
株式会社クロス・マーケティングが、全国20歳~69歳の男女を対象とした「日本茶に関する調査(2025年)」の結果を発表しました。新茶の収穫時期を迎え、この調査では「日本茶の飲み方」「普段飲む日本茶の種類」「茶葉やティーバッグを購入する際の重視ポイントやこだわり」「日本茶を飲むシーンや、日本茶について思うこと」などについて詳細な分析が行われています。
調査によりますと、日本茶の飲み方は「ペットボトルのお茶」が最も多く、日本茶を「好き」と答えた人は82.0%に上ることが明らかになりました。
この記事の目次
調査概要
調査項目
今回の調査では、以下の項目について質問が行われました。
- 属性設問
- 日本茶の飲み方
- 普段飲む日本茶の種類
- 日本茶は好きか
- 茶葉やティーバッグを購入する際の重視ポイントやこだわり
- 日本茶を飲むシーンや、日本茶について思うこと
調査条件
本調査は、株式会社クロス・マーケティングによって以下の要領で実施されました。
- 調査手法:インターネットリサーチ(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
- 調査地域:全国47都道府県
- 調査対象:20~69歳の男女
- 調査期間:2025年4月25日(金)~27日(日)
- 有効回答数:本調査1,100サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
調査結果
日本茶の飲み方は、「ペットボトルのお茶」が42.7%と最多
調査結果によりますと、日本茶の飲み方は「ペットボトルのお茶」が42.7%で最も多く、次いで「ティーバッグを使う」が33.8%となっています。年代別に見ますと、「急須や茶漉しで、茶葉から淹れる」方法は60代で43.2%と顕著に高い傾向があり、対照的に20代では最も低い割合となっています。この結果から、若年層と高齢層での日本茶の飲み方に大きな違いがあることがわかります。

普段飲む日本茶の種類は、「緑茶(煎茶)」が70.4%で圧倒的多数
普段飲む日本茶の種類について尋ねたところ、「緑茶(煎茶)」が70.4%と圧倒的に多く、「麦茶」「ほうじ茶」がそれぞれ3~4割台で続いています。「緑茶(煎茶)」は年代が高くなるほど飲まれる傾向があり、一方で「緑茶(玉露)」は比較的若い20~30代でやや高い傾向が見られました。このことから、年代によって好まれる日本茶の種類に違いがあることが示されています。

日本茶が好きな人は82.0%、年代が上がるほど「好き」の割合が増加
調査では、日本茶が好きかどうかについても質問が行われました。その結果、全体の82.0%が日本茶を「好き」と回答し、そのうち「とても好き」と答えた人は39.5%に達しています。年代別の分析では、年代が高くなるほど「好き」の割合が高くなる傾向が見られますが、20代でも73.6%が「好き」と回答しており、若年層においても日本茶の人気は高いことがわかります。

茶葉やティーバッグ購入時の重視ポイントは「定番でいつも買っている銘柄」が最多
茶葉やティーバッグを購入する際に重視するポイントについては、「定番でいつも買っている銘柄」が42.3%でトップとなりました。これに続いて「お得な容量大きめタイプ」「少量で高くてもおいしいもの」が上位にランクインしています。年代別の特徴としては、20代では「パッケージにチャックがついている」という実用的な面を、60代では「有名なお茶どころ(産地)」という品質や伝統に関わる面を他の年代に比べて重視している傾向が見られました。

日本茶を飲むシーンや思うことは「健康面」と「汎用性」が高評価
日本茶を飲むシーンや日本茶について思うことに関する質問では、「カテキンがとれて体にいい」「食事の時にお茶はかかせない」「甘くないのでいろいろな時に飲める」がトップ3を占めました。これらの結果から、日本茶は健康面での効果と、様々な場面で飲用できる汎用性の高さが特に評価されていることがわかります。

株式会社クロス・マーケティング 会社概要
- 会社名:株式会社クロス・マーケティング
- 所在地:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー24F
- 設立:2003年4月1日
- 代表者:代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹
- 事業内容:マーケティングリサーチ事業、マーケティング・リサーチに関わるコンサルテーション
出典元: 株式会社クロス・マーケティング プレスリリース