具体的に想像できる」「あったら便利だけれど自分では買わない」ギフトは、好みと実用性の両立という観点でこれからさらに注目される存在です。

今年の父の日は、「何を贈るか」だけでなく、「どう使ってもらえるか」「どんな気持ちを届けられるか」に目を向けて、"失敗しないギフト選び"をしてみてはいかがでしょうか。

【調査概要】

調査対象:全国の20歳から60歳の男女600名

調査期間:2025年05月21日

調査方法:インターネット調査

出典元: DJI JAPAN株式会社 プレスリリース

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