リベロント、「バイバック保証™」サービス付き新購買体験を2025年6月ローンチへ、1.3億円の資金調達を実施

リベロント株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:大河 淳司)は、2025年6月に「バイバック保証™」サービス付きの新しい購買体験 ("Buy Now Sell Later") を正式ローンチする予定であることが発表されました。これに先立ち、株式会社ジェネシア・ベンチャーズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田島 聡一)をリード投資家とするJ-KISS型新株予約権の発行および融資により、1.3億円の資金調達を完了したことを明らかにしています。

この新サービスは、多様なライフスタイルブランドのECサイトに導入可能で、価格競争や買い控えが進む市場環境においても「ここで買う理由」を消費者に提供し、コンバージョン率・平均購買単価・リピート率の向上に貢献するとしています。すでに一部ブランドでの導入が進行しており、実運用に向けた展開が始まっているとのことです。

資産が"眠らず巡る"次世代の購買体験が、いま動き出しています。

新たな購買体験が必要とされる背景

現在、「買い物」は大きな転換点に差し掛かっています。消費者の視点では、物価高や将来不安を背景に実質的な購買力が低下する中、欲しいものがあっても「今買うことに意味があるか」を慎重に判断する時代となっています。一方で、購入後に売却できること、つまり再販価値(リセールバリュー)を重視する動きが拡大しており、幅広い世代で「買った後の未来」を意識するようになっているといいます。しかし、このような新たな購買行動に対応したサービスは、これまで存在していませんでした。

また、社会全体を俯瞰すると、循環されずに廃棄・放置されるモノの問題が顕在化しています。例えば、ファッション業界では年間1000億点以上の商品が生産され、そのうち約85%が未使用のまま廃棄または埋め立て処理されているとも言われています。これは、本来価値を持つ資産が適切に循環していないため、需給のバランスが最適化されていない現実を示しています。

リベロント株式会社は、こうした当たり前に眠る資産の再定義と、ブランドと消費者の関係性の再設計に挑戦しているとのことです。バイバック保証™を通じて、モノの価値を最後まで活かす循環型の購買体験を提供し、生活者・ブランド・社会全体にとって無理なく持続可能な選択肢を創出することを目指しています。

国内初、バイバック保証™で信頼を購買の理由に

中〜高価格帯の商品を扱うライフスタイルブランドにとって、現在大きな共通課題となっているのが、値引きに頼らずに商品を販売する難しさと、EC上で「ここで買う理由」を構築することの難しさだといいます。さらに、一度購入してくれた消費者も、その後の購買導線がなく、再び自社のブランドに戻ってこない「一度きりの関係性」に悩む声も多く聞かれるようです。(※2025年5月時点、国内における「外部バイバック保証サービス」として、同社調べ)


リベロント株式会社が提供する「バイバック保証™」は、こうした課題に対して、「買った瞬間に再販価値が保証される」という新しい購買体験を通じ、ブランドと消費者の関係性を再構築する仕組みです。正式ローンチに先駆けて、すでに一部のライフスタイルブランドでの導入も始まっており、消費者には「安心して買える理由」を、ブランドには「選ばれる理由」の提供が始まっているとのことです。

バイバック保証™のプラン設計はブランドの価格帯・顧客層・商品ライフサイクルに応じてカスタマイズできるため、各社に適した価値設計が可能だということです。また、リベロント独自の価格分析アルゴリズムと運用スキームにより、市場のリセール価格と比較しても相対的に高水準なバイバック保証™を実現している点は、導入ブランドからも高く評価されているようです。さらに、初期費用ゼロ・成果連動型のため、導入ハードルを最小限に抑えたソリューションとなっています。(本サービスに関わる関連特許と商標は出願済)

近年、海外でもBuy Now Sell Laterの概念に基づくサービスが立ち上がり始めており、米国ではミレニアル世代の約82%が「購入時にリセールバリューを意識している」とされています。日本でも同様に、Z世代〜40代を中心に過半数の消費者が「将来の売却価値」を意識して買い物をしているという調査結果(出典:同社・第三者調査機関調べ)もあり、"Buy Now Sell Later"はグローバルにおいて次の購買スタイルの潮流として注目を集め始めています。

資金調達の目的と今後の展開

今回調達した資金は、「バイバック保証™」サービスのアップグレードおよび、今後の事業拡大に向けた創業メンバーの採用に活用される予定とのことです。今後は、より多様なライフスタイルブランドとの連携や、保証設計の柔軟性強化、ユーザー体験の最適化を通じて、バイバック保証™という新しい購買体験を社会に定着させるべく積極的に活動していくそうです。これに当たり、ビジネス・プロダクト両面での立ち上げメンバーを採用していく方針だと発表されています。

また、同社はバイバック保証™を皮切りに、次世代の循環型購買体験を提供するアプリ「spixn(スピン)」の社会実装を進めていく予定とのことです。「spixn」は、"Sustainable Participation in eXchange Network"の文字から名付けられたもので、消費者が資産循環に自然と参加できるエコシステムの構築を目指しています。

新しい経済活動を生み出し、買い物の概念を再定義する – この新しい購買体験を共に社会実装していく仲間を募集しているとのことです。

創業者プロフィール


Co-Founder & CEO:大河 淳司 (右)

2010年三井物産入社。London Business School MBAを経て、マッキンゼーに勤務(在東京・ストックホルム)。2024年より現職。

Co-Founder & CTO:小島 剛 (左)

日立製作所のR&Dグループで研究員として日米でキャリアを開始。その後、マッキンゼーやメルペイでAIの開発・運用を担当。2024年より現職。

リベロント株式会社 会社概要

会社名:リベロント株式会社

設立:2024年

代表者:大河淳司、小島剛

所在地:東京都品川区西品川1-1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー9F

出典元:リベロント株式会社

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