CARTA HOLDINGS、グループ3社を統合し「CARTA ZERO」として2025年7月に始動へ - デジタルマーケティング領域の統合ソリューション強化
株式会社CARTA HOLDINGSは、デジタルマーケティング領域における統合的なソリューション提供を強化するため、グループ内の3社を統合し、新会社「CARTA ZERO」として2025年7月1日より始動することを発表しました。この統合により、リソースの柔軟な配分による機動性向上や生産性の強化を図り、持続的な成長を目指すとしています。
統合の詳細
東証プライム市場に上場する株式会社CARTA HOLDINGS（証券コード：3688、本社：東京都港区、代表取締役社長執行役員：宇佐美 進典）は、グループの強みを結集した新たな取り組みとして、2025年7月1日を効力発生日として、株式会社CARTA COMMUNICATIONS（CCI）、株式会社CARTA MARKETING FIRM、株式会社Barrizの３社を統合し、株式会社CARTA ZERO（カルタゼロ）として新たなスタートを切ることを決定したことを発表しました。
同社によると、この統合は、デジタルマーケティング領域においてより統合的なソリューションを提供するための戦略的な動きとなります。CARTA ZEROは、3社それぞれが持つ強みや専門性を一つに結集することで、より効率的なリソース配分を実現し、事業の機動性や生産性を向上させることを目的としています。
また、各社のサービスや機能を強化することで、顧客により包括的で価値の高いソリューションを提供し、デジタルマーケティング市場における持続的な成長を目指していくとのことです。
CARTA ZERO 合併会社の概要
新会社「CARTA ZERO」の詳細は以下の通り：
- 会社名称：株式会社CARTA ZERO（読み方：カルタゼロ）
- 本社所在地：東京都港区虎ノ門二丁目6番1号 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー36階
- 資本金：20百万円
- 事業内容：デジタルマーケティング支援事業
経営体制
CARTA ZEROの役員体制は以下の通りとなる：
- 代表取締役CEO：宇佐美 進典（経営全般担当）
- 取締役COO：西園 正志（事業担当）
※事業領域を担当し、業務執行を通じて事業成長を推進 - 取締役：梶原 理加（広報・マーケティング担当）
※広報・マーケティング領域を担当し、コーポレートブランドの向上を図る - 取締役：永岡 英則
- 監査役：伊地知 万夕
この新体制により、意思決定の迅速化とともに、各役員が持つ専門性を活かした経営が期待されています。特に、事業領域を担当する西園COOと広報・マーケティング領域を担当する梶原取締役の連携により、事業拡大とブランド価値向上の両面での成長が図られる見込みです。
統合の背景と目的
今回の3社統合の背景には、急速に変化するデジタルマーケティング市場において、より総合的なソリューションを提供する必要性があると考えられます。それぞれの会社が持つ専門性やリソースを一つに集約することで、以下のような効果が期待されています。
- リソースの最適配分：3社のリソースを柔軟に配分することで、プロジェクトの効率化や機動性の向上が図れる
- 生産性の向上：重複する機能やプロセスを統合することで、全体としての生産性が向上する
- サービス・機能の強化：各社の強みを組み合わせることで、より包括的かつ高品質なサービス提供が可能になる
- 統合ソリューションの提供：クライアントに対して、より一貫性のある統合されたソリューションを提供できるようになる
これらの取り組みにより、CARTA ZEROは市場における競争力を高め、持続的な事業成長を実現することを目指しています。
今後の展望
CARTA ZEROの設立は、CARTA HOLDINGSグループにとって重要な戦略的一歩となります。統合により生まれるシナジー効果を最大限に活用し、デジタルマーケティング領域におけるリーディングカンパニーとしての地位を確立することが期待されています。
特に注目すべき点は、3社の強みを結集することで実現する「統合的なソリューション」の提供です。これにより、クライアント企業のデジタルマーケティング活動をより包括的にサポートすることが可能となり、市場における差別化要因となることが予想されます。
また、組織統合によるリソースの効率的な活用は、新たなサービス開発や技術革新にも寄与すると見られています。デジタルマーケティング市場は技術の進化とともに急速に変化しており、このような組織改革を通じて環境変化に柔軟に対応できる体制を整えることは、長期的な競争力維持のためにも重要な取り組みと言えるでしょう。
デジタルマーケティング市場の動向
近年、デジタルマーケティング市場はAIやデータ分析技術の進化により大きく変化しています。特に、顧客体験の最適化やパーソナライゼーションの重要性が高まる中、より統合的なアプローチが求められるようになっています。
このような市場環境において、CARTA ZEROの誕生は時宜を得た動きと言えるだろう。3社の統合により、データ活用能力の向上、クリエイティブ制作からマーケティング施策の実行、効果測定に至るまでの一貫したサービス提供が可能となります。
また、主要株主である電通グループとの連携も、CARTA ZERO今後の事業展開において重要な要素となると考えられます。大手広告会社のネットワークとデジタルマーケティングの専門性を組み合わせることで、より幅広い顧客層へのアプローチが期待されます。
CARTA ZEROの成功は、日本のデジタルマーケティング業界全体の発展にも貢献する可能性があり、今後の動向が注目されます。
まとめ
CARTA HOLDINGSは、グループ内3社（CARTA COMMUNICATIONS、CARTA MARKETING FIRM、Barriz）を統合し、2025年7月1日より株式会社CARTA ZEROとして新たな事業展開を開始します。この統合により、リソースの最適配分、生産性向上、サービス・機能強化、統合ソリューション提供などの効果が期待されています。
代表取締役CEOには宇佐美進典氏が就任し、経営全般を担当。西園正志氏がCOOとして事業領域を、梶原理加氏が取締役として広報・マーケティング領域を担当するなど、明確な役割分担による経営体制が構築されます。
デジタルマーケティング市場の急速な変化に対応し、より統合的なソリューションを提供することで、CARTA ZEROは持続的な成長を目指していくとのこと。業界内の競争が激化する中、この組織再編がどのような成果をもたらすか、今後の展開が注目されます。
出典元：株式会社CARTA HOLDINGS プレスリリース
