
コマースメディア株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:井澤孝宏)が、世界有数の越境ECプラットフォームを提供するGlobal-e Japan株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:ラン・アルモグ)とのパートナーシップ締結を発表しました。このパートナーシップにより、日本のEC事業者の海外市場進出をより強力に支援する体制が整うことになります。
この記事の目次
提携の背景と目的
近年、グローバル市場におけるEC事業の成長は加速度を増しており、日本の事業者にとって海外市場への展開は重要な経営戦略となっています。しかしながら、実際の海外展開においては、言語の壁や決済手段の違い、さらには各国固有の法規制、税務処理、物流システムなど、多くの障壁が存在しています。これらの課題により、多くの事業者がスムーズな海外展開を実現できていないのが現状です。
コマースメディア株式会社はこれまで、国内EC事業者に対してShopifyをはじめとするECサイトの構築から運営までの包括的なサポートや、各種コンサルティングなど、EC事業に必要な多様なサービスを提供してきました。また、海外市場への展開を目指す事業者に対しても、海外運営に必要なバックエンド整備や各国のローカライズ対応など、海外進出に向けた支援を行ってきたとのことです。
今回のGlobal-e社とのパートナーシップ締結により、より多くの日本の事業者がスムーズに海外市場へ進出できるよう、サポート体制をさらに強化していくことになります。この提携を機に、コマースメディア株式会社は海外EC市場向けの運営代行サービスも新たに開始するとのことです。現地市場に適した運営体制の整備から、多言語対応のカスタマーサポート、受注業務の代行、さらには販売後の市場分析の実施まで、幅広いサービスを提供することで、事業者の海外市場での成長を加速させる支援を行っていくとされています。
提携の内容
本パートナーシップにより、コマースメディア株式会社のサービスを利用する事業者に対して、以下のようなグローバルECサポートが提供されるとのことです。
- Global-eのソリューション提供:多言語対応、現地通貨決済、税金・関税計算などの包括的な越境EC機能を活用できるようになります。これにより、各国の消費者に合わせた購買体験を提供することが可能になります。
- 海外向けECストア構築:Shopifyを活用した海外市場向けのストア構築と、効率的な海外運営体制の整備をサポートします。各国の商習慣やニーズに合わせたECサイトの構築が実現します。
- 海外運営代行サービス:多言語展開が必要なストア運営や、受注業務およびカスタマーサポートの代行サービスを提供します。言語の壁を越えた顧客対応が可能になります。
- 物流・配送支援:海外出荷における物流・配送スキームの構築をサポートします。各国の配送事情に合わせた最適な出荷体制を整えることができます。
- 市場分析:データを活用した販売後のターゲット市場の販売分析を実施します。売上データや顧客行動の分析により、戦略の最適化が可能になります。
このパートナーシップを通じて、日本のEC事業者がよりスムーズに海外市場へ進出できる環境を構築し、EC市場のさらなる発展に貢献していくことを目指しているとのことです。今後もGlobal-e社との連携を強化し、EC事業者のグローバル展開を多角的に支援していく方針だと発表されています。
コマースメディア株式会社 代表 井澤氏のコメント
コマースメディア株式会社の代表取締役である井澤孝宏氏は、今回のパートナーシップについて次のようにコメントしています。
「EC市場がグローバルに拡大する中で、事業者が海外市場で安定して成長するためには、販売だけでなく、物流・決済・税務などのバックオフィス業務をシームレスに統合することが不可欠です。Global-e社が提供するソリューションは、越境ECに取り組む企業が直面するこうした課題を解決し、スムーズな海外展開を可能にする強力なパートナーです。」
さらに井澤氏は「当社は、ECサイト構築・運営支援を通じて多くの事業者様と伴走してきました。今回のGlobal-e社とのパートナーシップを通じて、より多くの企業が海外市場へ挑戦できる環境を整え、ビジネスの可能性を広げるお手伝いができることを嬉しく思います。」と述べています。
Global-e Japan株式会社 代表取締役 ラン・アルモグ氏のコメント
Global-e Japan株式会社の代表取締役であるラン・アルモグ氏からは、次のようなコメントが寄せられています。
「私たちはコマースメディア社との提携を大変嬉しく思います。このパートナーシップは、日本ブランド向けのグローバルeコマースソリューション展開を強化するための画期的な一歩です。」
アルモグ氏はさらに「Global-eのソリューションと市場での経験に、コマースメディア社の革新的なデジタル戦略を組み合わせることで、日本企業がより簡単かつ効率的にグローバル展開を図り、成長を促進し、世界中の消費者にシームレスなショッピング体験を提供できるよう支援していきます。」と付け加えています。
この両社のパートナーシップにより、日本のEC事業者は世界市場へのアクセスがより容易になり、グローバルな顧客基盤の拡大が期待できます。越境ECにおける多くの課題が解決され、スムーズな海外展開が可能になることで、日本企業の国際競争力強化につながるでしょう。
越境ECの課題と解決策
越境ECを展開する際に事業者が直面する主な課題として、言語対応、現地通貨での決済対応、各国の税制や関税への対応、国際物流、現地の法規制対応などが挙げられます。これらの課題に個別に対応するには膨大なリソースと専門知識が必要となります。
Global-e社のプラットフォームは、これらの課題を一元的に解決するソリューションを提供しており、コマースメディア株式会社の海外EC運営ノウハウと組み合わせることで、日本企業の海外進出における障壁を大幅に低減することが可能になります。
特に、多言語・多通貨対応や現地の税制・法規制への自動対応は、海外展開を検討する事業者にとって大きなメリットとなります。また、国際配送の最適化や現地のマーケティング戦略立案など、販売後のサポートも充実しており、持続的な海外事業の成長をサポートする体制が整っています。
海外EC市場の現状と展望
グローバルEC市場は年々拡大を続けており、特にアジア太平洋地域や北米、欧州などの市場は高い成長率を示しています。コロナ禍を経て、オンラインショッピングの普及率はさらに高まり、国境を越えた商品購入への抵抗感も低下しています。
日本の製品は品質の高さや独自性から海外でも高い評価を受けており、適切な越境ECの仕組みを整えることで、大きな成長機会を捉えることができます。特に、化粧品、アパレル、食品、電子機器などのカテゴリーでは、海外からの需要が高まっています。
今回のパートナーシップにより、こうした成長市場へのアクセスがより容易になり、日本企業のグローバル展開が加速することが期待されます。両社の強みを生かした総合的なサポート体制により、越境ECにおける様々な障壁を克服し、海外市場での持続的な成長を実現することができるでしょう。
コマースメディア株式会社 会社概要
社名 コマースメディア株式会社
代表者 代表取締役 井澤 孝宏
設立 2016年5月
本社所在地 東京都豊島区南大塚3丁目44-11
福岡支店 福岡県福岡市中央区天神4丁目4-11
出典元:コマースメディア株式会社 プレスリリース