越境ECおよび日本のコンテンツの海外展開を手がけるBeeCruise株式会社(以下「BeeCruise」)が、特に人気の高いトレーディングカードについての「越境EC×トレーディングカードレポート」を公開しました。
このレポートでは、日本製のトレーディングカードの購入動向や市場状況、成功した越境ECの販売事例が詳細に紹介されています。本記事では、レポートのなかから人気ブランドのランキングなど、いくつかの重要な情報をピックアップして紹介します。
BeeCruiseは、国内のEC事業者が海外市場に進出するための越境EC化支援や国際的なマーケットプレイスへの出店支援を通じて、さまざまな方法で海外での販売チャンネル拡大をサポートしています。
近年、日本のトレーディングカードに対する人気が高まる中で、海外進出を考えるトレーディングカード販売業者からBeeCruiseへの問い合わせが増加しています。このニーズに応える形で、「越境EC×トレーディングカードレポート」が発表されました。
レポートでは、海外のトレーディングカード市場に関する解説や人気ブランド、海外利用者の傾向などが詳しく述べられています。
この記事の目次
トレーディングカードの需要は「投資・コレクション」から「楽しみ」へと変化
海外でのトレーディングカードの購入には高額なレアカードのイメージがありますが、Buyeeを利用してトレーディングカードを購入する際には、高価なカードだけでなく手頃な価格のカードも多く取引されています。最近では、投資やコレクション目的に加え、個人の楽しみとして購入する人が増えていることもわかります。
購入者層の67%は男性
トレーディングカードの購入者を分析したところ、男性が67%、女性が33%という割合となりました。男性の購入者が多い一方で、女性購入者の中ではアニメとのコラボ商品や、K-POP関連の商品としてのトレーディングカードが人気を集めています。
人気トレーディングカードブランドTOP10
越境ECにおけるトレーディングカード人気ブランドのランキングは以下の通りです。遊戯王やポケモンカードゲームがトップに位置し、その後にはワンピースやドラゴンボールが迫っています。さらに、ヴァイスシュバルツやユニオンアリーナなどのアニメやゲームとのコラボレーションカードゲームも人気を得ています。

高価格カードブランド×キャラクターランキング
こちらは、購入時の平均金額が高かったブランドとキャラクターのランキングです。人気コンテンツやキャラクターに加えて、特別版やサイン入り商品、他のカードとのまとめ売りアイテムが高額で取引される傾向があります。

K-POP市場はトレーディングカードでも勢いを増す
トレーディングカード市場においては、これまで主流だったスポーツカードに加えて、K-POPのトレーディングカードが注目されてきています。これらはアーティストのグッズとしてだけでなく、特典カードなども盛んに取引されています。特にStrayKids、BTS、ATEEZがK-POP市場の中心として位置しています。
出典元:BeeCruise株式会社 プレスリリース