「ココロとカラダの健康」への貢献を目指す味の素AGF株式会社(代表取締役社長:島本 憲仁)が、一人ひとりの嗜好や気持ちに合わせて異なる商品を届けるサービス「COE(声)モデル」を利用した、D2C専用オンラインストア「AGF®MALL」を2025年4月25日(金)より本格スタートしました。このサービスは個々のユーザーのココロに寄り添い、つながりを育むことを目指しています。
第1弾として、多様化する働き方の中でテレワーク中の仕事と休憩のON/OFF切り替えに着目したテレワーカー向けサービス「ココロヒトイキ®」も同日より展開されており、今後も一人ひとりに寄り添う新サービスを順次展開していく予定です。
※Direct to Consumerの略。製造者が生活者に直接販売をするビジネスです。
この記事の目次
COE(声)モデルとは
味の素AGF株式会社が新たに提唱する「COE(声)モデル」は、同社が大切にする3つの要素から名付けられたD2Cサービスの総称です。具体的には「一人ひとり(One to one)のユーザーのココロ(Cocoro)に寄り添うことで、味の素AGF株式会社とユーザーの間につながり(縁=En)を育んでいく」という考え方の頭文字を取ったものとなっています。
このモデルでは、商品提供にとどまらず、デジタル技術を活用したコミュニケーションなどの体験をユーザーに提供することに重点を置いています。また、ユーザーの小さな声に耳を傾け、将来大きな需要になる可能性を秘めたアイデアを見出し、サステナブルな成長へとつなげていくことを目指しているのが特徴です。

「AGF®MALL」コンセプト
「AGF®MALL」は、「あなたの気持ちに寄り添うサービスで、こころに新たなゆとりを」をコンセプトに掲げるAGF®のオンラインストアです。このプラットフォームでは、ユーザー一人ひとりに合わせたカスタマイズされた体験を提供することを目指しています。
同サービスの特徴は、個々のユーザーに寄り添った様々なサービスを通じて、心が前向きになるような心地よい時間を提供することにあります。ユーザーの嗜好や気分に合わせて最適な商品を提案することで、日常生活に新たな価値をもたらすことを目標としています。
味の素AGF株式会社は、この「AGF®MALL」を通じて、従来の製品販売の枠を超え、ユーザー一人ひとりとの深い関係性を構築していくことを目指しています。こうした取り組みにより、より豊かな生活体験をサポートするブランドとしての地位を確立していく方針です。
「AGF®MALL」サービスの特徴と意義
「AGF®MALL」は単なるオンラインショッピングサイトではなく、ユーザーとの対話を通じて進化していくプラットフォームとして位置づけられています。従来の飲料メーカーのECサイトとは一線を画し、ユーザーの声や反応を積極的に取り入れながらサービス内容を拡充していく点が大きな特徴です。
このようなD2C型のビジネスモデルを採用することにより、味の素AGF株式会社は製品開発からマーケティング、販売までの一連のプロセスをより効率的かつ効果的に展開することが可能になります。また、直接ユーザーと接点を持つことで、市場のニーズや変化をリアルタイムで捉え、迅速に対応することもできるようになります。
さらに、「AGF®MALL」は単に商品を販売するだけでなく、ユーザーの日常生活における様々な瞬間に寄り添い、その質を高めることを目指しています。例えば、朝の目覚めの一杯のコーヒーから、仕事の合間のリフレッシュタイム、夜のリラックスタイムまで、一日のさまざまなシーンに合わせた提案を行うことで、ユーザーの生活に溶け込むブランドとしての存在感を高めていくことが期待されています。
「ココロヒトイキ®」サービスの詳細
「ココロヒトイキ®」は、テレワークが普及する現代社会で増加している「仕事と休憩の境界が曖昧になる」という課題に対応するために開発されたサービスです。自宅やカフェなど様々な場所で働く現代のワーカーにとって、適切な休息を取ることの重要性は高まっています。このサービスは、そうした状況において効果的なリフレッシュ方法を提案し、メンタルヘルスの向上をサポートすることを目的としています。
具体的には、短時間で効果的にリフレッシュできる飲料の提案や、休憩時間の過ごし方のアドバイスなど、テレワーカーの日常に役立つコンテンツが提供されています。また、これらのサービスはユーザーのフィードバックを反映させながら継続的に改善され、より効果的なソリューションとして進化していくことが期待されています。
「ココロヒトイキ®」は、単に商品を販売するだけでなく、ユーザーの生活習慣や働き方の質を向上させるという価値提供を目指しており、これは味の素AGF株式会社が掲げる「ココロとカラダの健康」への貢献という理念にも合致するものです。今後は、テレワーカーだけでなく、様々なライフスタイルを持つユーザーに対しても、それぞれのニーズに合ったサービスが展開されていくことが予想されます。

味の素AGF株式会社の企業理念と今回の取り組みの関連性
味の素AGF株式会社は創業以来、「ココロとカラダの健康」に貢献することを企業理念として掲げ、飲料を通じて人々の生活に豊かさをもたらすことを目指してきました。今回の「AGF®MALL」と「COE(声)モデル」の展開は、この理念をデジタル時代に適応させた新たな取り組みとして位置づけられています。
特に注目すべきは、「一人ひとりのユーザーに寄り添う」という考え方です。大量生産・大量消費の時代から、個々のニーズや価値観を尊重する時代へと移行する中で、企業とユーザーの関係性も変化しています。味の素AGF株式会社は、この変化を積極的に受け入れ、ユーザー一人ひとりとの対話を通じて成長していくビジネスモデルを構築することで、持続可能な発展を目指しています。
また、「小さな声に耳を傾け、未来に向けたサステナブルな成長につなげる」という姿勢は、社会全体の持続可能性を重視する現代の価値観とも合致しています。ユーザーの声を活かした商品開発やサービス改善は、資源の効率的な活用や無駄の削減にもつながり、環境面での貢献も期待できます。
D2Cビジネスモデルの可能性と今後の展望
D2C(Direct to Consumer)ビジネスモデルは、製造業者が小売業者を介さずに直接消費者に商品を販売する形態であり、近年急速に注目を集めています。このモデルの最大の利点は、消費者との直接的な関係構築が可能になることで、より深いブランドロイヤルティを育むことができる点です。
味の素AGF株式会社が今回展開する「AGF®MALL」も、このD2Cの利点を最大限に活かしたプラットフォームとなっています。直接ユーザーとコミュニケーションを取ることで、ニーズや嗜好をより正確に把握し、それに基づいた商品開発やサービス改善を行うことができます。また、中間マージンが削減されることによるコスト効率の向上や、販売データの直接取得による精度の高いマーケティングも可能になります。
飲料業界においても、消費者の嗜好がますます多様化する中で、従来の大量生産・大量販売モデルだけでは対応しきれないニッチな需要が増えています。「COE(声)モデル」を通じたユーザーとの直接対話は、こうした多様なニーズを把握し、それに応える商品やサービスを開発するための重要な手段となります。
さらに、デジタル技術の進化により、ユーザー一人ひとりの嗜好や購買履歴に基づいたパーソナライズされた提案が可能になってきています。「AGF®MALL」では、こうした技術を活用することで、ユーザーそれぞれに最適な商品やサービスを提案し、満足度の高い購買体験を提供することを目指しています。
味の素AGF株式会社は今後、「AGF®MALL」を通じて収集したユーザーの声や購買データを分析し、新商品開発や既存商品の改良に活かしていくことで、より多くのユーザーに支持されるブランドとしての地位を確立していくでしょう。また、「ココロヒトイキ®」に続く新たなサービスの展開により、飲料メーカーとしての枠を超えた価値提供を実現していくことが期待されます。
出典元:味の素AGF株式会社 プレスリリース