デイトナ・インターナショナル公式通販サイトにSpeed Kitを導入、商品詳細ページの読み込み速度が劇的に改善

デジタルビジネスを支援する海外SaaS商社の株式会社ギャプライズ(本社:東京都千代田区、代表取締役 CEO:甲斐 亮之)は、同社が提供するタグ1行でECサイトを高速化するオールインワン・スピード改善ツール「Speed Kit(スピードキット)」が、株式会社デイトナ・インターナショナル公式通販サイト「Daytona Park(FREAK'S STORE公式通販)」に2025年4月より本導入されたことを発表しました。これにより、商品詳細ページの読み込み速度の大幅な改善が実現しています。

Speed Kit

ECサイトのスピード改善を実現する際に必要なポイント

ECサイトの表示速度を改善するためには、いくつかの重要なポイントがあります。

CDN(Content Delivery Network)の導入: コンテンツ配信ネットワークを活用して、ユーザーの地理的に近いサーバーからコンテンツを配信することが重要です。これにより、データの転送距離が短縮され、読み込み時間が大幅に削減されます。

画像最適化: 画像サイズの縮小やフォーマット最適化、遅延読み込みの実装などを行うことで、サイトの表示速度を向上させることができます。特に画像は多くのWebサイトでページサイズの大部分を占めるため、最適化の効果は大きいです。

コード最適化: JavaScriptやCSSの圧縮、不要なコードの削除、バンドル化などによって、ブラウザの処理時間を短縮し、サイトパフォーマンスを向上させることができます。

キャッシング: ブラウザやCDNでのキャッシュを効果的に活用することで、再読み込み時の時間を大幅に短縮できます。一度ダウンロードしたリソースを再利用することで、通信量と読み込み時間の両方を削減します。

サーバー側の最適化: データベースクエリの効率化やサーバーレスポンス時間の改善など、バックエンド側の最適化も重要です。サーバーの応答速度がサイト全体のパフォーマンスに大きく影響します。

しかしながら、多くの企業では既存のシステム構成やパッケージの制約、開発リソースの不足といった問題から、これらのアプローチを全面的に実施することが困難なケースも少なくありません。そのような状況において、簡単に導入可能なソリューションの需要が高まっています。

今回の導入経緯

デイトナ・インターナショナル公式通販サイトでは、以下のような課題を抱えていたとのことです。

  • 既存のCDNを導入していたものの、フロントエンド側(JavaScript、CSS、画像など)の最適化が十分ではなく、サイトパフォーマンスに課題があった
  • カートリニューアル後も、速度改善が期待通りに進まず、社内からも「サイトが遅い」との指摘が寄せられていた
  • 様々なソリューションを検討する中で、Speed Kitの独自性や他製品との差別化ポイントを踏まえた検討を行い、実証実験(PoC)を経て最終的に導入を決定した

Speed Kitが導入されて実現した効果

株式会社デイトナ・インターナショナル公式通販サイトにSpeed Kitが導入されたことで、以下のような効果が実現したと報告されています:

  • 商品詳細ページのLCP(Largest Contentful Paint、最大コンテンツ描画時間)が2.7秒から0.7秒に大幅改善し、読込速度が劇的に向上しました。この2秒の短縮は、ユーザー体験において非常に大きな改善と言えます。
  • CVR(コンバージョン率)が6.26%向上(テスト導入期間中)し、あわせてカート投入率も向上したことが確認されています。サイト表示速度の向上が直接的に購入行動につながったことを示しています。
  • 再訪率が増加し、アプリのリテンション(継続利用率)にもプラスの影響があったことが報告されています。サイト速度の改善がユーザーの満足度向上に寄与したと考えられます。
  • 既存のCDNとSpeed Kitを併用することで、動的要素やレンダリングの高速化が実現し、両者の相乗効果でより優れた速度改善が得られたという成果が報告されています。

Speed Kitについて

Speed Kit サービスイメージ

Speed Kitは、ドイツのハンブルク大学との共同研究に基づいて開発された、AIベースのユニークで革新的なウェブパフォーマンスソリューションです。

このツールは、最新のキャッシング・アルゴリズムとネットワーク技術を活用し、ウェブサイトの即時読み込みを実現します。サービスワーカー、エッジキャッシング、高度な最適化技術を組み合わせることで、多くのオンライン体験を悩ませているサイトの表示遅延や帯域幅の問題を効果的に解決することができます。

【既にグローバルで10,000以上のサイトに導入されています】

Speed Kit導入企業

株式会社ギャプライズについて

株式会社ギャプライズ

ガートナージャパンによると、日本のエンタープライズIT総支出(ICT市場支出)は2023年に2022年比4.7%増の約28.5兆円となり、2025年には30兆円を超えるとの予測が立てられています。その中でSaaS市場は2022年時点で1.1兆円と全体の4%弱を占めるに過ぎず、今後の著しい成長潜在力を秘めていると言われています。

技術が複雑に絡み合い、競争が激化するSaaS市場において、株式会社ギャプライズは2012年以降、世界各地から革新的なテクノロジーを見出し、提案し続けることで差別化を目指してきました。monday.comやriskifiedなどの国外上場企業や、ContentsquareやYotpoのような数億ドル規模の資金調達を成功させた企業、成長性の高いベンチャーとの強固なアライアンスを築く中で、徐々に市場におけるユニークな地位を確立してきたと同社は述べています。

さらに2023年のGoogleオプティマイズサービス終了に際し、公式推奨される3つのABテストツールを国内で唯一取り扱い、2024年2月からはサイトスピード改善ツールを複数取り扱うサービスを開始するなど、特定のテクノロジーの紹介にとらわれない、クライアントのニーズに応じた多様な選択肢を提供できるSaaS商社としての取り組みに磨きをかけているとのことです。

同社は先進テクノロジーの導入やコンサルティング業務を通じて、市場分析、認知や獲得を目的としたオンライン集客、サイト内ユーザー体験の最適化、コンテンツ管理、プロジェクト管理、AI技術など幅広くクライアントの課題解決を行いながら、ビジネス成長を加速するための伴走を続けていくとしています。

【会社概要】

社名 : 株式会社ギャプライズ

設⽴ : 2005年1⽉27⽇

代表者: 代表取締役CEO 甲斐 亮之

資本⾦: 2,000万円

所在地: 東京都千代⽥区神⽥錦町2-2-1 KANDA SQUARE WeWork 11F

出典元:株式会社ギャプライズ プレスリリース

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