
セルフ型アンケートツール"Freeasy(フリージー)"を展開するアイブリッジ株式会社は、約1,300万人のモニター会員を活用し、2025年4月30日に15歳以上の男女を対象とした「ドラッグストアについての調査-10兆円産業となり、コンビニに迫る勢いのドラッグストアの現況-」を実施し、その結果を発表しました。
《調査結果トピックス》
・【店舗別利用率】「ウエルシア」と「マツモトキヨシ」が目立って高い
・【購入商品・1年間の購入量の増減】「医薬品」「洗剤」「ヘアケア・ボディケア」がトップ3!増加傾向にあるのは「生鮮食品」「ペット用品」「お弁当・総菜」
・【継続利用意向】「CREATE」が最も高く、ほとんどの店舗は8割台と高い
この記事の目次
調査背景
2024年度、ドラッグストア業界の売上高は10兆307億円(前年度比9.0%増)を記録し、ついに10兆円の大台を突破しました。2025年12月にはウエルシアHDとツルハHDの統合が予定されており、業界再編の動きが加速している状況です。
今回の調査は、市場規模で百貨店を上回り、コンビニエンスストア(11.8兆円)に迫るまで成長したドラッグストア業界の躍進を、消費者の意識や購買行動の側面から検証することを目的としています。特に、商品カテゴリ別に見た購買動向の増減に焦点を当てて実施されたとのことです。
調査概要
- 調査タイトル:ドラッグストアについてのアンケート
- 調査期間:2025年4月30日(水)
- 調査対象者:15歳以上の男女(性年代別の各セル均等)、合計1,000名
- 調査方法:インターネット(WEB)調査
- エリア:全国
総括
- 売上高および店舗数で上位を占めるウエルシア、マツモトキヨシは、認知率・利用率ともに高く、市場実態を反映しています。2025年12月に予定されているウエルシアHDとツルハHDの統合を契機に、売上高上位10社で市場シェア8割を超えるドラッグストア業界の寡占化が一層進行すると見られます。
- "購入量"でトップ3の「医薬品」「洗剤(衣料用・台所用)」「ヘアケア・ボディケア商品」は、この1年間での"増加率"は低い結果となりました。一方で、購入量では下位だった「お弁当・総菜」「ペット用品」「生鮮食品(精肉・野菜・魚介など)」が"増加率ではトップ3"となっています。
⇒ これはドラッグストアの位置づけの変化の兆しと考えられ、「医薬品」など購入量におけるトップ3の位置づけは変わらないものの、食品やペット用品の取扱いが、今後の商品政策においてより重要になることを示唆しています。
【店舗別利用率】「ウエルシア」と「マツモトキヨシ」が目立って高い
現在利用しているドラッグストアについて調査したところ、利用率が最も高いのは「ウエルシア」(29.2%)で、「マツモトキヨシ」(27.9%)が僅差で2位となりました。続いて「サンドラッグ」(19.6%)、「スギ薬局」(18.7%)、「ツルハドラッグ」(18.5%)と続きますが、いずれも2割を下回っており、「ウエルシア」と「マツモトキヨシ」の利用率の高さが特徴的という結果になっています。

【購入商品・1年間の購入量の増減】「医薬品」「洗剤」「ヘアケア・ボディケア」がトップ3!
普段ドラッグストアで購入する商品についての調査では、「医薬品」(48.6%)、「洗剤(衣料用・台所用)」(47.1%)、「ヘアケア・ボディケア商品」(46.9%)が上位3商品として挙げられ、いずれも4割を超える結果となりました。一方、下位3商品となったのは「お弁当・総菜」(7.9%)、「ペット用品」(8.8%)、「生鮮食品(精肉・野菜・魚介など)」(11.8%)で、これらは購入率が1割前後にとどまっています。
興味深いことに、この1年間でドラッグストアでの購入量に変化があったか尋ねたところ、普段の購入率が低い下位3商品である「生鮮食品(精肉・野菜・魚介など)」(26.8%)、「ペット用品」(25.0%)、「お弁当・総菜」(24.6%)が購入増加率のトップ3となりました。対照的に、購入率上位3商品の「医薬品」(7.0%)、「洗剤(衣料用・台所用)」(9.0%)、「ヘアケア・ボディケア商品」(10.1%)は購入増加率が低い結果となっています。


【継続利用意向】「CREATE」が最も高く、ほとんどの店舗は8割台と高い
現在利用しているドラッグストアを今後も利用したいと思うかという継続利用意向についての調査では、「利用したい(「ぜひ利用したい」「まあ利用したい」の合算)」が最も高かったのは「CREATE」(94.7%)でした。2位の「サンドラッグ」を含め、調査対象となった13店舗のうち全てで8割を超える高い継続利用意向が示される結果となりました。

Freeasy(フリージー)について
Freeasyは、低価格・簡単・スピードを兼ね備えたセルフ型アンケートツールです。『ネットリサーチ』を気軽に500円から実施することができる特徴を持っています。
現在、導入企業が3,000社を突破し、年間10,000本を超えるアンケートが実施されているとのことです。初期費用や月額費用は一切かからず、アカウント登録後すぐに利用可能で、即日アンケートの回収も可能となっています。
【特徴】
・AIで品質管理された全国1300万人の調査モニター
・アンケート対象者を9つの属性情報から絞り込み可能
・特殊な条件でも絞り込みいただけるスクリーニング機能も用意
・業界最安値500円(1問1サンプル回収@10円)から調査が可能
・過去回収モニターへの再配信・除外配信も自由に設定可能
出典元:アイブリッジ株式会社 プレスリリース