
EC運用プラットフォーム「EC物流お任せくん」を展開する総合物流企業SBSグループの持ち株会社であるSBSホールディングス株式会社(代表取締役社長:鎌田正彦、本社:東京都新宿区)および、同グループにて運営代行・フルフィルメントをワンストップで提供するマーケティングパートナー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:権田真司)が、顧客のEC構築におけるカバー範囲の拡大と立ち上げのスピード化を目的に、株式会社ecbeing(イーシービーイング 本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:林雅也)と業務提携したことを発表しました。
この業務提携により、ECサイト構築から物流・運営に至るまでの包括的なサポート体制が確立され、新規参入企業からリニューアルを求める既存事業者まで、幅広いニーズに対応することが可能となります。特にメーカーなど新規参入企業にとっては、サービス構築から業務実行までトータルサポートが実現します。
■業務提携の背景 ―EC事業の「攻守」をそろえて大手企業でも安心―
近年、EC市場は急速な成長と進化を遂げており、新規でのECサイト立ち上げはもちろん、より高度なサービス提供を目指したECサイトのリニューアル需要も高まっています。特に注目すべき点として、従来は商品供給元だったメーカーがEC事業に新規参入するケースが増加しており、サービスの構築から業務の実行までを一貫してサポートできるパートナーの存在が求められています。
このような市場環境において、ecbeing社は中堅・大手企業向けのEC構築プラットフォーム「ecbeing」を提供しています。国産カートならではの信頼性と堅固なセキュリティ、日本の商習慣に適合した機能性が高く評価され、「ecbeing」は導入実績1,600件以上を誇り、16年連続でシェアNo.1を維持しています。※1※2
同社はサイト構築にとどまらず、構築後のサイト運営や分析・提案などを通じて、クライアントの売上向上に貢献しています。
※1富士キメラ総研の過去の調査結果を基にecbeing社にて推定
※2出典:富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2024 年版」 EC サイト構築(カスタマイズ型/SaaS)市場占有率、2023年度実績
一方、SBSホールディングス社およびマーケティングパートナー社を含むSBSグループは、総合物流企業グループとして活動しています。生産系や販売系の各専門業界のBtoB物流で培ったノウハウと、大規模拠点開発・運用能力、ITとLT(ロジスティクステクノロジー)への投資と研究開発力、自社ラストワンマイル網の構築を基盤として、ECプラットフォームサービス「EC物流お任せくん」を展開しています。EC物流だけでなく、カスタマーサポートや商品登録など、日常的なサイト運用業務もカバーし、スタートアップから大規模企業まで、様々なクライアントの物流戦略の実現や改善に貢献してきました。
今回の業務提携では、ECの売上向上に寄与するサイト構築や販促企画に強みを持つ「攻め」のecbeing社と、利益確保や顧客満足度向上に貢献するフルフィルメント分野で強みを発揮する「守り」のSBSグループが連携することにより、より強固な体制を構築することが可能になります。EC事業のほぼ全領域をカバーすることで、よりスムーズに、よりスピーディーにECサイトの立ち上げをサポートすることができるようになります。
■業務提携による具体的な取り組み
今回の業務提携を通じて、以下のような取り組みを実現していきます。
1. ECと既存通販チャネルの統合支援
ECと従来の販売チャネルを円滑に融合し、統合したオムニチャネル戦略の立ち上げから運用までを総合的にサポートします。
2. 「ecbeing」の技術力とノウハウの活用
EC構築プラットフォーム「ecbeing」の技術力と、デジタルマーケティングのノウハウを活用し、メーカーの通販事業の成功を支援します。
3. フルフィルメントの強化
SBSグループおよびマーケティングパートナー社の豊富なバックヤード業務やフルフィルメントのノウハウを活かし、メーカーが直面する物流や運営課題を解決します。
4. デジタル人材の育成
業界の未来を支えるデジタル人材の育成を推進し、継続的な成長を支える仕組みを構築します。
■ECサイト構築プラットフォーム『ecbeing』について
ECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」は、1999年のサービス販売開始以来、大手や中堅企業を中心に1,600サイト以上の導入実績を持つECのプラットフォームシステムで、国内トップシェアを誇るEビジネスの総合ソリューション※1です。
ecbeingは業種や業態を問わず、EC戦略立案から、ECサイト構築、デジタルマーケティング・デザイン支援、EC専用クラウドインフラ・セキュリティまでをワンストップで提供することが可能です。
単にECを構築するだけでなく、顧客ロイヤルティを高める「ファンマーケティング」、魅力的なコンテンツを発信する「メディアコマース」、会員データを活用した店舗連携やアプリなど複数の接点で最適な購買体験を提供する「オムニチャネル」など、顧客のEビジネスに合わせた多様なサービスを提供しています。
また、最新のニーズに対応するために自社開発されたMA・CMS・CRM・レビュー・SNS連携・動画・店舗予約・アプリなどの自動バージョンアップする「マイクロサービス」も幅広く用意されています。
これらのサービスは、開発650名、マーケティング300名の体制によって支えられており、EC事業者への包括的なサポートを実現しています。
※1:出典:富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2024 年版」 EC サイト構築(カスタマイズ型/SaaS)市場占有率、2023年度実績
【参考情報】
本記事はSBSホールディングス株式会社のプレスリリースを基に作成しています。